~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

2019のGW、雨の藤お花見。CNNが大絶賛した人気の藤スポット、あしかがフラワーパークへ

、そして桃の花。花見山枝垂桜、チューリップ…と来ると。

花好きが次に目指すのは、満開の藤でしょう!

 

ということで、4月に入ってから、咲き具合を秘かにチェックしていた「あしかがフラワーパーク」の藤の花。ちょうどGW突入の4月27日頃、ついに満開との情報を得て、これは行かねば!と。平成最後の日となる4月30日に、栃木への日帰りドライブ藤花見を決行しました。

 

でもですね…天気予報は雨。そしてドライブスタートの時点で、横浜も雨。

本当はお花見は晴天がいいに決まっているけれど、いやいや、雨は雨の楽しみがあるから、だいじょうぶなんです♪

 

気になる渋滞は、東北道の一部に20キロの渋滞が発生しているとのことだったので、空いている常磐道を選択。かなり遠回りにはなるけど、1時間も動かないより、運転している1時間のほうがいいよね!と。途中、友部SAでランチをとるなどして、のんびりドライブで足利へ向かいました。常磐道はスイスイでした。

 

午後3時にフラワーパークに到着。普通に考えると遅い時間帯だけど、今日は夜のライトアップも見るので、このくらいでちょうどいいのです。昼の部の入場料1800円を、チラシ持参で100円引きにて支払い、パークへ…。(ちなみに夜の部は17時半からで、入場料は1500円になります。ここは季節や時間帯によって料金が変わる、USJ方式の価格設定であります)

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もうすでに、目の前に綺麗な花たちの姿が~。

奥には見事な藤棚が見えます。

もう、出だしからハイテンションでカメラを構えます。

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雨に濡れるお花ってね、しっとりしていて本当に素敵!撮影も楽しい!

だから、雨でも大丈夫♪なんです。

太陽の陽を浴びて輝く花ももちろん素敵だけど、雫がきらめく様子もたまりません…

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ツツジも満開で、その名も「ツツジの海」なるエリアがありました。

ツツジはカラフルな点も良いし、小さいお花がたくさん密集して咲く様子がまたいい。集合の妙、とでも言いましょうか。

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ツツジを巨大にしたような、シャクヤクも見事でした。これまであまりなじみがない花だったけど、ボウリングの玉なみに大きく丸く咲く様子は見事!

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ジュウガツザクラという白く大きな花を咲かせる木も素晴らしい。お花の色が絶妙。ちょっとグリーンがかった花びらと、つぼみはなぜかピンクで。好きな感じの色合いです。

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珍しいオレンジ系のツツジも美しいですね…

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純白!と呼ぶにふさわしい、真っ白なオオデマリの花。

少し前までは、ライムグリーンの花だったそうです。色が変化するなんて、おもしろい花ですねぇ。

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このように、藤以外の花々もたくさん。さすが、フラワーパークの名を冠する施設です。もう、藤がなくたって大満足…なんですが。やっぱりここの真骨頂は、藤でした。

藤の大木が、もう、けた違いにすごいの!


張り巡らされた藤棚の規模感が半端ないんです。広い。どこまでも続く藤。

 

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いちめんに空から降り注ぐ藤の房…。写真でもその迫力は半分くらいしか伝わらない感じです。先が細くなって、まだ咲いていない白藤のつぼみも可愛いし。

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満開で、ふさふさの紫の藤の花々は、見事の一言です。

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ここの藤の巨木を移植したことは、当時、かなりの偉業だったようです。

「不可能とされた大藤の移植 見事に復活したその驚異的な生命力」

この立て看板にそのことが記されています。

 

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そう、わたしが花々に心惹かれる理由は、こうした古木たちが、年齢を重ねながらも毎年うつくしい花を満開に咲かせる、その強い生命力にあるのだと確信しましたね。この大藤の姿を見て。


先日見てきた郡山の樹齢1000年もの滝桜もそうでしたが、エイジングを重ねつつも美しく咲く大木は、女性にとってほんとうに頼もしい存在!ね、そう思いません?

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園内で人々を魅了している大藤 4本 ( 野田九尺藤 3本、八重黒龍藤 1本 ) と 80m におよぶ白藤のトンネルは、栃木県天然記念物に指定されているんですね。文句なしの納得です。

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どこを歩いても花・花・花で、きれいに手入れされていて、ずーっとウットリしっぱなしです。写真を撮って撮って撮って。楽しくて仕方がありません。見て楽しく、撮って楽しい花♪

園内で私の目じりは下がりっぱなしです…。

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ちなみに、雨は振ったりやんだり。メインで使っているカメラはその名もTough、タフなアウトドア防水仕様なのでガンガンいけます。スマホも新しいiPhoneに代えたばかりで防水仕様だからOK。ただ、望遠用の一眼レフは防水じゃないのでちょっと大変。この3つを持ち変えながら、花の写真を撮っています。

 

 


 

夕方4時半ごろ、突然園内の照明がパッとつきました。早くもライトアップが始まり…

ピンクの藤が可愛さアップしました。

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(素晴らしすぎて動画にてその感動をお伝えしました)

youtu.be

そして、

 

雨で曇った空が少しずつ黒く夜に染まっていくと、ライトアップ効果が次第に高まり、昼とはまた違った顔の藤を演出してくれます。

 

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白藤と闇のハイコントラストがたまりませんね~。

 

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何よりすごいのは、やはり、大藤の藤棚ライトアップです。幻想的とは月並みな表現ですがね、なんというか、自然の花のチカラと、人工的なライトのチカラが一体化して。ひとつの芸術を作り出しているよね。

 

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これが、CNNに認められた、夢の旅行先の一つですよ。ほんとうにすてきで、誇らしい光景です。2014年、CNNが選出した世界の夢の旅行先10か所に、日本で唯一選ばれたって結構かなりすごいことですよね。ここまで圧倒的な美しさと規模のWisteria、アメリカにはないでしょうよ、きっと。

 

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たいへん珍しいのが、八重咲の藤。まるで、たわわに実る葡萄の実です。

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藤棚ならぬ、藤壁(藤垣)のライトアップは、一枚の現代アートのようでした。水に映える一面の藤の壁。

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雨だし肌寒いし、カメラを持つ手も濡れているけれど、それでも藤から離れられない…。もう完全に藤のトリコになって。気づいたらもう夜の7時を回っていました。なんと4時間も花を見ていたよ。どんだけ花好き…と、我ながら今回も呆れています(笑)

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帰りの高速はスイスイ渋滞知らずでした。

駐車場も、チケット売り場からすぐのところに停められたし、雨のおかげで、GWにしてはすいている園内だったかと思います。雨でもこんなに花を楽しめるとは、正直思わなかった…。いちばん見ごろの藤を見に来ることが出来て、本当に幸せです。

 

来年は青空と藤を見に来たいな。

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2019福島県の三春滝桜から日帰り桜ドライブ~地蔵桜・不動桜・雪村桜・合戦場の桜に、この春2度目の花見山へ

郡山駅からレンタカーで朝いちばんに三春の滝桜を目指し、ほぼ午前中いっぱい鑑賞したのち、ナビに次の目的地を入れてひとっ走り。約10分ほどで、西の横綱「地蔵桜」に到着です。

 

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こちらは滝桜に比べたら駐車場もささやかだし人も少ないし、落ち着いて見られます。そして、紅色の濃さがいちだんと深くて、あでやか!

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滝桜の娘?とやらで、子孫の木なんだとか。そう、このあたりには滝桜の子孫がいくつもあるんだそうです。そしてそれぞれが名所になっているんですね。

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地蔵桜のわきに登り口があって、誰も行っていなかったけどせっかくだから登ってみたら、なかなかの絶景でした。まだつぼみの花桃がいっぱい!これ、満開になったら、結構すごい光景よ。

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シュールでダンサブルなかかしもおりました。

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ミツマタの咲く小道や、立派なハクモクレンも見られます。ほんと誰一人登ってこないなんて、もったいないこと…。

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さて続いては、東の大関「不動桜」です。これも10分ほどで着きました。

ここはさらに素朴な雰囲気。車も農道に路駐って感じで止めてます。

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でもこの桜、私は結構気に入りました。やっと、柵なしの桜に巡り合えたから♪

ついに桜の木の下に入って、下から見上げる構図が実現しました!まさに、桜のシャワーを浴びているがごとし…。

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これで青空だったらどんなにキラキラしていたことか…。

帰り際、すこーしだけ、青空がのぞきましたが…。

 

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ここは、出店も地元感満載の素朴な感じで、すごくいい。地元のおばあちゃんが切り盛りしていて、方言が聞こえてきました。あぁ、ここでほうとう食べたかったな。

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続いては本日4か所目となる「雪村桜」へ。

 

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ここは、番付的には東の前頭七なので、そこそこのランクですが、わたし的にはかなり好き。

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雪村庵(せっそんあん)という、

室町時代の画僧「雪村」が晩年、活動の処とした庵にしっとりと咲く、淡い色のしだれ桜です。この桜も樹齢100年を超えているそうで、まぁさすがに1000年桜と比べると華奢ですが、風情あります。

 

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何より、背景に広がる竹林が清々しい。桜と竹のコラボレーションってなかなか貴重かも。庵の裏には、自然石でつくられた雪村のお墓もあります。ここの印象は、とにかく静寂。風の音しか聞こえない。静けさを好むひとだったんでしょうね、雪村さんは。こころ静かに桜を愛でる、なんて素敵な癒しのひとときでしょう…。

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ここまで枝垂桜の大木を4本見てきたことで、わたしは結構満足し、郡山近辺を出て福島市へ向かうことに。目的地は、2週間前に訪れて超・超・超感動した桃源郷・花見山公園です。

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その後の花の様子の変化を、せっかくここまで来たのだから見てみたくて。道路もすいているので、枝垂桜エリアからは軽く40分ちょっとのドライブで到着しました。

 

と、今回はマイカー利用なので、前回のように駅前からのシャトルバスとは違うアクセスとなります。公園からだいぶ手前にある「親水公園」に設けられたマイカー用駐車場に車を停め、500円を払ってシャトルバスに乗ります。20分おきに出ていて、所要10分ほど。私は14時20分のに乗りました。もう午後だから、乗る人も少ないです。

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さて2週間ぶりの花見山は、相変わらず大型の観光バスが何台も停まっていて。人気です。

 

まず目に入るのは、菜の花の手前にあった、ボケの畑。前回はほとんどがつぼみでしたが、いまは真っ赤な花が満開です!赤の時代が来たね、って感じです。

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山の中腹に咲く桜の様子はというと、前回が満開だったのかな。今はちょっと落ち着いた感じがあります。それでもさすが花見山、やっぱり見事ですね~

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そして、期待していたソメイヨシノ(前回はまだまだなつぼみだった)は、もう散り行く状態で。これはちょっと時機を逸しました。先週くらいが見ごろだったとのことです。

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素晴らしかったのは、花見山入り口の小さな枝垂桜。実に可愛いフレッシュなピンク色の花が、わさわさと満開でした。古木の桜と比べると、なんとなく色味が若いというか、可愛いのは気のせい?

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入り口の庭の巨大な灯篭の周りに咲く枝垂桜も見事です。前回は、椿の満開ぶりに目を見張りましたが、いまは完全に枝垂桜の独壇場ですな。

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登っていく途中は、前回ほど華やいだ感じはなくて。それはたぶん、トウカイザクラがもう散ってしまったからでしょう。

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沿道を囲むように咲いていたトウカイザクラ、あの桜のトンネルはもう今はありません。そして、前回非常に感動して動画にも収めた(感動レポート付き・(笑)パンフレットの表紙スポットも、いまはトウカイザクラがないので、ちょっと地味目に見えました。

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ちなみに、前回(4月上旬)の同じ場所はこんな感じでした。天候も違うので、だいぶ雰囲気が違いますね~。

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トウカイザクラが終わった代わりに、モクレンは白も紫も見事に咲いていました。

 

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そして今のみどころはと言うと、珍しい、黄色っぽいというかグリーンっぽいというか…非常に珍しい色味の桜が2種。

鬱金桜(うこんざくら)」と。

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御衣黄(ぎょいこう)」

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似てるね…。

これはまだ5分咲きだったので、これからが楽しみですね~。

 

こんな風に、花見山では、いつでも何かが咲いていて、何度リピートしても飽きないんです。夏や秋もまた、良いみたいですよ。

 

正直、「山」として見た時の満開ぶりや、華やかさは、2週間前がピークだったかも…と思いますが、今回は今回で、枝垂桜の豪華などを実感できましたしね。

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ぐるっと1時間コースを歩いて、4時のシャトルバスで駐車場に戻りました。ああ、今回も大満足♪

 

さて、次はふたたび枝垂桜を目指します。郡山に戻る途中の二本松市にある銘木、東の大関「合戦場(かっせんば)の桜」であります。

 

ドライブの途中、いやにカラフルな花々が目につき、思わず車を停めて撮影しました。このカラフルさはちょっと珍しい感じ…。何というスポットなんでしょう。まつりののぼりが立っていました。

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こんな風に、普通に車を走らせていても、見事なしだれ桜があったり、桜並木があったりして、とにかく楽しい福島の桜ドライブなのです。

 

いよいよ合戦場の桜ですが、なんとも立派でモダンな碑が印象的です。

 

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全体的にとても美しく整備された広場になっていて、今日見てきたほかの桜とは一味違います。地元がとても力を入れている様子がうかがえます。ライトアップもあるんですね。

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こちらも満開で、枝ぶりも見事。夕暮れの光に透ける様子は、まさにピンクのベール♪

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上の方に登ってみると、この桜は、実は2本が寄り添って立っている夫婦桜なんですね。花番付のひとことコメントには、

「固い絆で、愛を育む相思相愛の桜」という、なんとも素敵なフレーズが…。

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この桜は、「八幡太郎義家と安倍貞任・宗任との合戦場と伝わる地に立つ2本のベニシダレザクラ」で、推定樹齢は170年とのこと。三春の滝桜の孫桜だそうです。滝桜ファミリーの広がり、すごいですなぁ。とても強く優秀な遺伝子をお持ちなのね、滝桜おじいさまは。

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ライトアップまで見届けたい気持ちはやまやまだったけど、今夜のライトアップは滝桜に戻って!と決めていたので。後ろ髪惹かれる思いで夫婦桜を後にしました。うん、ここは来年、夫と一緒にまた来よう!と決意しました。

 

さて、本日最後の目的地は、滝桜のライトアップです。いざ!

日本一の千年枝垂桜!福島県・三春の滝桜2019(昼編)

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ふと家にあった本をパラパラめくっていたら、福島に日本一のしだれ桜があるとの情報が!

 

花木好きの私としては、こここれは見に行かねば!!とすぐに満開リサーチをすると、ちょうど今が満開だと。なにこれ…運命?!まさに今、見ごろなの??

とにかく、今年の満開に間に合うなんて、わたし、超ラッキーだわ!

 

と、すぐにJR東日本のウェブ予約サイト「えきねっと」にログインし、新幹線の予約をする。そしてせっかくだから丸一日使ってさくらドライブしよう!と、今回は臨時バスなどの公共交通機関の利用はやめて、レンタカーを借りることにした。もう前日の予約だったので、いつも利用する楽天レンタカーの安い3000円台のプランは売り切れ…。一番安いのが5600円だったので、それならば、とJRの駅レンタカーを調べると同額であった。それならば、レール&レンタカープランにして、乗車券を2割引きで買うほうが断然お得だわ!と、即決断し、こちらもネット予約。

 

思い立ったが吉日、こうやってすぐにネットで手配できちゃう便利な時代っていいわねぇ。まぁ手配後は、JRのみどりの窓口で発券しなければならないので、ネットだけで完結とまではいかないのが残念なのだけれど。最寄りのみどりの窓口が19時までなので、なんとか間に合い、切符を手にした。

 

こうして準備は整った。

翌朝、6時半ごろ家を出て、新幹線やまびこに乗り、郡山駅に8:55に到着。9:00にはレンタカー窓口で手続きし、ナビをセットして、いざドライブ開始です。窓口にあった「枝垂れ桜 花番付」(すごいよね、番付が出来るほど枝垂桜があるのかい!!)をゲットし、ナビにセットするべき名所番号もゲットし、準備万端。

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ところが天気予報通りに、空模様が怪しい…。午前中は雨の確率が高かったんだよね。だから迷ったんだけど(せっかく行っても大雨の花見はさすがの私もイヤだ)、午後は雨予報はなかったので、エイっと来ちゃった。でも、ワイパー作動状態だよ…。

 

途中、セブンイレブンで雨合羽を調達する。傘は撮影に邪魔だから、雨合羽である。これでいつ雨が本降りになっても大丈夫だ。てか、家から合羽くらい用意してきなさいよ自分…。

 

ドライブ開始から40分ほどで、最初の目的地「滝桜」に到着。10時ちょっと前だけど、すでに駐車場がほとんど満車状態!さすが、東の横綱であります。

 

観覧料300円を支払い、トンネルを抜けると、屋台村のようなエリアがあって、沿道に出店があって。簡易トイレも豊富にあります。そして数分歩くと、見えてきました、堂々たる横綱桜のお姿が。

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どーんと構えた巨大な幹と、年季の入った木肌。これはかなりの老木…そりゃあそうです、天文年間(1532~1554年)に植えられたという説がある一方、正保2年(1645年)にはすでに大木であったと記されているそうで、ということは樹齢はその段階ですでに100年越えとか…?そうなると、もしかしたら樹齢1000年も嘘ではないかも?

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そんなに長い年月の間、毎年毎年、これほどまでにふさふさともりもりと花を咲かせる滝桜。もう、その歴史を思うだけでしびれます。

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【公式パンフレットによる滝桜データ】

所在地:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保地内

種類:エドヒガン系のベニシダレザクラ

大きさ:高さ13.5m、幹回り8.1m、根回り11.3m 

    枝張り 東へ11m、西へ14m 南へ14.5m 北へ5.5m

樹齢:1000年以上と推定されています

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「滝」桜とはよく言ったもので、空高くから降り注ぐような花の下がりっぷりは、まさに滝のごとし。写真で表現するのがほんとうに難しいのです、枝垂れ具合は。伝わるかしら。

 

滝桜の周りはがっちりと柵でガードされているので、木の下に潜り込んで仰ぎ見ることが出来ないのが残念…(昔は柵がなかったとか)

 



木の周り、そして木の上には遊歩道があり、ぐるりと一周して、自分の好きなアングルから撮影できます。私は、上から山を背景に、木を見下ろす感じが気に入りました。

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そして上の方には、これまた見事な桜の木が何本もあって。桜が重ね合わさって、まるで、桜のミルフィーユ状態を堪能できます…。

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日本一のしだれ桜本体の素晴らしさもさることながら、上の方の桜もかなり見ごたえあるので、桜好きならやはり一度は見ておきたいスポットですね!

 

桜見物に疲れたら、桜カフェで甘酒やコーヒーなどを飲みつつ休憩。桜のスイーツや、おにぎり、玄米パンなどもあり、小腹がすいても大丈夫です。

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駐車場に向かう途中、豆を売るお店があり、入ってみたらカラフルな豆がたくさん展示されていて興味深かったです。きれいなグリーンの青豆(ひたし豆)と、ブルーベリーの天然ジュースを買いました。そう、このあたりはブルーベリーの産地なんですって。

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そんなこんなで、かれこれ1時間半ほど過ごしたことになります。1本の桜に1時間半って…

 

いや、でも、そのくらい見ごたえがある桜ってことなんです。駐車場からの徒歩往復時間も考えると、サクっと見るにしても30分は見ておいた方がよさそうです。

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さぁ、次なる目的地は、西の横綱「地蔵桜」です。

ホットクックに続き、今度はヘルシオくんが入院…水のカルキとクエン酸洗浄の重要性

ホットクックに続き、今度はヘルシオくんが入院…水のカルキには要注意!

 

我が家に調理革命を起こしてくれたと言っても過言ではない、SHARPの二大お料理マシン、ホットクックとヘルシオウォーターオーブン。これらのどこが調理革命かと言うと、とにかく、ほったらかしておけば一品完成させてくれちゃう!という点です。

 

ホットクックについてはこのブログでも以前書きました。購入後、ほんとうに毎日毎日動いてない日はないくらいに、大活躍しています。

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一度、コリンによって蓋を壊されて修理に出した後も、元気に稼働してくれています。

 

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主に煮込み系はホットクックちゃんにお任せです。味噌汁やスープなんかも、もう私は鍋で作ってないですね。

 

 

 

そしてヘルシオのオーブンですが、これはオーブンレンジという名の「蒸し器」と呼べるんじゃないか?と思うくらい、スチーム(蒸気)を使った調理が得意です。温度設定も細かく出来るので、勝間和代さんの著書「食事ハック」などで美味しいとされている、「青菜の70度15分蒸し」なんかは本当にびっくりするくら野菜が甘く、美味しく仕上がります。

 

 

それに、オーブンの天板にクッキングシートしいて野菜や肉を適当に敷き詰めてオリーブオイルと塩ふって、かんたん焼きモードなんかでスイッチ入れて放置しておくだけで、おいしいグリル料理が一品出来ちゃう。ホットクックもヘルシオオーブンも、セットして放置するだけで(火加減を気にせず、コンロのそばについている必要なしに)完成するという点が、本当に素晴らしいです。

 

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たらとかぶと長ねぎ

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手羽先とれんこんとごぼう

さて、そんなヘルシオオーブンは、昨年の12月に、それまで愛用していた日立のヘルシーシェフ(これもとってもいいオーブンレンジでした)を手放し(メルカリでお譲りし)、我が家にやってきたのでした。シンプルなレンジ機能は日立に比べると正直ちょっといま一つですが、それ以外は本当に満足で。ヘルシオくんのおかげで、茶わん蒸しが食卓に登場する頻度は上がりましたし、揚げないササミフライやグリルポテトなんて本当に美味しいしヘルシーで、もうやめられません…。

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 前置きが長くなりましたが、そのヘルシオくんの調子が悪くなりまして。

スチーム機能を利用するために、水を入れるタンクがあり、随時そこに注水してスイッチオンするのですが、ある日を境に、「お願い 水を入れてください」というメッセージが頻繁に表示されるようになったのです。水はタンクにばっちり入っているのに!

 

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水の量を替えたりして、何度もやり直してもエラーは消えず。蒸し料理が全然できなくなっちゃいました。ユーザー間で話題になっていた「クエン酸洗浄」というモードも試したのですが、その途中でまた「水を入れてください」になっちゃって、先に進めない…。

 

サポートに電話すると、その翌日にはサービスマンがすぐ駆け付けてくださって、分解して調べてくれました。

 

すると、水を吸い上げるパイプの内部がカルキで詰まっていて、水が吸いあがっていかない状況だと…。カルキですか…。(黄色い囲みのあたり)

 

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まだ買って半年も経っていないんですけど~。私の使い方が悪かったのでしょうか?月1回はクエン酸洗浄もしていたんですけど… とサービスマンに訴えると、水を使う機能の使用頻度によりますからねぇ、とのこと。また、水道水に含まれるカルキの量もお住まいによって違いますからねぇ、と。決して私の使い方が悪かったわけではないと。

 

結果として、ヘルシオくんはサービスセンターに入院することになりました。1週間~2週間で帰ってくるそうですが、うーん、レンジがないのは結構不便だなぁ。(一番困るのは、夕食時に炊いておいたご飯が足りなくなると冷凍ご飯をチンして息子たちに食べさせるんだけど、それができないこと!)

 

ということで、ヘルシオユーザーさんへの教訓。

以下、サービスマンの方に言われたことです。

 

・カルキがパイプに付くのは仕方がない。そしてカルキを分解できるのは「クエン酸」のみ

・だから「クエン酸洗浄」を定期的にやろう

浄水器の水は入れちゃダメ!ミネラルウォーターなどもダメ!水道水のみ入れること。

(水道水以外はカビや雑菌が繁殖しやすいから、とメーカーサイトに書いてありました)

 

クエン酸に尽きる、ということですね。

 

ちなみに、私は今回、1年間のメーカー保証の範囲内だったので修理費用はかからないそうですが、通常ですと約15000円ほどかかるそうです、このエラーの場合。結構な出費ですよね…。

 

クエン酸、大事!

 

福島の桃源郷、花見山でソメイヨシノ”以外”のお花見(4月上旬)

写真家・秋山庄太郎さんの展覧会にたまたま縁があって足を運んだところ、晩年の秋山さんが花の撮影をメインにされていて、しかも福島に桃源郷ありと言って足しげく通われたという素晴らしいお花の名所があることを知りまして。

calorina.hatenablog.com

 

その名も花見山公園!

 

花好きで知らない人はいない、という声が公園内のあちこちから聞こえてきましたし、埼玉在住の(私より花好き度は低いと思われる)わが妹もその存在は知っていたし。今まで知らなかった私は!なんてこと!私としたことが!花好きなのに…

 

と、一瞬思いましたが(笑) 

今回知ることが出来、また、行くことが出来たことは本当に良かったです。行くと決めたら!こういう行動は私、早いです。フリーで動ける週末を調べ、花の咲き具合をTwitterや公式サイトで確認し、さらにはお天気もチェックして。条件がそろった4月上旬に花見山行きを実現させました。

 

 東北新幹線やまびこ号でらくらく東京駅から福島駅へ移動です。自由席ですが、東京駅は始発なので余裕で座れます。なお座席は進行方向左の列、窓際のDがおすすめです。なぜなら、富士山が見えるし、山々の様子も素敵だから♪

 

東京から2時間くらいで着いてしまうので、コーヒー飲んでスマホ見てたらあっという間。仙台駅からバスで移動してきた夫と、福島駅西口で待ち合わせです。荷物が少々多かったので、先に付いた夫に「コインロッカーの場所さがしといて!」と頼んだところ、「コインロッカーより安い手荷物預かりどころがあるから」と言われ、駅の外へ。

 

すると、花見山行きバス乗り場のすぐ隣に、仮設風の荷物預り所がありました。これは便利!1回300円で、有人の預かり所です。

 

そしてバスの列に並びます。私たちは9時過ぎに到着し、始発から2本目、9時半のバスを目指しましたが、すでに結構な行列でビックリ。30分おきに出ていましたが、すごいね、花見山人気…。お隣に座ったご夫婦は、私と同じ新幹線で来た鎌倉の方。こんな風に、首都圏からどんどんお客さんが訪れる場所なんですね。

 

さてバスで15分ほどでしょうか。到着して案内所で園内マップなどをもらい、自販機で水を買って歩き始めます。コンビニとかないよね、と思っていたら当然なかったのですが(笑)自販機は結構たくさんありました。あと、地元の方がプチ屋台みたいな感じで玉こんにゃくとか、だんごなどを道端で売っていたり、そばなどの軽食を出すエリアもありました。一大観光地です。

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歩き始めるともう、目の前に見える山が薄ピンクと黄色に染まっていてきれい!

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菜の花の黄色と、ボケの赤い花が可愛い!

 

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そして見事なしだれ桜が!

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…と、こんな風にすでに写真スポットが満載なので、なかなか先に進めないよ…。

 

山にひときわ白く咲くモクレンの大木が見事でね。そこはすごい人気スポットでした。モクレンの横にある椿の花もきれいなんだけど、遠すぎて映らないな。

 

 

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そしてここはまだ花見山の入り口にも到達していないのであります。びっくり。もうこんなにお花だらけなのに!

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10分ほど進んだでしょうか、ようやく花見山の入り口です。市民ボランティアガイドさんたちが、あちこちに立っています。普通の民家(いや普通よりとても立派だが)のわきみたいなところから入っていくのだけれど、そう、実は花見山って、花き農家の個人の方(阿部さん)が作った花の山なんですね。

 

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実際に花を出荷されているそうで、なるほど、人の目を楽しませてくれつつ、ご商売にもされている。そしてなんと花見山は入場無料!散策路など、すごく整備されていて、ヘンな話、普通に入場料取るようなところよりもしっかりキレイに運営されているのに、無料って…

 

阿部さんのその心意気にまず惚れますね。

 

そんなありがたい気持ちで、山を登っていきます。

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そう、花見山は、山ですから。それなりにプチ登山なんです。ベビーカーや車いすでは、上の方は難しいかなというような、砂利の山道のようなところもあります。とはいえ、整備されているので、お年寄りもどんどん登っていきます。

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途中、いくつも素晴らしいスポットがあります。というか、どこもかしこも花いっぱい!なので、どこだって素敵なの。360度、前も後ろも花・花・花…という、花好きにはたまらない状況が、ずーっと続くわけです。

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もう、幸せ過ぎて倒れそう…

 

この時期、ソメイヨシノはまだ開花していませんでしたが、黄色いレンギョウとか。

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これぞ、サクラのトンネル♪とにかく見事なトウカイザクラ。

 

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ハナモモ。

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そしてカタクリ。(なぜかおばさまたちに人気であった)

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こんなに素晴らしい風景を目にすると、おしゃべりな私は、しゃべらずにいられず。

動画を撮ってみました。私の感激ぶりが伝わるレポートを聞いてみたい方は再生してみてください!(YouTuberデビュー?!しました)

途中から、犬好きモード全開になってますが…

 

 

興奮ぶりがいまでも伝わってくるわ…

わたし、どんだけ花好き?

我ながらあきれるほどに、花が好きみたいです(笑)

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山の中では、美しい鳥のさえずりも聞こえます。その声の主を探すと…ときどき、見つけることが出来ます。なんていう鳥さんかな~。

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そして花見山を下りて、もう一つ行きたいスポットがあったので目指すことに。

それは、行きしなに見かけた不思議な看板。順路、とありつつも、どうやら花見山ではないらしい…。しかも直行90分には、ややひるみますよね~

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すぐにも行きたかったけど、まぁまずは花見山本チャンに行かないとね、ってことでスルーした。そして帰りに寄ってみることにしていたのだ。

 

で、入り口付近だったはずのその看板を探すも、なかなか見つからない。ボランティアの兄さんに聞くも、わからないという。いやいやそんなはずはないよ、看板を行きで見かけたから…と言ってもう少し進んでみると、あった!

兄さんもついてきて、ええ!こんなところが?と驚いていた。えええ、兄さん、知らなかったのかい…。

 

そこは厳密には花見山ではなくて、花見山を見渡せる別の山というわけでした。

しかしそこからの眺めが本当に絶景!

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街と、その向こうの山々と。

 

そして花見山と。

 

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頑張って登ってきた甲斐があったね…と、息をハァハァさせながら、絶景に見とれるのであります。いや、もう、花見山より登りがハードですからこっちは!やはり、90分は嘘ではなかった…。

 

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ちなみに、桃源郷展望台なる場所には、観光地っぽく、こういう鐘もありました。

不思議なほどに、誰も登っていませんでしたが…。

 

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そんなこんなで、昼ご飯を食べる暇もない状態で(というか、おにぎりくらい持っていけば良かった…完全に準備不足)午後の3時のバスまで花見山を堪能しました。本当は午前中で切り上げるくらいのつもりだったのに、いやいやとんでもないです。すんごい見ごたえありますから、じっくり時間とりましょう。お花好きなら、ほんとに、丸一日いたって飽きない場所なのです。

 

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写真家・秋山庄太郎さんに超共感し、花見山へといざなわれる

わたしが写真を撮ることが好きになったのは、まだ入社4年目くらいの20代の若かりし頃。勤務先のテレビ局とその系列の新聞社が「交換研修」なる制度を設けていて、新米テレビ記者だったわたしは研修生に選ばれ、1年間だけ、新聞記者として仕事をする機会をいただいたのでした。

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わたしの担当は市政で、市役所内の記者クラブに席をいただき、主に街ネタと呼ばれる「緊急性は高くないけれど、街の中で起こるちょっといい話や小ネタ」を担当していた。「取り置き」とされるネタも多かった。もちろんそういう取材ばかりではなく、硬派なものもたまにはやらせていただいた。あの時の仕事から私が得たものはとても大きくて、写真撮影もその一つ。

 

一眼レフを初めて持たせてもらい、カメラマンが同行しない小さな話題の取材は記者が自分で撮影をしていた。撮影のコツは、カメラマンの方が教えてくださった。強調したい対象を手前において大きく映すとか、サッカーの撮影はボールが画面に入っていること、とか。今となっては当たり前のようなことだけれど、全くそれまで撮影ということを仕事としてとらえたことがなかった私には、目からうろこのことばかり。そのアドバイスを活かして、地域の子供サッカーの取材でボール込みの躍動感ある写真が撮れた時は嬉しかったなぁ~と、今でも思い出す。

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そんなわけで私の写真好きは結構なもので、特に梅や桜やバラなどの美しい花や、空や海や緑と言った風景を撮るのが大好き。きれいなものが単純に好きなんですよね。みんなもそうだと思うけれど。

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前置きが長くなりましたが、写真好きではあるけれど、写真家の方の展覧会というものにはしばらく行ってなかったなぁ…と。それこそ取材でアマチュアの方の写真展は何度もお邪魔したけれど、プロの写真家の展覧会は実はほとんどないかも?と、先日、千葉県の佐倉市で行われていた秋山庄太郎展に行ったときにふと思ったのでした。

 

そう、秋山庄太郎さんという偉大な写真家の存在を、私はつい最近まで存じ上げませんでした。このきっかけも本当に偶然で。大好きな音楽家中村由利子さんのニューイヤーコンサートに出かけた際、いただいた招待券が秋山庄太郎展だったのです。実はその時も全然ピンと来てなくて、秋山さん?初耳だわ?という感じ…

 

calorina.hatenablog.com

開催も佐倉市で遠いし、行くことはないかも…くらいに軽くスルーしていたら、同じコンサートに行っていた夫が3月に入ってからぽつりと「そういえば秋山庄太郎展の招待券はどうした?」と言い出した。なんと彼は秋山さんの写真を知っていて、3月の会期中までに行くと心に決めていたらしい。そうだったのか!

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そういうわけで、開催中さいごの土曜日に、佐倉市までプチトリップしてきた。「美しきをより美しく。」と名付けられた、秋山庄太郎展だけのために。これがもう、私の写真好きにさらに火をつける素晴らしい機会になったのであります。

 

秋山さんの写真は、モノクロの人物写真が有名で、昭和を代表する女優さんや作家シリーズがよく知られている。これが相当素晴らしくて、白と黒のバランスとか、白く立ち上る煙とか、絵画みたいに美しく、でも人間臭さもしっかりと出ていて。写真展の作品の大半がこの人物シリーズだった。

 

そして後半の展示は、なんと私の大好きな「花」を題材にした写真たちであった。秋山さんも晩年のライフワークは花がテーマだったんですって!自然の中で見つけた可憐な花の背景にダークカラーを置いたり、お花屋さんで気に入った花を買ってスタジオでセッティングして、これまた絵画のように作り出す作風も、すごくオリジナルで面白いの!

こちらのサイトにて、作品を見ることが出来ます。背景の色で、花はこんなに違って見える。本当に絵に描いたみたい、だけど、写真なんですよね~。

秋山庄太郎作品ギャラリー | 秋山写真工房

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中村由利子さんとのご縁で言うと、由利子さんのアルバムで最近の私のお気に入りであるこちらのジャケット写真が、秋山先生の作品なのです。

 

こんな風に花を撮るという発想はなかったわ…

花も人物も、モデルさんだよね。そんな風に私には見えて。美しいものをより美しく、という秋山さんのコンセプトに、とてもとても共感したのであります。

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そんな秋山さんが、花を求めて足しげく通い、「福島に桃源郷あり」といわしめた公園が「花見山公園」だと言う。

 

展示会では、秋山さんが花の写真を撮影しに行く様子が映像で紹介されていたのだけれど、そこに映る花見山の様子や、秋山さんの花への想いは本当に言葉では言い表せないほど素敵で。花好き・写真好きにはもうたまりません…。

花見山。花を撮り続けた秋山さんがそんなに言うなら!行くしかないでしょう!

 

ということで今、やまびこの中にいます。

福島で降りて、花見山に行きます。

写真展の時に「絶対行く!」と決めて、本当に行っちゃう自分の行動の速さには目を見張るものがあります(笑)

 

でもね。梅の偕楽園の時にも書いたけど、花の旬は年に一度だけ。来年の自分なんて、誰にもわからない。それは、がんになったとかそういうのは関係なく、誰しも、来年の自分なんてわからないんですよ。だったら、今年。いま。行けるときに行くってものでしょう。だって人生一度きりだし、今年の春は今年にしか来ないんだし!

 

今日はもう、朝からワクワクが止まりません!

 

新元号「令和」は梅の歌から♪ ポルトガル語では平和(ヘイワ)と読むし!感激の元号発表の日

元号が梅にまつわる万葉集の言葉から誕生した「令和」REIWAであること。

 

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これは梅ブログ主宰者の私としては(笑)とっても嬉しいことです。私の梅好きが、まさか元号にまで昇華したとは、感無量でございます。

 

 

今日はリアルタイムで11時半ごろからNHKをつけて発表の瞬間を見ていたのですが、第一声では、「え?へいわ?平和??」と聞こえてしまった私です…。ええと、RかなLかな、ブラジル人にはREIWAはヘイワと発音されるけどね?などととっさに思ったり(笑)

◆ここでポルトガル語豆知識◆

ポルトガル語のアルファベットはほぼ英語と同じで(厳密にはKWYはなかった:外来語として入って来て、今は使われていますが)、綴りをローマ字読みすればだいたいOKなのですが、例外がいくつかありまして。

その一つが、

・冒頭にくる「R」の文字は、ラリルレロ ではなく ハヒフヘホ の音になる。

たとえば、王様を意味するReiは、レイではなくヘイ

レストランを意味するRestaurante は、レスタウランテではなく、ヘスタウランテ

日本人の礼子さんはヘイコさんと呼ばれ、理子さんはヒッコと呼ばれます。

 

それでいくと、今回のReiwa は、レイワではなく ヘイワ つまり日本語の意味としては平和 になるわけです。ちなみに、どうしてもブラジル人にレイワと読ませたければ、つづりをLにして、Leiwa にすればよいのです。

 

もっと言うと、じゃあ平和はHeiwa これはどう発音するの?

冒頭に来るHは、これまた例外の一つで、発音しないというきまりがあります。

Hotelはホテル ではなく オテウ。Hospitalはホスピタルではなく オスピタウ。

なので、Heiwa はヘイワではなく エイワ。英和?

 

せっかくなのでもう一つポルトガル語豆知識。

ではポルトガル語で平和を意味する単語は…Paz パース と発音します。

ポルトガル語のzの発音も例外系なので、これはパズと濁らないんですよね。英語のPeaceと少しだけ似ていませんか?ピース、パース♪

 

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まさかポルトガル語でヘイワと読ませることを狙ったとは思えませんが(笑)


でも平和と令和、韻を踏んでいるあたりは、なかなかお洒落だなぁというのが第一印象。そしてその後、だんだんとその言葉の意味がわかるにつれ…おおお…まさかの梅つながり!と感激した次第であります。

 

以下、ネット上で拾ってきた解説ですが、

(“神様のお告げ”新元号「令和」に込められた意味とは? 日本語学者・金田一秀穂氏らが解説 - FNN.jpプライムオンライン)より

 

 

元号の「令和」は、8世紀に完成し、さまざまな身分の人が詠んだ4500首以上を収録している日本最古の和歌集『万葉集』の梅花の歌を出典としている。
 
初春の令月にして
気淑く風和らぎ
梅は鏡前の粉を披き
蘭は珮後の香を薫らす (『万葉集』梅花の歌)

おっと、この歌には「香」も入っていたのか!惜しいな。「令香」が良かったな、などと今思ったり。そういえば父の名前の一文字が令和に入っているな、とか。

こんな風に、日本中でみなさんがそれぞれに、ひとつの言葉「令和」を共通点として、今宵はあれこれと話題にしているんだろうなぁ…と想像しています。

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正直、新元号が発表されるまでは、元号なんて実務的にはとてもめんどくさいし(外国暮らしを経験すると、とっさに平成何年とかが、いまだに出てこないのだよね…)、採用しているの日本だけなんだし、西暦で全部事足りるからそのほうが間違いも少なくていいんじゃないの?くらいドライに捉えていたのですが、実際決まってみると、元号いいじゃないの!と気持ちが転換されました(笑)こうしてまた梅の写真をアップできる機会をいただけたし…。

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 たまたま大好きな梅に関連する歌から生まれた元号だから、ということは私にとって大きいけれど、そうでなくても、日本人が一つになる元号というものはやはり、必要だし、素敵なことかもなぁ…と思い至りました。温和な感じでとても素敵な響きではないですか。令和がつなぐ、日本人の一体感。私はとてもいいと思います♪

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※昨夜ここにわたしは新元号天皇を表記していたのですが、そのことは「諡」になる可能性が高いので、今使うのは相応しくないですよ!とお友達から教えていただき、削除しました。恥ずかしながら、わたし、この漢字を生まれて初めて見ました…(汗)

「おくりな」と読みます。意味はウィキペディアで調べて、初めて知りました…おおお、無知って怖いわ~。教えてくださったお友達に大感謝です。また一つ賢くなれました♪

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さて今日から4月ですものね。新しい年度の始まりです。

本当は、新年度のスタートに合わせて私もひとつ新しいことをしよう!と少し企んでいたのですが、準備が間に合わなかったなぁ。次の目標は令和の始まりの5月1日と言うことにして、準備を進めていきましょうかね。本当は大腸がんの入院体験記も2018年度中に書き切る予定だったのですが、まだ1回目の入院の途中までしか書けてないのだよ…

こちらもスパートかけていきたいと思っています。入院体験記を書ききった後も、まだまだ続くがんストーリーを現在進行形で続けたいので。と軽く宣言をしたところで。さぁ、新たな気持ちで前に進みましょう~。小さなつぼみも、ひとつひとつ花開かせていこう!!

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