快晴の!秋田駒ケ岳登山 チングルマ咲き乱れるお花畑とムーミン谷へ
秋田駒ケ岳という山が非常に素晴らしい…ということを、お気に入りの登山女子ブロガーももちゃん(と勝手に我が家では呼ばせていただいています:山と温泉のきろくの月山ももさんのこと。このブログとの出会いが、私がまたブログ再開しようと思ったきっかけでもあります)のブログで知りまして。いつか機会あれば登ってみたいな~と憧れていた山です。
わたしが山に目覚めたのが2年ほど前でしょうか。それこそ、ももちゃんのブログで相当学ばせていただき、週末のたびに登山用品店に足を運び、お気に入りのリュックと登山靴 をやっと見つけて…夫とふたり、近場の山登りをぼちぼち楽しんでおりました。そういえばこのブログタイトルも、「山とワインとブラジルと」と最初は名付けていたくらい、山にはどんどん登るぞー!と張り切っていたのね。
結局、そんなタイトルにしたのに、山ネタを書いたのはたった1回…
ほんとうは高尾山と、大山と、金時山それに鎌倉ハイキングも3回もしたのだけれど、書いたのは鍋割山のことだけでした(汗)
これからどんどん山いくぞー!とお天気とにらめっこする週末が続いていたのに。
そんな矢先の大腸がん問題。もうしばらく山登りなんて出来ないよなぁ、と、手術直前に実家近くの北海道旭岳の頂上を目指すも悪天候に阻まれ途中でリタイア…。
あれからほぼ1年。
また山に登れる日が来ようとは!!感激しかありません。
術後はしばらく登山なんて無理だよなぁ、という理由はただひとつ。トイレ問題であります。手術で腫瘍を切り取ると同時に、わたしの臓器の一つ、直腸も切り取られまして…そうなると、お通じコントロールが意のままに出来ないという問題(というか後遺症ともいう)があるんです。ええ、それは今でも。
でも、だいぶ状態が良くなったんです。調子のいい日は、通常の排便タイミングと同じように、一日2回とか3回とかにおさまっている。これなら、数時間の登山なら大丈夫!
ということで、念願の秋田駒ケ岳登山を決行いたしました♪
秋田駒ケ岳は、最寄り駅が東北新幹線の田沢湖駅。朝7時36分の東京発のこまち号に乗り、10時26分に到着。そこからレンタカーを借りて、8合目の登山口まで車で登って行きました。そう、車で8合目まで!便利でしょ!だからこそ、ここを選んだのです。
しかしながら、夏のシーズン中はマイカー乗り入れが規制され、アルパこまくさからシャトルバスに乗ることになります。私たちが行ったのは、今年、2019年のマイカー規制が始まる前の日の6月14日。ぎりぎりマイカーで行ける最後の日でした。なのでもう駐車場は満車状態!ぎりぎり停められた…。
駅でお昼ごはん用の駅弁を買い、なんだかんだしていたら、登山口について登り始めたのはほぼ正午。登山にしては遅い時間帯。でも、往復4時間くらいで頂上制覇できるということなので大丈夫!快晴だし、なんたって夏至にちかい、夜までの時間がたっぷりある6月ですもの。条件は最高。
そうしたらもう…空は真っ青、鳥はさえずり、足元には黄色い華憐なミヤマキンバイの群生、それに真っ白な可愛いチングルマの花♪
まだ雪も残る道もあり、そこそこ本格的な山歩きです。
途中、田沢湖も見下ろすことが出来たり…
お弁当は阿弥陀池のほとりで。風が強いけど、お天気が良くて本当に気持ちがいい。
阿弥陀池から男女岳(おなめだけ・秋田駒ケ岳連峰の最高峰)まで片道20分ほどで頂上を極め…
それからムーミン谷という名のエリアへ向かったのですが。
こ・れ・が。
びっくりするくらいハードだった~~~
ものすごい谷になっていて、高低差どんだけ?ってところをジグザグ降りていき、そこにはまだ雪渓が残っていて道も怪しい…こっちでいいの?と、誰もいない谷をふたり不安になりながら進む…
けど、すばらしく美しい紫のお花が谷の途中にたくさん咲いてた♪これは、ここに来ないと出会えなかった花です。名前はシラネアオイ。
そして谷から先がまた長かった…
いきなりハダカ山みたいに、植物がなんにも生えてない黒いジャリジャリの山が現れ。(大焼砂というエリアだった)
稜線をずっと歩くという経験はこれまであまりしたことがないから、その長めのすばらしさ、いま自分が山にいるんだ!という実感とかは素晴らしいものでしたが…いやぁ、後半きつかった!
しかし、キツイ先には可愛いコマクサの群れが♪
こんなにジャリジャリで風が吹き晒す過酷な環境で、こんなに可愛いピンクが風に震えて咲いているなんて…。もう、抱きしめたいくらいに可愛いよ!!!
そんなにたくさんは咲いていなかったけれど、十分楽しめました。
そして最後の山、横岳の頂上を極め、あとはひたすら降りるのみ…っと、この下りがもう大変。狭い道で、両脇は背の低い木で囲まれて、緑のアーチがひたすら続くかんじ。なんにも景色が見えなくて、ひたすら前に進めって感じです。修行。シャクヤクコース、という名前でした。もうここは通りたくないよ…。
そんなこんなで、フィニッシュタイムは17時11分。スタートしてから約5時間半でした。
相変わらず、途中途中で可愛いお花の写真を撮ったり、動画を撮りながら歩いているもんだから、時間かかりましたね…。でも、そういうのが私の山の楽しみでもあるから、大満足です。
例によって、YouTubeにて動画を公開しています。今回は旅のパートナーも顔出し登場しております。5時間半の山行を、17分にまとめましたよー。これまた例によって、自分で何度も見返して、素晴らしかった駒ケ岳を思い出してはうっとりしています♪
プチ食レポもあるよ。秋田の「んめもの弁当」美味しかった〜
それにつけても、音声の処理が課題ですね…。風の音が響いて響いて気になります。風よけをマイクにつけないとダメですね。あの、もしゃもしゃしたグレーのやつね。報道部時代はよく音声さんが使ってるのを見てました。あれ、大事ね!と今更理解してます…まさか自分が用意するようなことになろうとは(笑)
前述のももちゃんによりますと、この山は夏もすばらしく美しいらしいです。うん、これからニッコウキスゲの黄色い花が見事に咲くんだろうなぁ!そして紅葉も間違いなく素晴らしそうです。
がんばれば東京から新幹線で十分往復して日帰り可能な山ですよ。意外にも。新幹線ってほんとうに便利だなと最近強烈に実感していますよ。ネックは乗車料金がね…
思い立ったら天気のいい日に早起きして秋田駒ケ岳!なんてことが自由にできるほどの財力が欲しいです(笑)
やっぱり聖子ちゃんが好き♪ 松田聖子しばりカラオケで盛り上がるの超楽しい♪
わたしが初めて自分のおこづかいで買ったシングルレコードが松田聖子「赤いスイートピー」。
1982年の1月にリリースされたというから、私が10歳のとき。
私は1月生まれだから、自分で自分の誕生日プレゼントにしたのかな?
あの頃、女性アイドル花ざかりで、これの次に買ったレコードが明菜ちゃんの「セカンド・ラブ」だった。明菜ちゃんも好きだったけど、私は聖子派だったのね。振り返ると、聖子ちゃんの初期の全盛期は私は小中学生だったわけで、そのころどうやってアルバムを入手していたのか疑問だけれど…とにかく、80年代の聖子ソングはほとんど歌えるほど聞きこんでいます。
特に好きなアルバムは、赤いスイートピーが入っている「Pinapple」かな。
当時はLPレコードをレンタルしていたんだろうなぁ。
自分で買った初めてのCDは、聖子ちゃんの「Supreme」だった。その前にはカセットも買ったな。「SEIKO TOWN」っていうベストアルバムのカセット。
あれから30年以上経った今も、わたしの聖子CDはバリバリ現役で、日常のBGMとしてかなりのリピート率を誇っています。ほんと、相当聞いていると思う。
いま我が家にあるCDたちは、大人になってから、中古をヤフオクで買ったりして集めたものがほとんどですが。
さてそんな「80年代聖子オタク」な私が、昨日、聖子しばりカラオケ会に参加しました。参加した6人がみんな、聖子ソングだけを歌うという素晴らしい会♪
一言。最高でした…。
なんせ、どの曲も全部わかるし、歌えるし!
みんながどんな曲をセレクトするのかも楽しみで。大画面に流れる歌詞をじっくり噛みしめるのも楽しくて。みんなが聴いてくれる中、自分が気持ちよく歌い上げるのも楽しくて!
これは最高のお楽しみの一つですな。
昨日は「昼カラ聖子しばりで免疫力アップ!」というタイトルの会だったのだけれど、確かに聖子カラオケは私の中の免疫力を相当上げてくれたと思います。
普段は自宅でひとりで任天堂Switchを使ってJOYSOUNDに課金しては一人カラオケを楽しんでおりますが(これがびっくりするくらいよく出来ていて、採点なんかも本格的でかなり秀逸なのよ)、やっぱり仲間と聖子愛を分かち合いながらワイワイ笑いながら歌うひとときは最高ですね~
ちなみに今回私が歌ったのは、
・風立ちぬ
・時間旅行
・天使のウィンク
・ブルージュの鐘
・夏の扉(サビ以外)
・(番外編)斉藤由貴の卒業 (途中から聖子しばりをはずし、昭和歌謡しばりとなった)
次回はアルバム収録の名曲をいろいろと歌いたいですね。大好きな地名シリーズとか、旅情をかきたてるものとか。
お花が歌詞にたくさん出てくる曲とか。
・マイアミ午前五時
・セイシェルの夕日
・ボンボヤージュ
・雛菊の地平線
・とんがり屋根の花屋さん
…などなど。挙げだすときりがありませんのでこのへんで(笑)
聖子ファンのみなさま、ぜひ共に歌いましょう~♪
…
今日のベランダガーデニング イタリアンパセリの塔が立つ…
気温差が大きい6月の今日この頃。雨も降ったりやんだりで、不安定ですね。
でも、まだ暑苦しくないので結構快適!
在宅勤務ではエアコン代がかさむことが気になりますが、昨日も今日も稼働させずに済んでいます。
さてベランダの今日の様子。
イタリアンパセリ、葉を全くつまずに買ってきたままの状態で水やりだけしていたら…真ん中がいやに育ってしまった。これ、いわゆる、とうが立つ…ってやつですね。真ん中、カットするのがいいのかなあ。そこに栄養取られるのは良くないですよね。
プチトマトが少し赤く色づき始めました。
サファイアは相変わらず可愛く咲いてます。
そして、薔薇のグレース様のつぼみ。少しずつ膨らんで来ました。こちらは、葉が茂り放題なので、少しカットしようかなぁ。つぼみちゃんの日当たりに影響しそうです…
最後に、
これはもはや再起不能かしら…の、母の日のカーネーションの鉢。一応、一回り大きい鉢に植え替えて、元肥も与えて、水やりも欠かさないのですが…枯色の葉が増える一方です。うーん…
すっごいたくさん花が咲いてたんだけどなあ!
100円で買った激安鉢植えの薔薇が咲いた♪アンネフランクのバラと我が家のベランダガーデニングの様子
花好き・バラ好きが高じて、先日ついに薔薇の鉢植えを買ってしまいました…
今までに何度もベランダガーデニングに挑戦しては枯らし、断捨離で鉢とか肥料とかを処分したところなのに、店先で可愛く咲いている薔薇の鉢を見るとどうしても我が家に連れて帰りたくなり…
今度こそは枯らさない!絶対可愛がってみせる!と、大切に育ててきました。
その時に買った薔薇の鉢はふたつ。
ひとつは、すでにきれいな花をたくさん咲かせていて、とにかく香りが素晴らしくよくて、もう今すぐに薔薇と一緒にいたい!という思いをソク叶えてくれた「グレースビクトリア」さん。
もうひとつは、なんと!一鉢100円のセール品となっていて思わず飛びついてしまった「アンネフランク」さん。名前がなんとも良いではないですか。その由来がとても気になります…。
で、このアンネフランクさんが、その時はほんとにこれ咲くの?なんだか頼りないし、葉もほとんどついてないし、枯れそう…という見た目だったのね。私の園芸力で、果たして咲かせることは出来るのか??ってね。心配だったけど、100円だし(笑)、グレースさんと一緒に連れて帰りまして。
(なぜか購入時の写真を撮っていない残念な私)
kindle本で薔薇の栽培の本を3冊くらい読んで、次の日さっそく大きめの鉢と土と肥料を買ってきて、涼しい時間帯に植え替えをしました。ちゃんと本の通りに、根っこをメネデールを入れた水に浸しました。土の下の方に元肥も入れました。よし、これでちゃんと育ってくれるはず!
そして日々、土の乾き具合をチェックし(これは在宅勤務のなせる業ですね)、こまめに水を与え、強風で倒れそうなときは風からよけてあげたりして。
もう一日に何回も様子を見ていました。そして思った。植物も生き物であると。
当たり前のことですけれど、今まで枯らしてしまった植物たちに対しては、その意識が足りなかったなぁ…って。こんなに毎日、見てあげてなかったもんなぁ。だから土が乾いていても気づかなかったり、だから元気がなくなっていたり。西日に当たり過ぎて弱ってしまったり。子どもや動物と一緒で、ちゃんと目をかけてあげないと、育つものも育たないよね…と今更気づく私。
いままでの植物たちよ…本当にごめんよ…。
毎日見ていると、新しい芽が枝の分かれ目から生まれて来て、それが少しずつ成長していったりして。日々変化があるのが楽しくてね~。
心配していたアンネフランクさんも、黄緑の芽を伸ばし、葉もしだいに茂り、そのうちかわいいつぼみを付け始めたよ…!
6月7日
このまま開花まで行きますように、と日々祈りつつ。様子をウォッチングしていました。
6月8日
6月9日
6月10日
そして今日、
6月11日
こんなにきれいに花を咲かせましたよ♪
とても好みのオレンジ色。可愛い…
花の大きさは小ぶりだけれど、色がいいよね。
なぜか一輪しか咲いていないけれど、十分な存在感です。というかあの枯れ木風な状態からよくぞここまで…。感無量であります(大げさ)。
ちなみに、購入時にたくさんの花をつけていたグレースさんは、一度さっぱりと花をカットしまして。その後、今現在はまた可愛いつぼみが一つついています。
これもそのうち開花してくれるかなぁ!楽しみです。
なお、バラを我が家に迎え入れた後、またまた調子に乗っていくつかお花を植えております。サフィニアとラベンダー。
実用的で美味しいハーブたち。
左からイタリアンパセリ、バジル、ローズマリー。
そして先日、元町のお花イベントで体験した「ポタジェ(野菜と花を一緒に植えたもののこと)」
お花はデルフィニウム、野菜はプチトマトです。
この水色に一目ぼれしました…。
水やりも、たくさんあるから大変ってことは全然なくて。一鉢も二鉢も五鉢も一緒って感じです。今のところはね。
問題は、真夏の西日です。思いっきり西向きのベランダなので、午前中はいいんだけど、午後がかなり高温になるのです。それでたぶん、いつもダメにしちゃうんだと思う…
でも今年は本気で取り組みます。西日でもなんとか頑張ってみせます!(宣言)
なお、アンネのバラについては、フェリス女学院のページに詳しく載っていまして。ちょうど最近、biglobeニュースでも取り上げられていましたので、リンク貼っておきますね。
お天気と体調が良かったら、今日行きたかった…満開の堀切菖蒲園
いやはや、超久しぶりに体調が悪くなりまして。先週の半ばくらいから、喉が異様に痛くて。自分でも、喉が赤くなって腫れあがっているのが実感できるくらいに痛かった…
在宅勤務中ですが、先週は一度、出社する予定があり。それは久しぶりのことだったので秘かに楽しみにしていたのですが、その日は朝から声が思うように出なくて(涙)
家でおとなしく仕事をした次第ですが。
おそらく、その前の週に発熱し喉が痛くなり絶不調だった高3の長男から、風邪をもらっちゃったという感じだと思います。久々にだるかったわー。手術後はじめてかも。本当にね、手術以降はいろんな面で健康に気を付けているから、風邪ひとつひいてないんですよ。ありがたいことに。
今回は病院には行かず、市販の風邪薬を飲んで、喉にブラジルのプロポリススプレーをシュッシュして、紅茶でうがいをし、だるさを感じたら横になる。眠くなったら寝る。そんな感じでだいぶ回復基調に来たのですが、今度はなんだか目に違和感が~
翌朝起きたら、べっとりとした目やにが大量に出て、目が開かないレベル…。もうやだ…。
それが本日、日曜日の朝でございました。あーあ、本当は今日、見ごろを迎えた堀切菖蒲園に行きたかったのに。
先日は満開のポピーをご紹介しましたが、
今の時期ぜひ見ておきたいのは菖蒲です♪
実は私の中では菖蒲は最近までノーマークだったのですが、仕事でとある動画に関わり、それがモロに「堀切の菖蒲園」にまつわるものだったので。興味津々となったわけです。その動画はコチラ。江戸時代の菖蒲園の様子が垣間見られる、歴史好き・浮世絵好きにもたまらない作品です。
安藤広重が描いた浮世絵集「名所江戸百景」からピックアップした浮世絵作品の舞台を、現在の東京とオーバーラップさせた動画作品です。わたしは浮世絵には詳しくないけれど、その色使いとか、良ーく見ると登場する美人たちとかのさりげない存在感にシビれます。
これを見てからいまの堀切菖蒲園に行くと、より一層、趣が増すのではないかしら…
見ごろはまだ続きそうなので(今年の菖蒲まつりは6月16日までだそう)、来週こそは体調復帰を祈りつつ。花しょうぶレポートをアップできますように♪
のんびりローカル線で行く天空のポピー、念願の満開レポートと素敵な西武新型特急ラビュー乗車
何年も前から、フェイスブックのタイムラインで時々見かけては憧れていた「天空のポピー」なるお花畑に、ついに満を持して!満開の最盛期に行ってまいりました。
ポピーの名所はいくつかあって、私の身近なところだと「くりはま花の国」が見事らしいんだけれど、どうもタイミングを逃してしまってね。行くとすでに淋しい畑になっちゃっていて。そもそもちゃんと開花時期をチェックしていない私が悪いのですが。
でも今回はテレビで見たから大丈夫。ちょうどお休みの日の前日のお昼のニュースか何かで、非常に見事なポピー畑の様子が放映されていたのです。実はそのニュースを見るまでは今年もノーチェックだったのだけれど(苦笑)。ごめんねポピー。そしてありがとうNHK。
さて「天空のポピー」とは、
埼玉県の皆野町と東秩父村に位置する、山の中の広大なポピー畑のこと。標高500メートルの牧草地を利用したもので、今年で12年目を迎えるんだそう。そこに咲くポピーは実に1000万本!いや正直、本数いわれましてもピンときませんが、前述のくりはま花の国が100万本だそうなので、その10倍ですか…。これはかなりすごい規模ですね!
ところで皆野町ってどこ?初めて聞く名前です。
公式サイトからアクセスを見ると、秩父鉄道の皆野駅からシャトルバスが出ているとのこと。今回は一人旅だし、マイカーより電車だよね、ってことで迷わずこのパターンで目指すことに。しかし秩父鉄道とは…どこ?
乗換案内に従って、まずはJRで熊谷駅へ。横浜からは池袋までJRで出て、そこから西武線で向かうのが早道だけど、今回は大宮でひとつ用事があってそれを済ませてからだったので、熊谷から秩父鉄道に乗ることに。
もちろん秩父鉄道は初めて乗るのだけれど、これがかなりローカルな雰囲気でびっくり!まず切符を買うのにスイカが使えない!カードも使えない。つまり現金のみで、しかも券売機にはお札は1000円しか入らない!わたしは一万円札しかなかったので、窓口で両替してもらいましたが。イマドキ、これは珍しいですよね?徹底したポリシーが感じられて、悪くない(笑)
そして熊谷から約1時間で皆野駅に到着。これまた小さな可愛い駅で、ふるさと北海道のローカル駅を思い出します…。同じようにポピー目当ての乗客がちらほらと降ります。さてシャトルバス乗り場は?
駅前に手書きの看板が出ていたので、それに従い駅を背に100メートルくらい前進したあたりにバス乗り場がありました。で、バスには土日用の町営?のシャトルバス(往復500円)と、平日用の民営(秩父鉄道)のツアーバス(往復1000円)があるようで、土曜日の今日はシャトルバスの方でした。時刻表は特になくて、定員になったら適宜出発する感じのようです。私たちの乗ったバスは、鉄道到着から15分くらいで出発したかな。そこそこ満席です。
バスに揺られること約30分。途中から結構な山道になりますが、整備されていて対向車が来ても大丈夫なレベルの道幅があるので安心です。くねくねと結構上っていきます…。途中、小さな民家のポピー畑も現れ、期待が高まります!
到着すると、もうすでに一面のポピー!丘いっぱいに、ピンクが揺れ、赤が揺れています。簡易トイレで用を足し、テントにて300円の入場料を払って、いよいよ見学ルートを歩きます。
もうあとは、お気に召すままにポピーを愛でるのみ…♪
風が強めに吹いていたけれど、それがまたポピーをゆらゆらさせて素敵。
ぜひこれも動画レポートでご覧いただきたいです。花YouTuber第2弾ということで、こちらでもご紹介。
ポピーの魅力は、なんといってもあの和紙のように薄い儚げな花びら。真っ赤だけど、よく見ると透明感のある赤で、それが重なり合って燃えるようなレッドを表現しているのね。
そして八重咲のポピーや、オレンジのもの、縁取りがおしゃれなものもあります。赤だけじゃなくて、個性的な子も結構いるのよね。
だけどやはりポピーの一番の醍醐味は、この規模感でしょうね。一斉に咲き、一面を赤く染め、一斉に揺れるこの存在感。もう、花たちが大合唱しているように私には見えるよ。
バスの駐車場はポピー畑の一番下にあるから、どんどん丘の上に向かって遊歩道を登っていくんだけれど、早咲きの畑、遅咲きの畑があったり、腰より低い花と、背丈ほどに高い花があったり。飽きることなく楽しめます。
そして、丘の一番上まで来ると、いかに広大なポピー畑かがよくわかる…。写真では伝えきれないけれど、丘の起伏に沿って波打つように咲き乱れる満開のポピーはね、相当、すごいです。見ごたえありまくりです。そうね、この丘の様子は、富良野のラベンダーや美瑛のお花畑にも匹敵する規模感と美しさがありますね。やるじゃん、埼玉!(すいません道産子なもんで、上から目線…)
さて動画の中でも熱く語りましたが、満開のポピーに出会えるのは本当に短い期間なんですよね。この天空のポピーは、2019年は5月20日から6月9日までの開園となっています。そのうち本当に満開なのは何日間くらいあるのかなぁ。そう考えると、今日この日に、青空の下でポピーを愛でることが出来たことは、本当に幸せだと思いました。
園内にはちょっとしたベンチスペースもあり、途中の駅ビルの成城石井で買ったロカボ弁当を食べることが出来ました。最近学んだんだけど、お花を見に来るとつい食事を忘れて何時間も過ごしてしまうので、お弁当持参が大事!なんです。私の場合。今回は到着早々、花に囲まれながらお弁当を食べ、エネルギー満タンにしてから撮影に出たので、とても調子よかったです♪ご飯大事。
1時半ごろについて、動画撮ったり写真撮ったりしていたら、もう3時半過ぎていてビックリ。夕暮れのポピー畑も絶対魅力的に決まってるけれど、帰りのバスのこともあるので、後ろ髪ひかれつつ泣く泣く帰ることにしました。行きでもらったバスチケットを見せて、帰りのツアーバスに乗りました。
さて皆野駅から4キロほどのところに魅力的な日帰り温泉があるのだけれど、そこに行くにはすでに帰りのバスがない時間帯になっており…。これまた泣く泣く断念。人数がいれば、行きはバス、帰りはタクシーを手配して駅まで戻るのも手だと思いました。駅前にタクシー会社があるのでね。
そして1時間に3本ほどの秩父鉄道に乗り、熊谷とは逆の、西武秩父方面へ向かいました。なぜなら西武秩父駅の前には日帰り温泉があるから♪帰りに小一時間立ち寄るのにもってこいです。
ちょうど乗った電車は、秩父鉄道と西武鉄道が乗り入れているもので、そのまま乗っていれば皆野から池袋までノンストップ!という魅力的なものだったけれど、今日は温泉優先で。西武秩父駅には止まらないので、最寄りの「御花畑」という駅で降りて、徒歩5分ほどの駅前温泉「祭の湯」へ行きました。全然名前が違う駅だけど、歩いてほんとにすぐだったので便利。順路も看板が出ているので迷うこともありません。
この温泉、びっくりするくらい新しくて、きれいで、快適でした。いわゆる温泉ランド的なんだけれど、露天風呂も広いし種類が豊富だし、サウナも、ミストサウナも良かった。何時間いても飽きずに過ごせそう…。
晩ご飯の時間だったので、秩父名物という「わらじカツ丼」をいただきました。薄切りの豚肉をカツにしたもので、肉より衣の方が厚いんじゃ?という感じではありますが、味は良かった。そして名物の「しゃくしな漬け」が添えられていたのも嬉しい。以前からこの漬物の美味しさは知っていたので、そうか秩父の名物だったんだ!と再認識して嬉しくなった次第。帰りに、直結の土産物店(これまた超キレイで新しい)にて2袋買いました。そのくらい美味しいんだよ、しゃくしな漬けって!息子たちも目を輝かせて喜ぶほどに(笑)
帰りは西武秩父駅から特急に乗って。いやはや、このところJRばかり利用していて、私鉄の特急など乗り慣れていないので勝手がよくわからず…。スイカでピッと入って、普通に乗り込んだら全席指定だった…。
そのうち車掌さんが来るでしょう、と待っていたらやっぱり来まして。車内特急料金はプラス200円とのことでちょっと割高になっちゃったけど、この特急、すんばらしく快適だったので乗って大正解です。
聞くと、2か月ほど前にデビューしたばかりの新型特急「ラビュー」というんだそう。なんて素敵な名前。そして座席の座り心地がソファみたいでとてもいい!しかもビタミンカラーのイエローのソファ。こんなの初めてだわ…。
私が載った1号車は車椅子対応だそうで、とーーっても広いスペースが車両内に設けられていました。さらに、窓がとっても広い。夜だったからそんなに車窓は気にしなかったけれど、これ、昼間ならすがすがしくてとってもいいだろうなぁ!
揺れも少なく感じられ、とにかく快適の一言。秩父ー池袋間の19時25分発20時47分着、所要1時間22分があっという間でした。
池袋の駅のホームで、思わず外観も撮影しちゃった。よく見ると車体も曲線が優美でおしゃれ。外から見ると本当に窓が大きい!車掌さんに思わず「素敵ですね~」と話しかけると、車両専門ではないデザイナーさんがデザインしたんですよ、リビングでくつろぐイメージなんですよ、と教えてくださいました。
後で知ったけど、西武秩父駅から出るラビューは、一日1本だけ。私が乗ったのがたまたまラビューだったんですって。なんだかすごくラッキーな気分です。私鉄特急の旅、ハマりそう…。西武の特急と言えばレッドアローくらいしか知らなかったけど、ポピーのおかげで旅の幅が広がった感があります。いろいろな楽しみがつながった、2019年、最高のポピー旅でした。
ところで今回わたしはローカル線+シャトルバスの旅だったので移動は渋滞知らずでスムーズだったのですが、マイカーの場合は、午前中で駐車場が満車になったとかで…かなり混雑している模様です。知人からの情報ですと、秩父側から向かうほうが道がすいているんだとか。お車の方はご注意くださいね!
6月2日は、大好きな薔薇の日♪ ローズの日 ~横浜市の花もバラ!そしてワイン好きにもバラは大切♪
アレクサ、今日は何の日?
と聞いたら…
「ぐうたらのび太の日」
ですって!!!
そうなのね?
いやいや、6月2日は「ローズの日」ですよ。ろく・ツー=ローズ…
ちょっと苦しい?けど、2017年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された、比較的新しい記念日なのですね。知らなかった~。
(参考サイト)
https://zatsuneta.com/archives/10602a1.html
ところでバラは、横浜市の市花でもあります。
西洋バラの多くは、開港した横浜にまず入って来て、日本に広がったと言われているそうです。そんなご縁から、市の花になったのですね。素敵!
さて、バラといえば、ワイナリーのブドウ畑ではとても大切な役割を果たしているんです。以前、安曇野ワイナリーを見学したときに知りました。こんな説明書きとともに、赤いバラがブドウの畝の先頭に植えられていました。
バラが、病気のバロメーターの役割を果たすだなんて…。けなげな働き者のバラちゃん♪
その後、ブラジルのワイナリーを見学したときにも、バラが頑張っていましたよ。
ちなみにこれは、ブラジル最大のワイナリーであるMiolo(ミオーロ)のブドウ畑。お城のような建物は、ワイナリーが経営するホテル Miolo Hotel Spa do Vinhoです。朝シャン付き(シャンプーじゃなくて!朝ご飯メニューにシャンパンが付いていること♪⇒厳密にはシャンパンじゃなくて、ブラジル産スパークリングワインですが。とても美味しいんです。日本でも買えるんだね~)の、リッチな気分になれる(実際お値段も結構リッチな…)素敵なホテルです。
そんなエピソードもあり、ワイン好きにとってもバラは大切な存在と言えるのです。
せっかくローズの日なので、これまで書いたバラ関連のブログ記事をまとめてみました。
全部、港の見える丘公園のバラですが…。
横浜イングリッシュガーデンにも行ったことあるんだけどなぁ、ブログに書いてなかったんだなぁ。
今度また行こうっと。
(春バラ編2019)
(春バラ編2018)
(秋バラ編、コリン入り)
ちなみに、今年はもう時期を逃しちゃったので、来年こそ行きたいバラスポットはこちら。
滝ノ入ローズガーデン(埼玉)
「周りをぐるりと山にかこまれ、周囲の自然と一体になった美しいバラ園です。長いバラのアーチのなかを歩いたり、変化に富んだ散策道を楽しめます。」(サイトより)
蓼科高原 バラクラ イングリッシュガーデン(長野県)
ここは年間を通してお花が楽しめそうなので、来年と言わず今年のうちに行きたい~
中之島公園(大阪)
大阪のお友達のおすすめバラスポットです。大阪くいだおれ旅にからめて(笑)訪れたい♪
ほかにもバラ園のオススメがあれば、ぜひ教えてください!
日本だけでなく、世界中のお花の名所を巡りたいな~