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シニア世代のスマホ問題(私の親の場合)

先日、fbでつながろう!という以下の記事を書きましたが、

calorina.hatenablog.com

これは若者や我々世代に限ったことではなく、うちの両親とかね、70超えのシニアの方々にもとてもいいことだと思うんですよ。何せ実名ですから、昔の知り合いとか、近所のお友達とか、わかりやすく探せてつながりやすい。実際に面識がある人と、fb上でもつながるって、結構楽しいと思うんです。特に、物理的に会うことが難しい、田舎に住んでいる両親などの場合は、インターネットでの交流というのは、心理的なつながりが確保できてとてもいい。


実は私の母はfbユーザーなんですよ。娘の私とつながるのはもちろん(近況もそこで見ている様子)、私の友達にもよくわからないまま友人申請してしまい、優しい友人は母を認定してくれてつながったり。
優しい友人たちよ、ありがとう!(と、この場を借りて娘の私より御礼申し上げます)


このいきさつはと言うと、
2年前のお正月に、母が「クックパッドを見たい」と言いだしたので、
ならタブレットがいいよね、でもiPad買うほどのお金は出したくないねという話になり。
その時、キャンペーンでとても安かった、アマゾンのキンドルを買ったんですよ。確か1万5000円くらいで。
電子書籍は読まないんだけれどね。
タブレットとして、クックパッドを見たりするくらいは十分機能しています。


その時に、せっかくだからfbに登録したら、私の近況も見れるよ!
…というような流れで、アカウントを作ってfbデビューしたわけです。
もちろん、登録などの面倒なもろもろは私がやって、
プロフィール写真も適当に私が選んで。
とりあえずここをこうしたら何が見れる、ということだけ覚えてもらって。


今は、お友達の投稿を見ることを楽しみにしているようで、
それなりにfbには入っているみたい。自分からの情報発信がなくても、人の書き込みを読むだけで結構満足感あるらしいです。良かった良かった。


なんですが。
ここまで到達するのって、私が全てお膳立てしたからこそ、なんですよね。
シニア世代がfbに入るのは、前述の通り、とても良いことだと思うんだけど、
登録の仕方、操作の仕方、ネットの世界は何が良くて何がダメで・・・みたいなことなどを、
手取足取り、教えてあげる必要があるんですよね。


もちろん、自力で出来るシニアの方もいらっしゃるとは思うけれど、
なかなか難しい、よくわからないという方の方が圧倒的に多いのでは?


スマホネタで言うと、
去年、私の父が、auの契約内容を見直しまして。かーなーり、コストダウンいたしました。
何を見直したかと言うと、データ通信料。いわゆるギガ数の部分をかなり少なくしました。

 

父のスマホ利用と言えば、屋外で携帯電話として使ったり、地図とかお天気のアプリを見たり。
家の中でYoutubeの動画見たり。(おもしろ動物動画系が好きらしい)
ギガを食うであろう動画視聴は、外ではなく家のWi-Fi環境の中で見ているから、
そんなにギガを使っているつもりはない、というのが父の言い分。

なんだけど、調べてみたら、月5ギガくらいは使っているという結果に。


おかしいね、と言ってauショップに行って詳しく利用状況を見てもらったら、
なんと父のスマホは、家の中のWi-Fi環境にいる時でも、au回線につながっていたという恐ろしい結果が!これまで一度も、Wi-Fiに接続した形跡がございませんと!

 

なんと・・・せっかく私のお下がりの無線LANルーターを実家では何年も前から導入しているにもかかわらず、そのWi-Fiを活用せず、常に4G回線を使っている状況だったと!
あああ、なんてもったいない・・・。


そもそも、スマホ上で、Wi-Fiと4Gを自動切り替えする設定が出来ていなかったのが原因でした。
そんなこと父は全然意識したことなかったし、知らなかったと。
まぁ…そうだよなぁ。回線の話って、私たち世代にだってカンタンではないし。
たぶん、スマホを初めて買った時に、店員さんはそういう話も一応してくれたとは思うけど、
実感としてわからない初心者にとっては、ギガやら4Gやら未知のキーワードを聞いても、全然印象に残らないだろうなぁ。


まぁ、めでたく契約内容を変更し、家では無事、左上に扇マークが出ているということなので(Wi-Fiの電波のしるしのことね)、実家の通信費はだいぶコストダウンしたと思います。やれやれ。


シニアのスマホネタでもう一つ。(まだまだあります)


お正月に義父母宅を訪れた際、スマホのことで一つ教えて欲しいと義母から。
格安スマホUQモバイル)を手にして、かれこれ1年ほど経つというのだが、
メールが使えなくて困っていると。


gmailに登録しているのだが、新着メールがよくわからないと言う。
前のガラケーは、メールが来たら音で知らせてくれたが、スマホは音が鳴らなくてわからないと。
たまにメールボックスは見るけど、不明な業者メールがたくさん届いていて、
肝心のお友達からのメールがどこに来ているかわからないと。


ふむふむ。
と、アンドロイドに不慣れな私が、義母のgmailをのぞいてみると、
なるほど、フィルターがうまくかけられていないわけね。
UQなどからのCMメールが確かに多くを占めていて、時々入ってくる重要なお友達メールがその中にまぎれちゃっていて、非常に探しにくい。


そこでまず、業者メールを別フォルダに振り分けることにした。

 

さらに、メール着信音も設定した。

 

この2つの操作で、義母のスマホライフはかなり向上!

テストメールを送り、孫たちのアドレスを改めて登録してもらい、無事に音が鳴ることを確認して大喜びする義母。
今までは、メールのやりとりのためだけに、

長年使っていたガラケーを継続利用し、
電話はスマホでかける…という2台使いをしていたという。会社携帯とプライベート携帯を2台持ちするビジネスマンでもあるまいに!ああなんてもったいない!


でもそうだよね、gmailって結構難しいとこある。私も正直、使いこなせてるとは言えない。
だからシニア世代の義母が出来なくて当然と言えるでしょう。


じゃあ誰が教えてあげるの?
もっと早く義母も私に相談してくれていれば、もっと早く教えてあげられたのにね。
または、gmailのサポートセンターに問い合わせでもすれば、操作方法は教えてもらえただろうにね。

 

だけど、サポートセンターに電話するって割とハードル高くないですか?
実際にシニアはそこまでするだろうか・・・?
したところで、オペレータによる遠隔操作が、シニアにちゃんと伝わるだろうか・・・?


本当は、傍について、手取り足取り教えてあげるのが一番なんだよねぇ。


これらのシニアネタを通して思うことは、
誰かがシニアに教えてあげさえすれば、シニアだってメールやfbをもっともっと楽しめるよ!ってこと。


じゃあ、誰が?どうやって?


そこは、ある程度、しくみを作って行かなければ難しいのかなって気がするし、
実際にもう、シニア向けパソコン教室などは山ほどあるのかも知れないけれど。
10回コースとかでガッツリ学ぶほどでもないな、という場合。どうするのがいいのかな。

 

もっと、何と言うか、気軽な感じで、
フェイスブック講座とか。スマホ講座みたいな単発のがあるといいのかしら。
私の分身が何人かいたら、各地に飛ばして、そういう講座をシニア向けにやらせますが(笑)

 

たまたまググって見つけたんですが、

全国の商工会議所が展開しているパソコン教室なんかは、いい感じですね。
なぜか東北・北海道が1か所もないのが気になるけど…

PCCI商工会議所パソコン教室

 

デジタルディバイド、日本語では「情報格差」と言うようですが、

年々、そのことは実感させられます。

デジタルが進化するほどに、ついていけない人は置いていかれちゃうんだよね。

世の中、知らないと損することも多くて、それがインターネット経由でしか入らない情報だったりすることもすごく増えていると思うの。(入試の電子出願とかね)

シニアにとっても、同じだと思う。インターネットで出来ることってものすごくいっぱいあって、それがシニアにピッタリ!というものも、実はもっとあるのではないかな。

(たとえば体調管理系のアプリとか、無料で学べる系の動画コンテンツとか?)

 

なんかこう、もっとうまく、シニアとデジタルの関係を近付けていけないものかなぁ。

 

と、昨年暮れから今年にかけて、立て続けにいろいろシニアネタが発生したので、ふと考えてみたのでした。