2019のGW、雨の藤お花見。CNNが大絶賛した人気の藤スポット、あしかがフラワーパークへ
梅、桜、そして桃の花。花見山に枝垂桜、チューリップ…と来ると。
花好きが次に目指すのは、満開の藤でしょう!
ということで、4月に入ってから、咲き具合を秘かにチェックしていた「あしかがフラワーパーク」の藤の花。ちょうどGW突入の4月27日頃、ついに満開との情報を得て、これは行かねば!と。平成最後の日となる4月30日に、栃木への日帰りドライブ藤花見を決行しました。
でもですね…天気予報は雨。そしてドライブスタートの時点で、横浜も雨。
本当はお花見は晴天がいいに決まっているけれど、いやいや、雨は雨の楽しみがあるから、だいじょうぶなんです♪
気になる渋滞は、東北道の一部に20キロの渋滞が発生しているとのことだったので、空いている常磐道を選択。かなり遠回りにはなるけど、1時間も動かないより、運転している1時間のほうがいいよね!と。途中、友部SAでランチをとるなどして、のんびりドライブで足利へ向かいました。常磐道はスイスイでした。
午後3時にフラワーパークに到着。普通に考えると遅い時間帯だけど、今日は夜のライトアップも見るので、このくらいでちょうどいいのです。昼の部の入場料1800円を、チラシ持参で100円引きにて支払い、パークへ…。(ちなみに夜の部は17時半からで、入場料は1500円になります。ここは季節や時間帯によって料金が変わる、USJ方式の価格設定であります)
もうすでに、目の前に綺麗な花たちの姿が~。
奥には見事な藤棚が見えます。
もう、出だしからハイテンションでカメラを構えます。
雨に濡れるお花ってね、しっとりしていて本当に素敵!撮影も楽しい!
だから、雨でも大丈夫♪なんです。
太陽の陽を浴びて輝く花ももちろん素敵だけど、雫がきらめく様子もたまりません…
ツツジも満開で、その名も「ツツジの海」なるエリアがありました。
ツツジはカラフルな点も良いし、小さいお花がたくさん密集して咲く様子がまたいい。集合の妙、とでも言いましょうか。
ツツジを巨大にしたような、シャクヤクも見事でした。これまであまりなじみがない花だったけど、ボウリングの玉なみに大きく丸く咲く様子は見事!
ジュウガツザクラという白く大きな花を咲かせる木も素晴らしい。お花の色が絶妙。ちょっとグリーンがかった花びらと、つぼみはなぜかピンクで。好きな感じの色合いです。
珍しいオレンジ系のツツジも美しいですね…
純白!と呼ぶにふさわしい、真っ白なオオデマリの花。
少し前までは、ライムグリーンの花だったそうです。色が変化するなんて、おもしろい花ですねぇ。
このように、藤以外の花々もたくさん。さすが、フラワーパークの名を冠する施設です。もう、藤がなくたって大満足…なんですが。やっぱりここの真骨頂は、藤でした。
藤の大木が、もう、けた違いにすごいの!
張り巡らされた藤棚の規模感が半端ないんです。広い。どこまでも続く藤。
いちめんに空から降り注ぐ藤の房…。写真でもその迫力は半分くらいしか伝わらない感じです。先が細くなって、まだ咲いていない白藤のつぼみも可愛いし。
満開で、ふさふさの紫の藤の花々は、見事の一言です。
ここの藤の巨木を移植したことは、当時、かなりの偉業だったようです。
「不可能とされた大藤の移植 見事に復活したその驚異的な生命力」
この立て看板にそのことが記されています。
そう、わたしが花々に心惹かれる理由は、こうした古木たちが、年齢を重ねながらも毎年うつくしい花を満開に咲かせる、その強い生命力にあるのだと確信しましたね。この大藤の姿を見て。
先日見てきた郡山の樹齢1000年もの滝桜もそうでしたが、エイジングを重ねつつも美しく咲く大木は、女性にとってほんとうに頼もしい存在!ね、そう思いません?
園内で人々を魅了している大藤 4本 ( 野田九尺藤 3本、八重黒龍藤 1本 ) と 80m におよぶ白藤のトンネルは、栃木県天然記念物に指定されているんですね。文句なしの納得です。
どこを歩いても花・花・花で、きれいに手入れされていて、ずーっとウットリしっぱなしです。写真を撮って撮って撮って。楽しくて仕方がありません。見て楽しく、撮って楽しい花♪
園内で私の目じりは下がりっぱなしです…。
ちなみに、雨は振ったりやんだり。メインで使っているカメラはその名もTough、タフなアウトドア防水仕様なのでガンガンいけます。スマホも新しいiPhoneに代えたばかりで防水仕様だからOK。ただ、望遠用の一眼レフは防水じゃないのでちょっと大変。この3つを持ち変えながら、花の写真を撮っています。
夕方4時半ごろ、突然園内の照明がパッとつきました。早くもライトアップが始まり…
ピンクの藤が可愛さアップしました。
(素晴らしすぎて動画にてその感動をお伝えしました)
そして、
雨で曇った空が少しずつ黒く夜に染まっていくと、ライトアップ効果が次第に高まり、昼とはまた違った顔の藤を演出してくれます。
白藤と闇のハイコントラストがたまりませんね~。
何よりすごいのは、やはり、大藤の藤棚ライトアップです。幻想的とは月並みな表現ですがね、なんというか、自然の花のチカラと、人工的なライトのチカラが一体化して。ひとつの芸術を作り出しているよね。
これが、CNNに認められた、夢の旅行先の一つですよ。ほんとうにすてきで、誇らしい光景です。2014年、CNNが選出した世界の夢の旅行先10か所に、日本で唯一選ばれたって結構かなりすごいことですよね。ここまで圧倒的な美しさと規模のWisteria、アメリカにはないでしょうよ、きっと。
たいへん珍しいのが、八重咲の藤。まるで、たわわに実る葡萄の実です。
藤棚ならぬ、藤壁(藤垣)のライトアップは、一枚の現代アートのようでした。水に映える一面の藤の壁。
雨だし肌寒いし、カメラを持つ手も濡れているけれど、それでも藤から離れられない…。もう完全に藤のトリコになって。気づいたらもう夜の7時を回っていました。なんと4時間も花を見ていたよ。どんだけ花好き…と、我ながら今回も呆れています(笑)
帰りの高速はスイスイ渋滞知らずでした。
駐車場も、チケット売り場からすぐのところに停められたし、雨のおかげで、GWにしてはすいている園内だったかと思います。雨でもこんなに花を楽しめるとは、正直思わなかった…。いちばん見ごろの藤を見に来ることが出来て、本当に幸せです。
来年は青空と藤を見に来たいな。