日本一の千年枝垂桜!福島県・三春の滝桜2019(昼編)
ふと家にあった本をパラパラめくっていたら、福島に日本一のしだれ桜があるとの情報が!
花木好きの私としては、こここれは見に行かねば!!とすぐに満開リサーチをすると、ちょうど今が満開だと。なにこれ…運命?!まさに今、見ごろなの??
とにかく、今年の満開に間に合うなんて、わたし、超ラッキーだわ!
と、すぐにJR東日本のウェブ予約サイト「えきねっと」にログインし、新幹線の予約をする。そしてせっかくだから丸一日使ってさくらドライブしよう!と、今回は臨時バスなどの公共交通機関の利用はやめて、レンタカーを借りることにした。もう前日の予約だったので、いつも利用する楽天レンタカーの安い3000円台のプランは売り切れ…。一番安いのが5600円だったので、それならば、とJRの駅レンタカーを調べると同額であった。それならば、レール&レンタカープランにして、乗車券を2割引きで買うほうが断然お得だわ!と、即決断し、こちらもネット予約。
思い立ったが吉日、こうやってすぐにネットで手配できちゃう便利な時代っていいわねぇ。まぁ手配後は、JRのみどりの窓口で発券しなければならないので、ネットだけで完結とまではいかないのが残念なのだけれど。最寄りのみどりの窓口が19時までなので、なんとか間に合い、切符を手にした。
こうして準備は整った。
翌朝、6時半ごろ家を出て、新幹線やまびこに乗り、郡山駅に8:55に到着。9:00にはレンタカー窓口で手続きし、ナビをセットして、いざドライブ開始です。窓口にあった「枝垂れ桜 花番付」(すごいよね、番付が出来るほど枝垂桜があるのかい!!)をゲットし、ナビにセットするべき名所番号もゲットし、準備万端。
ところが天気予報通りに、空模様が怪しい…。午前中は雨の確率が高かったんだよね。だから迷ったんだけど(せっかく行っても大雨の花見はさすがの私もイヤだ)、午後は雨予報はなかったので、エイっと来ちゃった。でも、ワイパー作動状態だよ…。
途中、セブンイレブンで雨合羽を調達する。傘は撮影に邪魔だから、雨合羽である。これでいつ雨が本降りになっても大丈夫だ。てか、家から合羽くらい用意してきなさいよ自分…。
ドライブ開始から40分ほどで、最初の目的地「滝桜」に到着。10時ちょっと前だけど、すでに駐車場がほとんど満車状態!さすが、東の横綱であります。
観覧料300円を支払い、トンネルを抜けると、屋台村のようなエリアがあって、沿道に出店があって。簡易トイレも豊富にあります。そして数分歩くと、見えてきました、堂々たる横綱桜のお姿が。
どーんと構えた巨大な幹と、年季の入った木肌。これはかなりの老木…そりゃあそうです、天文年間(1532~1554年)に植えられたという説がある一方、正保2年(1645年)にはすでに大木であったと記されているそうで、ということは樹齢はその段階ですでに100年越えとか…?そうなると、もしかしたら樹齢1000年も嘘ではないかも?
そんなに長い年月の間、毎年毎年、これほどまでにふさふさともりもりと花を咲かせる滝桜。もう、その歴史を思うだけでしびれます。
【公式パンフレットによる滝桜データ】
大きさ:高さ13.5m、幹回り8.1m、根回り11.3m
枝張り 東へ11m、西へ14m 南へ14.5m 北へ5.5m
樹齢:1000年以上と推定されています
「滝」桜とはよく言ったもので、空高くから降り注ぐような花の下がりっぷりは、まさに滝のごとし。写真で表現するのがほんとうに難しいのです、枝垂れ具合は。伝わるかしら。
滝桜の周りはがっちりと柵でガードされているので、木の下に潜り込んで仰ぎ見ることが出来ないのが残念…(昔は柵がなかったとか)
木の周り、そして木の上には遊歩道があり、ぐるりと一周して、自分の好きなアングルから撮影できます。私は、上から山を背景に、木を見下ろす感じが気に入りました。
そして上の方には、これまた見事な桜の木が何本もあって。桜が重ね合わさって、まるで、桜のミルフィーユ状態を堪能できます…。
日本一のしだれ桜本体の素晴らしさもさることながら、上の方の桜もかなり見ごたえあるので、桜好きならやはり一度は見ておきたいスポットですね!
桜見物に疲れたら、桜カフェで甘酒やコーヒーなどを飲みつつ休憩。桜のスイーツや、おにぎり、玄米パンなどもあり、小腹がすいても大丈夫です。
駐車場に向かう途中、豆を売るお店があり、入ってみたらカラフルな豆がたくさん展示されていて興味深かったです。きれいなグリーンの青豆(ひたし豆)と、ブルーベリーの天然ジュースを買いました。そう、このあたりはブルーベリーの産地なんですって。
そんなこんなで、かれこれ1時間半ほど過ごしたことになります。1本の桜に1時間半って…
いや、でも、そのくらい見ごたえがある桜ってことなんです。駐車場からの徒歩往復時間も考えると、サクっと見るにしても30分は見ておいた方がよさそうです。
さぁ、次なる目的地は、西の横綱「地蔵桜」です。