ご当地名寄・風連ロケの「星守る犬」に泣いた
西田敏行・タマテツ(玉山鉄二)さん主演の現在公開中の犬モノ映画「星守る犬」。
これの予告か何かを、横浜に着いた頃にテレビで見て「へぇ〜ひまわりと犬だ。きれいだなぁ。感動モノ映画なんだろうなぁ」と何気なく思っていた。
それがまさか、ふるさと名寄のひまわり畑で撮影された映像とは、ぜ〜んぜん、気づかなかったよ…
横浜から風連にやって来て、地元紙の映画欄を見たら、なんと地元ロケの星守る犬公開中!とあるからビックリ。そして実家に星守る犬の原作となったマンガ本まであってビックリ。
もちろん一気に読んだよ…
正直、マンガ本はまぁまぁまぁ…なんだけど(個人的には)。
- 作者: 村上たかし
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 単行本
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でもなんたって大好きなひまわり畑が登場するし、しかも犬も出てくるし、ここ名寄で東京と同じタイミングで最新作が見られる機会なんてご当地ロケでもないとありえないので(通常、封切後数ヶ月〜半年くらい遅れてやってくる、それが田舎の映画館〜)、これはみんなで見に行こう!と、5時間授業の日の午後3時上映を目指して行って参りました。
そしたらね、昔のままの映画館が、昔のままにあって…設備も思いっきり昔のまま!
このスクリーンにこのイスですか!!超レトロ!!!
っていうか、ここ、まだ存在していたのか!!!!!
そのことにまず驚きなんだけれども。
さらに驚いたのは、平日昼間の午後3時の上映に、なんとお客さんが20人以上入っていた!
この名寄で、こんなに映画を見る人がいるとはっ。さすがご当地ロケ。
この時間なので、お年寄りが中心でしたけどね。でもすごい。貸しきり状態になるかと思ってた(笑)
さて映画ですが…
もうね、涙ポイントが少なくとも私には3回ありましたね。犬を飼ってる人にはかなりきますね、あれ。
犬を飼ってないと、そこまで泣けるものでもないらしいけど。
ストーリーもいいし、映像もいいんですよ。名寄のヒマワリ畑のみならず、幼少時から慣れ親しんでいた「ふうれん望湖台自然公園」もふんだんに登場するんだもの…
あの辺、歩いたよなぁ。あのキャンプ場、懐かしいなぁ。って、もういちいちセンチメンタルになっちゃって大変。
夏のシーンも、冬のシーンも、それぞれに懐かしくて恋しくて。北海道弁(名寄弁?)もなかなかリアルに再現されていて。これ、ブラジルで見たら間違いなく号泣モノ。
そこに犬ですからねぇ。
このDVD出たら、買っちゃうかも。
東京から北上し、東北(遠野)などを経由して北海道に車でやってくるという流れなんだけれども、被災された地域も映っているそうで(被災前の美しい姿)…
なんだかいろいろな思いが詰まった作品になったなぁ。多くの方々にとって。
ところで名寄ロケは去年の8月と12月に行われたそうで。うーん、惜しい、私は去年の7月だったらここにいたのに!映画の撮影風景は見たことがないから、ぜひ、見てみたかったなぁ(ミーハー)。
ロケで使われた家はまだ残されているそう。そして犬の像も建立されたんだそう。
そのあたりはまだ行ってないけれど、滞在中、ぜひ立ち寄ってみたいと思います。
ちなみにアレックスは半分くらい爆睡していたけれど(まぁ確かに彼には日本語レベル的に意味不明だろう)、コイはもう、真剣。終始、真剣に視聴。
で、終わって私と顔を合わせた途端に、ぼろぼろと大粒の涙をこぼし始めた。それはしばらく続いた。
そうだよねぇ、コリンのこと思い出しちゃったよねぇ。思いが少年時代のタマテツとシンクロしちゃったんだろうねぇ。
映画を見終わった後、映画館の方と少し雑談しました。西田敏行さんのサインは、直筆の似顔絵入りで凝ってるんですよね〜とか。犬の調教師の方は稚内の方で、かつて「南極物語」の犬たちを指導した方だとか。(そういえば今回出てくる犬・ハッピーは、どこか南極物語の犬に似ているな〜と思ってました。)
グッズがいろいろあって思わず買いそうになったけれど、ぐっと我慢しておきました。思い出はしっかり脳裏に焼き付けましたから。
…というわけで、犬好きな方も、そうでない方も、この映画はかなりオススメできると思います。ご当地なんで、ちょっと贔屓目入ってますけど(笑)
でも、私のふるさと名寄・風連を、スクリーンを通してぜひ多くの方に見ていただきたいなぁ。高速道路から見る風景もね、まんま、私がいつも帰省するときに見ている風景です。本当にいいところよ、名寄♪
名寄のよさ、再確認です。はい。