関東の駅100選の、小さな可愛い無人駅「根府川駅」から江の浦テラスでおかめ桜満喫
大磯で満腹になり、続いては東海道線に乗り西へ。さらに30分ほど移動して、根府川駅で下車した。ここでは、早咲きの桜である「おかめ桜」が楽しめるという。
まず駅のロケーションが素敵!
無人駅でとても小さいホームなのだけれど、海がすぐそこ。海→ホーム、みたいな。途中に建物が入らない海ダイレクトな風景は、東海道線長しといえども、あまりないのではないかな。関東の駅100選とやらにも選ばれているそうですよ。
駅を出るとさっそくピンクのおかめ桜と、おかめ桜まつりののぼりが…。しかし花はほとんど終わりに近くて。
駅周辺にはいくつかおかめ桜スポットがあるとのことで、今回は少し遠いけど、バスに乗って「江の浦テラス」方面に行ってみた。ちょうど、1時間に1本のバスが来たのでね。お客さんは私一人。すごいな、実家のローカルバス並みだね…。同じ神奈川とはいえ、横浜とは全然違うなとちょっと感動。
10分ほどくねくねと山を登り、こんなに上ってきて帰りはわたし大丈夫か?と心配になるくらい上ったら、すこし建物が現れ始めて町らしくなってきた。江の浦というエリアに入ったみたい。運転手さんに「ここですよ」と示された停留所で降りて、スマホのナビを頼りに江の浦テラスに向かう…。結構な坂道だな。くだりが続く。帰り大変だな…(そればっか!)
途中、おかめ桜とミカンがコラボしている素敵な風景が!そして反対側には青い海が!
うん、確かにこれは絶景だわ…。ここまで来たかいあったわ。強めの青空に、強めのピンクのおかめ桜。コントラストがたまらない。
散り気味だけど、十分満足の見ごたえ。
そしてさらに進み、バス停から10分弱歩いたところに江の浦テラスがあった。通常はランチタイムだけレストランとしてオープンされていて、あとは宿泊客のみが利用できる様子。すでに3時を過ぎていたので、私は景色を眺めるのみでしたが、これまたブラジルの田舎のリゾートを彷彿とさせる雰囲気のお宿で。周りに何もない感じも、ブラジルの海辺の田舎町風。ちょっとこれは泊まってみたくなりましたよ!
ここのおかめ桜はほぼ終わっていたけれど、代わりに鮮やかな黄色のミモザが満開でした。海のブルーとのマッチングが見事で。思わずFBの画像に設定しましたよ。
そして菜の花も満開で、香り立つほどに、勢いよく咲いていました。菜の花の香りって結構甘いんだね。初めて感じたわ。
そして再びバス停を目指す…と、ものすごい急な上り坂でありました。やっぱり想像した通り、行きはよいよい帰りはこわいの典型ですな。
ハァハァ言いながら幹線道路まで出たら、ちょうど戻りのバスが来た。ギリギリ間にあった…。バスに乗ったら汗が噴き出したよ。
ちなみに江の浦には、とっても気になる施設がもう一つあって。2017年に出来たという「江の浦測候所」これ、お友達のFBで見かけて、なんなのこの素敵な空間は!と驚いた施設なんだけど、ちょうどバスを降りたところがその施設の目の前でね。ここなんだ!と自分の中で投稿と現実がリンクしてびっくりしたの。
残念ながらこちらは完全予約制なので今日は断念。だけど、今度はここを絡めて江の浦テラスに泊まりに来たらいいんだわ!と私の中でプランが出来たので良しとしましょう。測候所という名の、素敵なアートな空間のようですよ。
バスで駅まで戻り、さてもう1か所くらいおかめ桜を見に行こうかと思ったけれど、地図を見ると結構通そう&上り坂きつそう、なのでおとなしく帰ることに。駅前に喫茶店もないようなところなので、本当に素朴。これで横浜から東海道線で1時間強。ずいぶん遠くに来た感があるものです。神奈川、奥が深いです。
と、こんな感じで、東海道線沿線の神奈川プチトリップ。想像以上に楽しくて、大満足の一日でした。晴れた日には、こんなルートもお勧めです。