~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

環境を考えるアニメ映画、ローレックス


先週から子どもたちと約束していたので、土曜の夕方、ショッピングイグアテミのシネコンに映画を見に行った。
先週からもう、ローレックス、ローレックスってうるさくってねぇ。
なんなの、それは。高級腕時計の誕生秘話ですか?まさかね。
でもローレックス言われたら普通、時計でしょ?
しかもローレックスなんてタイトルの映画、今、やってないよ…Rolex、でしょ…。



とコイに言うと、
違うよ全然。Lから始まるローレックスだよ。あの、ドクター・スースのお話の映画だよ!と言う。
ドクター・スースと言えば、アメリカの有名な童話作家のひとり。Cat in the Hatの作者と言えばピントくるかしら。
コイはアメスクってこともあり、彼の作品は図書館でよく見ているらしい。ふーん…時計じゃないのか。(そりゃそうだ)



良くみると綴りはLoraxだし。言うならローレックスじゃなくて、ローラックスでしょうよ?!
しかしこのあたりのブラジル人の子どもたちは、ローレックスって発音してるらしい…。



さて土曜の夕方の映画館はいつもとても混んでいる。
17時40分開始なのに、その時刻を過ぎてもなお、列で入場を待つ…。ふぅぅ。
席に着いたら47分くらい、でもまだ予告編なので良し。
本編が始まったのは17時55分でありました。9割方埋まってて驚き。平日の主婦タイムはほんとうに貸切か?ってくらいいつもガラガラなのでね。



この作品も、今はやりの3Dで、飛び出すメガネをかけて見ます。水が迫ってきたり、空からふわふわ何かが降ってきたり…3Dはやっぱり何かしら楽しくてワクワクしちゃう。
観客の反応もいちいち面白いし。ほらブラジル人は映画館内でも大げさに感情表現するからね。
常にざわざわ。



映像は、ドクター・スースのカラフルで優しい色遣いがとても心地よく、可愛かったなぁ。
オーランドのユニバーサル・スタジオには、ドクター・スースのコーナーがあって、絵本から飛び出したような可愛い遊具なんかがあるんだけど(うちの二人も大喜びで遊んだ)、その世界観そのままの、可愛い色使いがとても良かった。
セリフやストーリーも非常にわかりやすくて(想像がつきやすいシンプルな流れというか・(笑)、ポル語吹き替えでも理解しやすくてヨシ。



プラスチックだけで出来た世界に住む少年が、天然の木を探して冒険に出る話なんだけど、その途中の劇中劇の中に出てくるのがローラックスという名前の不思議な黄色い生き物。これがまた可愛くてユーモラスで。周りをとりまく生き物キャラもなかなかナイスでね。歌も適度に散りばめられていて、テンポよく飽きさせずに1時間半強、観客をひきつけます。



可愛い映画だけど、実は環境破壊とか商業主義とか…現代を取り巻く問題を考えさせる内容になっていて、教育的観点からもいい作品なんじゃないかな。



見終わった後、うちの子たちも、何がいいことで何が良くないことか、という最低限のことは理解出来たようでした。ホッ。
コイは、月曜に図書館へ行って原作の本を借りるって張り切っていたし。
こうやって、見た後に何かが残る映画ってのはいいですねぇ。
ちなみにパパはおうちでお留守番。ということで、ママと息子たちとでデート♪
念願の映画鑑賞を満喫できた二人は、大変扱いやすい状態(笑)で、いい子でありました。これならいつでも3人デートするんだけどな〜