北海道産ワインの新星♪ 同級生のいとう君のワイン:Kamisato blanc 2018は素晴らしい出来!!
高校の同級生が、2016年にスタートした醸造用ブドウ園、蘭越いとう農園。
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蘭越町(らんこし)とは、道内の人でもどの辺にあるのかパッと思い浮かばないかも…ですね。私も地図を再確認しましたら、北海道の南西、ニセコ町の左隣。なるほどなるほど、あの辺ね!
そこでつくられたブドウでできた白ワインを、同級生つながりで3本ほど取り寄せたのが先月のこと。大切にワインセラーにしまっておき、このほどついに1本いただいてみました。
そしたらですね…
かなり私好みの抜群の美味しさ!!
素晴らしい出来にびっくりしました!
というのも、去年のワイン(初リリースのものかな?)は、北海道の白ワインに見られがちな「酸味強め」が現れていて。シャープさは良いのだけれど、余韻が…ちょっともう一歩物足りないかな、コクももう一つかな、という出来栄えに感じられたんですね。
そして迎えた今年リリースの、Kamisato blanc 2018。
ボトルの見た目からして、そそられます…
最初、あの幻のワインとも言われる栗沢町のナカザワヴィンヤードさんの「クリサワブラン」とそっくりなラベルに雰囲気!
裏を見ると、ほほう、醸造は岩見沢のブルース・ガットラヴさんがやってる10R(トアール)ワイナリーが手掛けていらっしゃるのね!
これだけでテンション上がります…
そして開けてみますと、
香りがいい♪
まず感じたのは白いお花。そして白桃?とても柔らかさを感じるほのかな香り。柑橘系より、わたしはピーチっぽさを感じました。可愛らしい感じ。好印象!
そして飲んでみますと、
おお!酸味がやわらかくて美味しい♪
とても好きな味わい!!
去年感じたコク不足感も、酸味強め感も皆無です。ほんとうに美味しい。
ちなみにワインの美味しい・いまいちの判断は、ひとえに個人個人の好みによるところが大きいので、このワインが万人に受けるかというとわかりませんが(それは高級フランスワインであってもそうですが)、北海道産の白ワインというカテゴリの中で言うと、これは相当美味しいと思います。はい。
なおわたしの好みは、
冷涼地でつくられたワインが好きで、白ならドイツとかフランスのアルザスとか、ニュージーランドとか、きりっとした味わいが好き。ブドウで言うとソーヴィニョン・ブランが好き。そして樽熟成させてないスッキリしたのが好き。
なので、このKamisato blanc 2018 はそういう好み条件にぴったりと合うわけです。
◆ぶどう品種:ソーヴィニョン・ブラン51% ピノ・ブラン24% オーセロワ 23% ゲヴュルツトラミネール 2%
⇒おお、あの華やかな感じは、ゲビュルツの2%が効いているのかな?
このあたりのブレンドの妙は、ブルース・ガットラヴさんの手腕でしょうか?
◆瓶詰本数:561本
⇒これは入手困難なワインですな…
◆製造過程:全房をプレス機で搾汁(whole bunch)。野生酵母で発酵を開始し、ステンレスタンクで発酵を継続し、マロラクティック発酵も自然に経過。無清澄剤、無濾過で瓶詰め。亜硫酸塩35ppm添加。
⇒うんうん、このあたりの過程もすごくいい!ナチュラルな作りがとてもいい!
ということで、同級生いとう君のワインはとってもオススメです♪
いとう君は、さまざまな困難を乗り越えて、こうしてすばらしいワインになるブドウを育てているんです。ストーリーのあるワイン、本当に好きです。
北海道に、またひとつ、すばらしいワインが生まれたよ!ということをぜひお見知りおきください。
あと2本、大事に大事に飲ませていただきます。
いとう君、美味しいワインをつくってくれてありがとう♪