映画「太陽の子」柳楽優弥さん、三浦春馬さん、有村架純さんの熱演に痺れる 20210820
今日は長男と二人で映画館へ行ってきた。平日の18:50からの回で、そもそも座席を1つ置きにしか販売していないので、とてもすいている映画館。もちろんマスクで。
今日見たい映画は3つあったんだけど、
一つは「リスタート」。地元、北海道の名寄の隣町、下川町が舞台で、若いシンガーさんの物語。前に違う映画の予告編で見て、「おお!下川!!」と思ってチェックしていたんだけど、7月16日公開で本日8月20日はもう上映館はなかった…終わってしまっていた…残念。
夏の帰省が叶わないから、せめて大スクリーンで故郷の風景を…と思っていたのだけれど。残念。
もう一つは「キネマの神様」
志村けんさんがお亡くなりになってしまい、代わりに沢田研二さんが出演され、菅田将暉さんも出ているという話題作。
これは長男がすでに見てしまっているというので、今日はやめることに。
(とても良かったらしいです。次見るぞ!)
そして第3の候補だった「太陽の子」を見てきた。
有村架純ちゃんが好きな長男はもともとチェックしていたし、私も数日前にテレビで宣伝番組を見て気になっていた作品。
内容は、第二次世界大戦中の京都大学で、原子核爆弾を作る研究をしていた青年たちの奮闘と、その家族のいろいろと、若者の葛藤と… 戦争がテーマの映画としては、これまでにないアプローチで、大切なメッセージを伝えてくれてます。
テレビでの番宣でも言われていたけど、海の三人のシーンは圧巻。
あと、比叡山でおにぎりを食べるシーンもいろんな意味で圧巻でしたね…。
リアルな広島爆撃の様子も数シーン映され、その当時に思いを馳せることも出来ました。本当に戦争って何なの。「勝っても負けても変わらん」ほんとその通り。
私は三浦春馬さんの演技がいつも好きなんだけど(最初に好きになったのは「わたしを離さないで」だったなぁ)、今回もとても良かった。敬礼する手が少し震えていたところとか。繊細な演技。
ほんとうに惜しい俳優さんを亡くしたものです。
去年めっちゃショックを受けたことを思い出したり…
帰りの車の中では、神風特攻隊のことを長男に教えたり。普段なかなか戦争のことを親子で話す機会はないんだけど、この映画をきっかけにいろいろ話せて良かった。
映画って、それを見るまでにもストーリーがあり、見終わった後にも、それぞれにストーリーが生まれるなぁと。
見ている2時間の集中の静寂(スマホなし、電話なし、会話なし)もとても贅沢だけれど、その前後にもステキな時間が流れるのですな。