優しい気持ちになりたいときに聴く音楽は
新年あけましておめでとうございます。
昨年はブログを再開したり、かと思えばブログのタイトルが変わったり、思いがけず別ブログを立ち上げることになったり…と落ち着かない一年でしたが。いつもお付き合いくださっている読者の皆様、こんな私について来てくださってありがとうございます♪
今年はもうちょっと落ち着いた年になるよう…祈りつつ。今年最初の記事を綴ります。
わたしは音楽が大好きで、
聴くのも、歌うのも大好き。家にいるときはほぼ何らかの曲が部屋に流れています。
最近では自宅でカラオケも楽しんでいます(次男が導入したニンテンドースイッチを活用し、JOYSOUNDで詳細採点など)。
もうかれこれ10年近く使っているiPodには、日本の演歌から筝曲、ブラジルポップスにクラシックまで、それこそ2万曲以上が入っていて。今日はどれを聴こう?と考えるのも一苦労なのです(笑)
そんな大量の音楽の中、ついついヘビロテしてしまうアーティストは数えるほどしかいません。そしてその日、どんな気分なのか。または、どんな気分になりたいのかで、自然と選ぶアーティストは決まってきます。音楽ってそうですよね。
で、優しい気持ちになりたいときに聴く音楽と言えば。
もうこれはダントツで中村由利子さん、なんですよね。
横浜出身の、ピアニストで作曲家の中村由利子さん。音楽ジャンルで言えば、「ニューエイジ」というらしいです。
優しい気持ちになりたいとき…
由利子さんを知る前は、エリック・サティとか、アンドレ・ギャニオン、エンヤ、溝口肇、村松健などなどをよく聴いていたけれど、知ってからはもう、由利子さん一択!
美しくて切なくて、時に悲しみをにじませつつも、その先には未来が広がる…みたいな。
優美なメロディーラインがもうね、たまらなく優しいんです。
だから、聴いていると気持ちが落ち着くし、優しくなれる。
動画貼っちゃいます。
ジェット・ストリーム世代にはおわかりにいただける音楽かと。
わたしは結婚後、ダンナの所蔵CDから由利子さんの音楽を知ったけれど、すぐに好きになりましたね。
思い出すのは、長男がお腹にいたほぼ臨月の頃、大きなお腹を抱えて銀座のヤマハの小さなホールでライブを聴いたこと。奏でる音楽の雰囲気通りの、優しい柔らかい雰囲気の由利子さんにしびれましてね。帰り際の握手会では、わたしのお腹をさすってくれて、安産を祈ってくれましたよ。(おかげさまで陣痛から7時間ほど、自然分娩の安産でしたよ♪そんな長男はもうすぐ17歳)
その後、ブラジルで暮らした7年の間にも、もう何度もヘビロテしていました。ブラジルの元気な曲や、もの悲しいボサノヴァのメロディーに飽きたころ、いつも由利子さんのピアノに戻っていたなぁ。
さて、そんな由利子さんのライブにまた行くことが出来ました。
地元・横浜山手の小さなゲーテ座というホールで、100人入れるかどうかの客席の2席を運よくゲットできまして。1月6日のニューイヤーコンサートの聴衆の一人として約2時間、生演奏を堪能してまいりました。
もう、涙なしには聴けませんよね…
音楽ってね、その曲をよく聞いていた時のことが、イントロを聴くだけでパーッと蘇って。懐かしくなって、それがライブだと、演奏者の魂まで伝わってきて。受け止める私も、耳だけでなく全身で音楽を聴いているわけです。感動の極み。
このような感覚は、やはり、全身麻酔の手術を経て戻ってきたあたりから、ぐっと強くなった気がします。感受性というのかな、いやそんなにかっこいいものではなくて、単に年を取って涙もろくなったとも言いますが(笑)
ディア・グリーン・フィールド、ウィンター・ソングといった聴き慣れた名曲も。
昨年の日系移民110周年記念でブラジルに招かれて演奏したという、夕暮れのピアノ(これがまた、私の好きな夕暮れをテーマにした曲だから、ツボにはまらないわけがなく!)という曲や、ブラジル公演のために作曲したというSeu Sorriso(セウ・ソヒーゾ、あなたの笑顔)などなどの新作も。
どれもこれもやっぱり素敵すぎる。
そして何より素敵なのは、由利子さんのトークです。還暦を迎えたとは思えぬ美しさ、というか、可愛らしさにキュンキュンします。すいませんこんな表現で。でも本当にそうなの。由利子さんが語るたび、「かわいい…」と思わずつぶやいていた私です。とっても好きな感じ。わたしもこんな風に可愛い還暦になりたい!っと本気で思った…。
CDを買うとサイン会の列に入れるので、もちろん買いましたよ!買ったのはこれ。
音楽はもっぱらiTunesで最近は聞いているけれど、iTunesにはない音楽もまだまだたくさんある。このCDもそうです。免疫力・集中力アップとはこれまた素晴らしいコンセプトです。私のためにあるみたいだ(笑)
そして私たち夫婦の番になり、たくさんたくさんお話させていただきました。16年ぶりのライブでした~ブラジルにも住んでました~デビュー時からのファンです(byダンナ)~健康第一で長く活動してください、そのためには検査も受けてください(byわたし)~と、由利子さまに向かって検査の話とは!今思えば、なんてことを私は!!と反省なのですが。
いや本当に。
還暦を感じさせない、というか、還暦なんてまだまだ若い!と思わせてくれる由利子さん。だからこの先も、ずっともっと長く音楽活動を続けていただき、私たちに優しさをもたらして欲しいから。
健康でいつまでもいて欲しいから…
思わず口走った次第です。受け止めてくださってありがとう由利子さん♪
アンコールではまさかのギター弾き語りも披露されて。新しいフィールドにもどんどん挑戦される姿勢、これまた素敵です。ウィスパリング・ヴォイスな優しい歌声は、由利子さんらしさ満載で、とても良かった…
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いい音楽に包まれているとき、心からいい気分になっているし、全身が喜んでいるのがわかります。音楽が免疫力を高めるというのはアリだと本当に思います。
新年早々、思いっきり優しい気持ちになれたので。きっと今年は、いい年になるに違いない!
そんな確信を持った一日となりました。