~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

2019福島県の三春滝桜から日帰り桜ドライブ~地蔵桜・不動桜・雪村桜・合戦場の桜に、この春2度目の花見山へ

郡山駅からレンタカーで朝いちばんに三春の滝桜を目指し、ほぼ午前中いっぱい鑑賞したのち、ナビに次の目的地を入れてひとっ走り。約10分ほどで、西の横綱「地蔵桜」に到着です。

 

f:id:calorina:20190425232310j:plain

 

こちらは滝桜に比べたら駐車場もささやかだし人も少ないし、落ち着いて見られます。そして、紅色の濃さがいちだんと深くて、あでやか!

f:id:calorina:20190425232230j:plain



滝桜の娘?とやらで、子孫の木なんだとか。そう、このあたりには滝桜の子孫がいくつもあるんだそうです。そしてそれぞれが名所になっているんですね。

f:id:calorina:20190425232358j:plain

f:id:calorina:20190425232444j:plain




地蔵桜のわきに登り口があって、誰も行っていなかったけどせっかくだから登ってみたら、なかなかの絶景でした。まだつぼみの花桃がいっぱい!これ、満開になったら、結構すごい光景よ。

f:id:calorina:20190425232526j:plain



シュールでダンサブルなかかしもおりました。

f:id:calorina:20190425232642j:plain



 

ミツマタの咲く小道や、立派なハクモクレンも見られます。ほんと誰一人登ってこないなんて、もったいないこと…。

f:id:calorina:20190425232718j:plain

f:id:calorina:20190425232810j:plain



さて続いては、東の大関「不動桜」です。これも10分ほどで着きました。

ここはさらに素朴な雰囲気。車も農道に路駐って感じで止めてます。

f:id:calorina:20190425232900j:plain

 

でもこの桜、私は結構気に入りました。やっと、柵なしの桜に巡り合えたから♪

ついに桜の木の下に入って、下から見上げる構図が実現しました!まさに、桜のシャワーを浴びているがごとし…。

f:id:calorina:20190425232947j:plain

これで青空だったらどんなにキラキラしていたことか…。

帰り際、すこーしだけ、青空がのぞきましたが…。

 

f:id:calorina:20190425233031j:plain

 

ここは、出店も地元感満載の素朴な感じで、すごくいい。地元のおばあちゃんが切り盛りしていて、方言が聞こえてきました。あぁ、ここでほうとう食べたかったな。

f:id:calorina:20190425233125j:plain



続いては本日4か所目となる「雪村桜」へ。

 

f:id:calorina:20190425233218j:plain

ここは、番付的には東の前頭七なので、そこそこのランクですが、わたし的にはかなり好き。

f:id:calorina:20190425233254j:plain

 

雪村庵(せっそんあん)という、

室町時代の画僧「雪村」が晩年、活動の処とした庵にしっとりと咲く、淡い色のしだれ桜です。この桜も樹齢100年を超えているそうで、まぁさすがに1000年桜と比べると華奢ですが、風情あります。

 

f:id:calorina:20190425233525j:plain


何より、背景に広がる竹林が清々しい。桜と竹のコラボレーションってなかなか貴重かも。庵の裏には、自然石でつくられた雪村のお墓もあります。ここの印象は、とにかく静寂。風の音しか聞こえない。静けさを好むひとだったんでしょうね、雪村さんは。こころ静かに桜を愛でる、なんて素敵な癒しのひとときでしょう…。

f:id:calorina:20190425233430j:plain



ここまで枝垂桜の大木を4本見てきたことで、わたしは結構満足し、郡山近辺を出て福島市へ向かうことに。目的地は、2週間前に訪れて超・超・超感動した桃源郷・花見山公園です。

calorina.hatenablog.com

その後の花の様子の変化を、せっかくここまで来たのだから見てみたくて。道路もすいているので、枝垂桜エリアからは軽く40分ちょっとのドライブで到着しました。

 

と、今回はマイカー利用なので、前回のように駅前からのシャトルバスとは違うアクセスとなります。公園からだいぶ手前にある「親水公園」に設けられたマイカー用駐車場に車を停め、500円を払ってシャトルバスに乗ります。20分おきに出ていて、所要10分ほど。私は14時20分のに乗りました。もう午後だから、乗る人も少ないです。

f:id:calorina:20190425233651j:plain

 

さて2週間ぶりの花見山は、相変わらず大型の観光バスが何台も停まっていて。人気です。

 

まず目に入るのは、菜の花の手前にあった、ボケの畑。前回はほとんどがつぼみでしたが、いまは真っ赤な花が満開です!赤の時代が来たね、って感じです。

f:id:calorina:20190425233737j:plain

f:id:calorina:20190425234059j:plain




山の中腹に咲く桜の様子はというと、前回が満開だったのかな。今はちょっと落ち着いた感じがあります。それでもさすが花見山、やっぱり見事ですね~

f:id:calorina:20190425233929j:plain



そして、期待していたソメイヨシノ(前回はまだまだなつぼみだった)は、もう散り行く状態で。これはちょっと時機を逸しました。先週くらいが見ごろだったとのことです。

f:id:calorina:20190425234031j:plain



素晴らしかったのは、花見山入り口の小さな枝垂桜。実に可愛いフレッシュなピンク色の花が、わさわさと満開でした。古木の桜と比べると、なんとなく色味が若いというか、可愛いのは気のせい?

f:id:calorina:20190425234145j:plain

 

入り口の庭の巨大な灯篭の周りに咲く枝垂桜も見事です。前回は、椿の満開ぶりに目を見張りましたが、いまは完全に枝垂桜の独壇場ですな。

f:id:calorina:20190425234223j:plain



登っていく途中は、前回ほど華やいだ感じはなくて。それはたぶん、トウカイザクラがもう散ってしまったからでしょう。

f:id:calorina:20190425234852j:plain

沿道を囲むように咲いていたトウカイザクラ、あの桜のトンネルはもう今はありません。そして、前回非常に感動して動画にも収めた(感動レポート付き・(笑)パンフレットの表紙スポットも、いまはトウカイザクラがないので、ちょっと地味目に見えました。

f:id:calorina:20190425234552j:plain

ちなみに、前回(4月上旬)の同じ場所はこんな感じでした。天候も違うので、だいぶ雰囲気が違いますね~。

f:id:calorina:20190422153422j:plain

 

 

トウカイザクラが終わった代わりに、モクレンは白も紫も見事に咲いていました。

 

f:id:calorina:20190425234510j:plain

 

そして今のみどころはと言うと、珍しい、黄色っぽいというかグリーンっぽいというか…非常に珍しい色味の桜が2種。

鬱金桜(うこんざくら)」と。

f:id:calorina:20190425234928j:plain



御衣黄(ぎょいこう)」

f:id:calorina:20190425235002j:plain

似てるね…。

これはまだ5分咲きだったので、これからが楽しみですね~。

 

こんな風に、花見山では、いつでも何かが咲いていて、何度リピートしても飽きないんです。夏や秋もまた、良いみたいですよ。

 

正直、「山」として見た時の満開ぶりや、華やかさは、2週間前がピークだったかも…と思いますが、今回は今回で、枝垂桜の豪華などを実感できましたしね。

f:id:calorina:20190425235129j:plain



ぐるっと1時間コースを歩いて、4時のシャトルバスで駐車場に戻りました。ああ、今回も大満足♪

 

さて、次はふたたび枝垂桜を目指します。郡山に戻る途中の二本松市にある銘木、東の大関「合戦場(かっせんば)の桜」であります。

 

ドライブの途中、いやにカラフルな花々が目につき、思わず車を停めて撮影しました。このカラフルさはちょっと珍しい感じ…。何というスポットなんでしょう。まつりののぼりが立っていました。

f:id:calorina:20190425235310j:plain



こんな風に、普通に車を走らせていても、見事なしだれ桜があったり、桜並木があったりして、とにかく楽しい福島の桜ドライブなのです。

 

いよいよ合戦場の桜ですが、なんとも立派でモダンな碑が印象的です。

 

f:id:calorina:20190425235511j:plain





全体的にとても美しく整備された広場になっていて、今日見てきたほかの桜とは一味違います。地元がとても力を入れている様子がうかがえます。ライトアップもあるんですね。

f:id:calorina:20190425235545j:plain



こちらも満開で、枝ぶりも見事。夕暮れの光に透ける様子は、まさにピンクのベール♪

f:id:calorina:20190425235723j:plain

f:id:calorina:20190425235428j:plain



上の方に登ってみると、この桜は、実は2本が寄り添って立っている夫婦桜なんですね。花番付のひとことコメントには、

「固い絆で、愛を育む相思相愛の桜」という、なんとも素敵なフレーズが…。

f:id:calorina:20190425235644j:plain

 

この桜は、「八幡太郎義家と安倍貞任・宗任との合戦場と伝わる地に立つ2本のベニシダレザクラ」で、推定樹齢は170年とのこと。三春の滝桜の孫桜だそうです。滝桜ファミリーの広がり、すごいですなぁ。とても強く優秀な遺伝子をお持ちなのね、滝桜おじいさまは。

f:id:calorina:20190425235832j:plain



ライトアップまで見届けたい気持ちはやまやまだったけど、今夜のライトアップは滝桜に戻って!と決めていたので。後ろ髪惹かれる思いで夫婦桜を後にしました。うん、ここは来年、夫と一緒にまた来よう!と決意しました。

 

さて、本日最後の目的地は、滝桜のライトアップです。いざ!