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思い出のドリカムは今に生きる〜裏ワンに行って


日本に帰って来て初めて、日本人アーティストのコンサートへ行って来ましたよ。
そう、ブラジルではショウと呼んでいた歌手の生歌ステージは、日本ではコンサートであり、ライブと呼ぶんでしたねぇ。



これがもう、最高すぎて。涙が出そうでしたよ…。



誰のライブかって、ドリカムですよ。アラフォーなら誰しも1曲は聞けば青春が蘇るんじゃないかな…っていう、あの、Dreams Come True
実はドリカムライブ、密かに狙っていてね。
ファンケルの化粧品を買うと、1000円で一口、ライブチケットが当たる懸賞に応募できるの♪(10月31日が締め切りだったんだけどね)
私はせっせと化粧水だ乳液だと買い求め、頑張って3口応募したんですのよ。
で、それは惜しくもハズれ(苦笑)


もう今からじゃ普通にチケット買うのも難しいだろうな〜とあきらめていたコンサート1週間ちょっと前のこと。
か〜な〜りご無沙汰している中学の同級生から久々にメールが♪
彼女は北海道の子だけど、去年から東京に仕事の研修で来ていてね。お互い落ち着いたら飲みに行こうね〜という話はしていたんだけども。



久々のメールにはこう書いてあった。
「ドリカム好きだったよね?今度の代々木でのライブ、一緒に行かない?ファンクラブに入ってるからチケット買えたんだ〜」



行く行く!もっちろん行きますとも!!!
二つ返事でOKし、わくわくして当日を迎えたのであります。



彼女とは、90年代後半に、石狩湾新港で行われたドリカムライブ「ドリカムワンダーランド」に一緒に行ったんだ。
私の生ドリカム経験はそれっきりなんだけれども、あの印象は強烈でね〜。だっていきなり白馬に乗って登場したんだよ、吉田美和ちゃんが!
もちろんライブの躍動感やエンタメ性も素晴らしくて。
CDで聞く歌声よりライブの方が素晴らしいという、大変貴重なシンガーだなぁと実感させられたのです、あの時。



原宿駅で待ち合わせて、ものすごい人ごみに圧倒されながらもなんとか彼女と落ち合うことが出来、人波に押されつつ国立代々木競技場第一体育館へ。
人ごみだけれどもワサワサしすぎない、さすが日本のライブ会場は違うわ〜・・・・などと、ついブラジルのライブと比較してしまう私。
屋外では会場限定Tシャツやらタオルやらのオリジナルグッズ販売が行われていたけれど、そこはグッと我慢。モノを増やしてはならぬ〜ならぬ〜


入場口では一応荷物チェックがあるのねぇ。カバンを開いて見せなさい、と。
良かった、カメラは家に置いてきたんだったよ。もしカメラ持参してたら、ここで預けないといけないんだってよ…
携帯はOKだって。

さて中に入り、私たちの指定席はどこだろう… ステージから近いといいねぇ…とぐるり見渡す、と。
なんて素敵!ステージが体育館の中央に設置されているよ!
いわゆるセンターステージというのかしら?
これだと、四方八方どこからでもよく見える〜♪素晴らしい♪



私たちの席は、さすがファンクラブ枠。1階の前から9列目くらいだったよ。
ここはむしろ、アリーナ席より見やすくて良いかも…。2階席だとやはりだいぶ遠いけど、ここはずいぶんステージが近く感じられるよ。
さぁ準備万端、いつでも登場していらっしゃい、ドリカムのお二人さん!



そして開始の18時を5分ほど過ぎた頃、ついに吉田美和中村正人の二人がゴンドラみたいなものに乗って会場わきから現れた。
当然、みんな立ち上がっての大騒ぎで出迎え。
1曲目の歌声が響くと、ますますハイテンションで盛り上がる会場…
いいねいいね〜、日本のライブも全然ブラジルに負けてないよ〜!



そこからの約3時間(アンコール含む)は、もう、本当に素晴らしいひとときでした。思い出しても泣けちゃうほどに、歌に酔わされた。感動させられたよ。



このコンサートはね、裏ドリワンダーランドという名前の全国ツアーでね。裏の名が示すとおり、いわゆるメジャーなシングル曲などは歌わない、隠れた名曲・知る人ぞ知るドリカムソングばかりが歌われるライブなのだ。
もちろんドリカムワンダーランドという名の、通常のライブもやっているんだけど、今年のツア―は裏バージョンなんですってよ。
こうなると、何をどう予習して聞いていけばいいの〜?とファンクラブの彼女に聞いてみたんだけど、
「今回は初日だしね〜、もう全然何が出てくるかわかんないから、予習はしなくていいよ」とのお返事。



それを真に受けて、私はぜーんぜん予習せず臨んだのだが、ほんとにね。予習なんて必要なかった♪
今までのドリカムのアルバム、もう何度も何度も繰り返し聞いたアルバムから、意外で懐かしいマイナーな曲たちが、今ここに生歌で届けられる…
これはもうね、本当に、感動ですよ。



いかんせんマイナーな曲なもんだから、普段のライブでは絶対歌われないような曲が出てくるのね。
でも、マイナーな曲にこそ名曲があったりするでしょ?
まさかこの曲を今、2012年の今、吉田美和が自分の目の前で生で歌ってくれるとは…
ああ、想像するだけでも鳥肌じゃないです???



自分の中では完全に思い出の1曲なんだけど。そうさね、若かりし頃、彼氏と別れた頃に聞いて涙した失恋ソングとかね。
今ここに生きている、今のわたしたちの前に蘇る名曲なんですよ。
47歳の吉田美和が繰り出す、あの、当時と変わらぬハリとツヤのある素晴らしい歌声で蘇る名曲…



っていうか、美和ちゃん、全然47歳には見えないし!
自分も40歳になった気がしないし!



もう完全にタイムスリップというか何と言うか…不思議で心地よい時間を、1万2千人のドリカムファンの皆さんとともに共有してきたのでありました。
行けて良かったなぁ…。本当に良かった…。



ちなみに、歌われた曲の中で、私が知らなかった曲は本当に数えるほどでした。それらは、私がブラジルに行ってから、つまり2005年以降の曲でした。
ドリカムの歌はどれも素晴らしいので、たとえ知らない曲であっても十二分に楽しめるんですけどね〜
そうそう、この日は全国ツアーの初日だったこともあってか、いろんなサプライズがありました。たとえば井上真央ちゃんが会場に来ていたり(彼女が出る映画の主題歌をドリカムが歌う関係で)。
他にもあったけど、企業秘密につき、今は書けないのじゃ。ふふふ。



ツアーは年明け2月24日の宮城で幕を下ろします。今週の日曜日は北海道の真駒内アイスアリーナでやるんだねぇ。
わが横浜にはクリスマスイブに来てくれるのねぇ。これはもう絶対素敵な夜になるね…冬のドリカムソングも満載だからね〜。
また行きたい…

ちなみに、これまでのアルバムをかなり聞き込んでいるファンには本当にたまらないライブになること間違いなしですが、メジャーなドリカムしか知らない場合、やっぱりちょっと物足りないと感じるのかもなぁ。
なんたって裏ライブですから♪
いや、でも、あのステージパフォーマンスや、エグザイルばりのダンサーの活躍ぶりは相当にエンタメ性が高く、
たとえるならブラジルでこよなく愛するイヴェッチ・サンガーロのライブですよ。
そう、日本人でイヴェッチと張り合えるライブは、きっとドリカムにしか出来ないと思う…。
あの盛り上がり、歌の素晴らしさ。アップテンポもバラードも両方うまい、真のシンガーだよね、吉田美和もイヴェッチも。
そしてダンサーの使い方も共通している。すごくいいダンサーを揃えていて、目にも楽しいライブ♪



そうか、私の並々ならぬ感動っぷりには、
どこかイヴェッチライブを重ね合わせてしまった自分の、ブラジルへの郷愁をも含まれていたのだなぁ、きっと。



いつかドリカムとイヴェッチの共演が実現しないかしら♪