コリンも一緒に農場ホテル
母の日のプレゼントに…というわけでもなかったんだけど、ちょうど母の日に該当する日曜日をからめ、1泊2日でhotel fazenda（ホテル・ファゼンダ）へ行ってきました。
ホテル・ファゼンダとは、直訳すると農場ホテル。
ブラジルのあちこちにあって（だいたい主要都市の近郊、車で1時間〜3時間くらいのところに多いかな）、牛がいて馬がいて小川があって…みたいな。自然満載の、素朴な宿といったところ。
サルヴァドールに引っ越してきてからは、一度も行ったことがなかった。そもそも、この街の近郊のどこにあるのか知らなかったし、探しもしなかった。
今回、犬を飼うようになって、おのずと「犬も泊まれる宿」を検索するようになった次第。犬も泊まれると言えば、そうよね、やっぱり農場ホテルが定番よね。
調べてみると、サルヴァドール近郊にもいくつか農場ホテルがあることがわかった。今回行ったのは、その中でも最も近い（サルヴァドールから80キロ）、Ameria Rodrigues（アメリア・ホドリゲス）という街の宿。
BR324という高速道路を使い、道中、多少の渋滞はあったものの、2時間もしないで到着。宿への入り口は、道路沿いにポツンとあるガソリンスタンドの脇にあって、「え？これが門？？？」と思わず目を疑うような素朴な門をまずはくぐるのであった。あまりに素朴なので不安になり、ガソリンスタンドに入って兄ちゃんに確認しちゃったじゃないの。
門の先は割と奥深くて、ワイルドな土埃の立つ小道をアップダウンしつつ走る。と、宿泊棟に到着…。
フロントには人けがなく、だ、だいじょうぶか、ここ？という感じだったが、なんとかおばちゃんを見つけてチェックイン。こんなところ、泊りに来る人いるの？という雰囲気なのだけれど、意外にもお客さんはたくさんいたのであった。ホッ。
部屋はまぁ普通な感じ。犬も同じ部屋に寝泊まりしてＯＫと。
ここのいいところは屋外施設だ。
プールが結構すごい。子ども用のミニプール、レジャー用プールに加え、本格的な25メートルプール（5レーンほどあり）があった。本気泳ぎＯＫである。もちろん泳いだよ、カロリー消費のためにね♪
そして、小さいながらも芝のサッカーコートがある。ここでコリンは大喜びで駆け回る…ノーリードで…
子どもたちと追っかけっこ。うん、いい風景だなぁ！
こういうの、普段のサルヴァドール暮らしでは味わえないからねぇ。なんだかんだ言ってサルヴァドールも都市なので、都市型の生活というわけで。
犬はのびのびと農場で駆け回るのが一番だねぇ！
夜はビリヤードなどを楽しみ、部屋でブロックスなどを楽しみ…
朝は早起きして、日の出を見ようと外に出た。コリンと二人でね。
朝日は拝めなかったけど、空はなかなかきれいな色だった。
私が空に向かってシャッターを切っていると、なにやらコリンはしっぽをピンと立てて、一点を凝視していた。ん、どうした？？？
視線の先を見ると、そこには、牛が2頭…
そのうち、ワンワンと牛に向かって吠えだすコリン。
しまいには、牛を追いかけて、藪の中に入って行ってしまった… どどどうしよう…コリン、戻ってくるだろうか…
名前を呼び続けたら、なんとか戻ってきましたが。
冒険家だなぁ、コリンは。
コイはこの日、宿泊客のおじさんたちに混じって草サッカー。ジャッピーニャ（Japinha、小さい日本人の意味）と呼ばれ、ずいぶん可愛がられて、本人も楽しんでいましたよ。
アレックスは、ちょうど同じ年頃の男の子が複数人いたため、みんなでプール遊び。ものすごく楽しそうだ。
そういえば朝には、牛の乳搾り体験がありました。アレックスも参加して、なんとかお乳を搾っていたよ。難しそうだったけどね。
農場の中には、牛、馬、にわとり、そして豚がいて…
とにかく可愛かったのが子豚ちゃん…
コリンも興味津々。
天候が不順なのは雨期だから仕方ないよね。でもまぁ、雨の合間を縫って、ずいぶん農場ライフを満喫しましたよ。犬も、子どもたちも、体をいっぱい使って遊びまくったね。
みんなが楽しめる素敵な農場ホテル。
ちなみに食事オール込み（飲み物代は別）だったんだけど、私としては、食事のクオリティがいまひとつだったのが残念。かなり残念…。
たとえれば、安いポルキロみたいな状態でした。品数の少ない、味もそこそこのビュッフェが3食。それなりの宿泊費なのに、これは残念だなぁ。
食事の面さえＯＫなら、もう、何度でも通いたいと思える宿。名前は、Pousada Mirageです。
最後に、お花って柄じゃないけど、一度撮ってみたかった「お花畑の中のコリン」。うふ。どうかしら？似合う？
