海と富士山の非日常サウナ~絶景の朝日・夕日・富士山を大磯プリンスホテルで
またひとつ、お気に入りの場所を見つけてしまいました…。
いやぁ、大磯ロングビーチのイメージ、つまり芸能人大水泳大会(ポロリあり)の記憶しかなかった神奈川県の大磯町ですが、もう、一日ここにこもっているだけで十分幸せじゃない??って思えるホテルがあったんですね。
大磯プリンスホテルは、もともと存在は知っていたけれど、そこに素晴らしいスパが出来たというのは最近お友達のブログで知った話。とってもサウナにはまっていて、あちこちのサウナを経験済みの彼女が「泊りで行く価値あり!」と絶賛していたんです。
いろんな口コミ情報がネットにあふれていて、食べログもトリップアドバイザーも、これほんと?と思うような絶賛しすぎ・ディスりすぎの書き込みも多く、どの情報を信頼するかというのは本当に頭の痛いことですよね…。でも私は私なりの基準を持っていて、まず信用するのは「私が好きな人がお勧めする情報」(実際に知っている人ね)がまず第一かな。そして、「信用できそうなブロガーさんがお勧めする情報」(お会いしたことはないけどね)ですね。何をもって信用できそうなブロガーかというと、それはしばらく文章を読んでいたらだいたいわかるものです。文は体を表す、ですね。
それでいくと今回の大磯情報は後者にあたり、まだ会ったことのないブロガーさんだけど、とても信頼できるので信じてやって来ました。そしたら大正解!情報ありがとう!!
さてチェックインは午後5時。遅いよね…。ここだけが難点なのですが、まぁぎりぎり夕日タイムには間に合うかな(季節によっては)。今回は当日予約(楽天トラベルにて)だったのですが、山側のお部屋、最上階が素泊まり9000円ほどでした。冬ならではの価格で、(やはりここは海水浴・大磯ロングビーチのプール利用客がメインなので夏がハイシーズンね)、ここに1万円以下で泊まれるのはお得!だってスパ利用だけでも4500円/日ですからね。せっかくだから、宿泊客しか利用できない時間帯(朝6時~)のスパを満喫しないとです。
そして部屋に荷物を置いて水着に着替え(スパエリアは水着必須。レンタルは確か1000円でした)、部屋着を着てスパ入り口のある3階へ移動。受付でビニールバッグとガウンを受け取り、タオルを取っていざ中へ…。
ロッカールームに荷物を入れて、一つ上の階のスパへと上がりますと、とても洗練されて素敵な空間。さすがリニューアルされたばかりのいい感じのスパです。何はともあれ夕日を見ようと、外のデッキに出ると…さ、さむい!そうでした、まだ3月の屋外の夕方ですもの、寒いわ…あわててガウンを羽織る。そして富士山方向を見ると、残念ながら雲で隠れていて富士山は拝めず。でも、きれいな夕日の色は楽しめました。
この景色がサウナの中の大きな窓から見えるっていうのは本当にすごいよ…。この設計考えた人、ナイスです!海と山をいっぺんに眺められるサウナ、そうそうないのでは?
そしてご自慢のインフィニティプールというもの。シンガポールに有名なのがあるそうですね。
プールのふちぎりぎりまでお水が張られているから、その奥の海と同化しているように見えて、水の一体感がハンパないです。自分が入っている感覚より、ひとが入っている様子を眺めている方が神秘的で素敵…。ということで、写真をたくさん撮ってしまいました。
夜は約束があったので、スパは早々に引き上げまして、ホテルから徒歩5分ほどの国道一号線沿いのバス停に出て路線バスにて大磯駅へ。所要10分ほどで到着です。そこからてくてく歩いて、とある飲食店にて友人とディナーだったのですが、これまた最高すぎたのでまた別記事でご紹介することにして。
ホテルに戻り、今度は温泉部門へ。こちらはロッカールームと同じ階、3階にありました。洗い場も10か所以上はあったし、大浴場もそこそこ広いし、ホテルの温泉にしては十分すぎる施設です。そして露天風呂もあり、海が見えて清々しいです。お湯はすこし塩の味がしました。無色透明でやわらかい肌当たりです。お風呂は23時半までに入ればOKですが、これは24時間だったらなおいいのになぁ。
お部屋からの夜景もこぢんまりとしてきれいでした。日中は、街の奥に大山の堂々たるお姿もよく見えます。(でもちょっと海側にもやはり惹かれる…)
さて朝です。
うかつにも目覚ましをセットし忘れて昨夜寝てしまい、自然に目が覚めて時計を見たら7時10分前!!!
やってしまった…。まさかの朝日ミス!(涙)
朝陽フェチのわたしとしては、やってはいけないミスを…(涙)
まぁこれは、またリベンジしに来なさい、という朝陽の神様のお告げでしょう。ということで気を取り直してとりあえず海の見えるスパへ大急ぎで向かう。
と、やはり太陽はすでに高く上り…。
まぁそれはそれで海がキラキラと、プールの水面もキラキラときれいでしたけど。今日に限って遮るものの何もない快晴の水平線ですよ。どれだけ日の出が見事だっただろうと想像すると…想像できるだけに…(涙)
はい、またリベンジに来ます。
一方、朝の富士山はバッチリでした!
さて朝からサウナ三昧です。ここは何種類ものサウナがあり、本当に何時間でもいられる感じです。がっつり熱いフィンランドサウナは、調光が明るすぎず暗すぎず、うるさいテレビももちろんなく、デトックスに最適な環境。熱さもちょうどいいです。
ヒーリングという名前の部屋は、ミストサウナ的な。でもがっつり霧!という感じではなく、じわりとくる感じの。
富士山サウナ(パノラミックサウナ)は、ややぬるめのサウナで、長時間いても全く苦にならないの。大きな窓がふたつ、海を臨む窓と、富士山が正面に見える窓。こんな開放的なサウナ初めてです。素晴らしいです。わたしはここで思わずキンドル読書をしてしまいました…。じんわりと汗が噴き出すまで、しばらく読んでいました。
それにしても朝7時~9時のサウナは、宿泊の皆さんが朝食に行っているせいか、ガラガラで。独り占めして申し訳ないくらいの、贅沢な状態でした…。わたしはそれを見越して、朝食付きにはしなかったの。コンビニでパンなどを買っておいて、スパのロビーで軽くつまみました。だって少しでも長くスパにいたかったんだもの…。そしてそれはわたし的には大正解!
岩盤浴もありましたし、珍しいところでは、人口の雪がある部屋もありました。朝早い時間帯に見ると、実際に雪がマシンから降ってきていた…。しばらくすると円錐型につもり、それは融けない温度で部屋がキープされるから、もう雪は降りませんでした。ざっくりとして気持ちがいい雪の手触りでした。
外のプールエリア(もちろん温水)には、ジャグジーが二つあり、こちらはそこそこ温度高めで気持ちよかった~。ここも、ずっとずっと入っていたい。そんな風景なのであります。
ミントやオレンジの香りがする、不思議なシャワーもありました。いろんな初めて体験満載の、楽しいスパだったなぁ。
さてチェックアウトは10時。これも早すぎるなぁ…。せめて11時がいいなぁ…。
チェックイン・アウト後のスパ利用は、2000円で叶うのだけれども、今日は朝スパだけにすることにしました。正直、もうちょっと長くいたかったから、次回は追加料金で本当に一日中過ごそうかな。
そこまで思えるくらい、気に入ってしまった大磯のスパなのでした。なお、スパは中学生以上から利用可能なので、今度は家族4人で来たいなぁ。ここなら横浜から1時間かからないから、忙しい息子たちも部活オフの日にサクッと1泊なんて、可能じゃないかな。
遠くまで行かなくても、同じ神奈川県内に、こーんな癒しの素晴らしいスパがあるなら、もういつだってここでいいじゃん!くらい思えたのでした。ますます神奈川県が好きになったわ♪
お手軽に非日常を楽しめる、本当に貴重な場所です。車がなくても駅から路線バスがそこそこ出ているので移動も安心。ホテル前に停車するバスも1時間に1本程度だけどあるので便利だし。
もろもろの日常に疲れたら、ぜひ。