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福島の桃源郷、花見山でソメイヨシノ”以外”のお花見(4月上旬)

写真家・秋山庄太郎さんの展覧会にたまたま縁があって足を運んだところ、晩年の秋山さんが花の撮影をメインにされていて、しかも福島に桃源郷ありと言って足しげく通われたという素晴らしいお花の名所があることを知りまして。

calorina.hatenablog.com

 

その名も花見山公園!

 

花好きで知らない人はいない、という声が公園内のあちこちから聞こえてきましたし、埼玉在住の(私より花好き度は低いと思われる)わが妹もその存在は知っていたし。今まで知らなかった私は!なんてこと!私としたことが!花好きなのに…

 

と、一瞬思いましたが(笑) 

今回知ることが出来、また、行くことが出来たことは本当に良かったです。行くと決めたら!こういう行動は私、早いです。フリーで動ける週末を調べ、花の咲き具合をTwitterや公式サイトで確認し、さらにはお天気もチェックして。条件がそろった4月上旬に花見山行きを実現させました。

 

 東北新幹線やまびこ号でらくらく東京駅から福島駅へ移動です。自由席ですが、東京駅は始発なので余裕で座れます。なお座席は進行方向左の列、窓際のDがおすすめです。なぜなら、富士山が見えるし、山々の様子も素敵だから♪

 

東京から2時間くらいで着いてしまうので、コーヒー飲んでスマホ見てたらあっという間。仙台駅からバスで移動してきた夫と、福島駅西口で待ち合わせです。荷物が少々多かったので、先に付いた夫に「コインロッカーの場所さがしといて!」と頼んだところ、「コインロッカーより安い手荷物預かりどころがあるから」と言われ、駅の外へ。

 

すると、花見山行きバス乗り場のすぐ隣に、仮設風の荷物預り所がありました。これは便利!1回300円で、有人の預かり所です。

 

そしてバスの列に並びます。私たちは9時過ぎに到着し、始発から2本目、9時半のバスを目指しましたが、すでに結構な行列でビックリ。30分おきに出ていましたが、すごいね、花見山人気…。お隣に座ったご夫婦は、私と同じ新幹線で来た鎌倉の方。こんな風に、首都圏からどんどんお客さんが訪れる場所なんですね。

 

さてバスで15分ほどでしょうか。到着して案内所で園内マップなどをもらい、自販機で水を買って歩き始めます。コンビニとかないよね、と思っていたら当然なかったのですが(笑)自販機は結構たくさんありました。あと、地元の方がプチ屋台みたいな感じで玉こんにゃくとか、だんごなどを道端で売っていたり、そばなどの軽食を出すエリアもありました。一大観光地です。

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歩き始めるともう、目の前に見える山が薄ピンクと黄色に染まっていてきれい!

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菜の花の黄色と、ボケの赤い花が可愛い!

 

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そして見事なしだれ桜が!

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…と、こんな風にすでに写真スポットが満載なので、なかなか先に進めないよ…。

 

山にひときわ白く咲くモクレンの大木が見事でね。そこはすごい人気スポットでした。モクレンの横にある椿の花もきれいなんだけど、遠すぎて映らないな。

 

 

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そしてここはまだ花見山の入り口にも到達していないのであります。びっくり。もうこんなにお花だらけなのに!

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10分ほど進んだでしょうか、ようやく花見山の入り口です。市民ボランティアガイドさんたちが、あちこちに立っています。普通の民家(いや普通よりとても立派だが)のわきみたいなところから入っていくのだけれど、そう、実は花見山って、花き農家の個人の方(阿部さん)が作った花の山なんですね。

 

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実際に花を出荷されているそうで、なるほど、人の目を楽しませてくれつつ、ご商売にもされている。そしてなんと花見山は入場無料!散策路など、すごく整備されていて、ヘンな話、普通に入場料取るようなところよりもしっかりキレイに運営されているのに、無料って…

 

阿部さんのその心意気にまず惚れますね。

 

そんなありがたい気持ちで、山を登っていきます。

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そう、花見山は、山ですから。それなりにプチ登山なんです。ベビーカーや車いすでは、上の方は難しいかなというような、砂利の山道のようなところもあります。とはいえ、整備されているので、お年寄りもどんどん登っていきます。

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途中、いくつも素晴らしいスポットがあります。というか、どこもかしこも花いっぱい!なので、どこだって素敵なの。360度、前も後ろも花・花・花…という、花好きにはたまらない状況が、ずーっと続くわけです。

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もう、幸せ過ぎて倒れそう…

 

この時期、ソメイヨシノはまだ開花していませんでしたが、黄色いレンギョウとか。

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これぞ、サクラのトンネル♪とにかく見事なトウカイザクラ。

 

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ハナモモ。

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そしてカタクリ。(なぜかおばさまたちに人気であった)

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こんなに素晴らしい風景を目にすると、おしゃべりな私は、しゃべらずにいられず。

動画を撮ってみました。私の感激ぶりが伝わるレポートを聞いてみたい方は再生してみてください!(YouTuberデビュー?!しました)

途中から、犬好きモード全開になってますが…

 

 

興奮ぶりがいまでも伝わってくるわ…

わたし、どんだけ花好き?

我ながらあきれるほどに、花が好きみたいです(笑)

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山の中では、美しい鳥のさえずりも聞こえます。その声の主を探すと…ときどき、見つけることが出来ます。なんていう鳥さんかな~。

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そして花見山を下りて、もう一つ行きたいスポットがあったので目指すことに。

それは、行きしなに見かけた不思議な看板。順路、とありつつも、どうやら花見山ではないらしい…。しかも直行90分には、ややひるみますよね~

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すぐにも行きたかったけど、まぁまずは花見山本チャンに行かないとね、ってことでスルーした。そして帰りに寄ってみることにしていたのだ。

 

で、入り口付近だったはずのその看板を探すも、なかなか見つからない。ボランティアの兄さんに聞くも、わからないという。いやいやそんなはずはないよ、看板を行きで見かけたから…と言ってもう少し進んでみると、あった!

兄さんもついてきて、ええ!こんなところが?と驚いていた。えええ、兄さん、知らなかったのかい…。

 

そこは厳密には花見山ではなくて、花見山を見渡せる別の山というわけでした。

しかしそこからの眺めが本当に絶景!

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街と、その向こうの山々と。

 

そして花見山と。

 

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頑張って登ってきた甲斐があったね…と、息をハァハァさせながら、絶景に見とれるのであります。いや、もう、花見山より登りがハードですからこっちは!やはり、90分は嘘ではなかった…。

 

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ちなみに、桃源郷展望台なる場所には、観光地っぽく、こういう鐘もありました。

不思議なほどに、誰も登っていませんでしたが…。

 

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そんなこんなで、昼ご飯を食べる暇もない状態で(というか、おにぎりくらい持っていけば良かった…完全に準備不足)午後の3時のバスまで花見山を堪能しました。本当は午前中で切り上げるくらいのつもりだったのに、いやいやとんでもないです。すんごい見ごたえありますから、じっくり時間とりましょう。お花好きなら、ほんとに、丸一日いたって飽きない場所なのです。

 

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