こちらもお遊戯会…
いやさすがに長男のところはれっきとした?小学校なので、お遊戯会ではなく音楽発表会という名前の催しなんですが。
でも、ごめん、やっぱり内容はお遊戯会レベルです…(涙)
終業式前日の午後1時から2時までの1時間ポッキリのステージ。
告知があったのはその前々日。
平日の昼間の催しを、こんなに急に告知してくるなんて!仕事している父さん母さんは仕事の調整が難しいじゃないのよぅ!
と思うのは日本人庶民の発想。
この学校、なぜか、このような直前告知であっても、たとえ平日の昼間であっても、見に来られる父さん母さんは山のようにいらっしゃるのです。
と言うのは、専業主婦であったり、自営業であったり経営者であったり…の父兄が多いんでしょうね。
それを見越して、学校側も急に告知して来ちゃうのね。
ま、いいんですけど。私も専業主婦だから余裕で見に行けるし。
さて音楽会の内容は…
オープニングはなかなか素晴らしかった。男の子が一人、たぶん5年生くらいの子が、ソロでパーカッションを披露した。これが上手でねぇ。
一応、周りには太鼓隊もいて、一応、彼のリズムに合わせる形で叩くんだけど…
これは…(以下自粛)
気を取り直して次の演目。
4・5年生混合グループによる、60年代ミュージック。
どうやら今年は年代別のミュージックというのがテーマらしい。
ちなみに60年代はヒッピー風の衣装で、音楽はアクエリアスであった。誰の曲?
2年生は70年代、イエローサブマリンbyビートルズ。
黄色の服を着て、黄色の潜水艦(段ボールの絵)を持って、かなりベタですが…まぁ、可愛いと言うことで会場からは大喝采!
よく知られた歌だしね、大合唱でしたよ。
お遊戯レベルは… ええと… まぁ、行進でしたが(苦笑)
そしていよいよコイたち3年生は80年代。マイケル・ジャクソンのブラック&ホワイト!
A組のコイたちは白い服、B組は黒い服でびしっと登場。これはなかなかいいぞ。
と、親のひいき目ではありませんが、いやほんとに、この踊りは良かった。ちゃんと踊りになっていた。振り付けにバリエーションがあって、見ていて飽きない。
こんなまともなお遊戯、久しぶりに見たわっ!
…と、私的には大絶賛。
一体、誰が振付をしたのかかなり気になったのでコイに聞いたら…
ドイツ人のハファエラのお母さんだと言う。
ハファエラのお母さん? 別に音楽の先生でも体育の先生でも何でもない、私と同じ、いち保護者ですけどなぜに彼女が???
さらに突っ込んで聞くと、どうやら彼女はダンスが上手らしい。で、マイケルジャクソンの動画をYoutubeで繰り返し見ては振付を考えたんだって。
そして時々学校に現れては、子どもたちに指導していたんだって。
へぇー。すごい母さんがいたもんだ…しかもドイツ人…。
ともあれ。
他の学年の踊りと比べても、断然、コイたちのクラスのが良かった。
ちなみに4年生はシャキーラのワールドカップの時によくかかってた曲。
5年生はイヴェッチのビリンバウ・メタリザードだった。
イヴェッチの振り付けはね〜。それこそご当地ソングなんだから、もっとちゃんとアシェっぽい踊りにすればいいのに〜。そんなんじゃイヴェッチファンの母さんとしては満足できないよ!と言いたい内容。
イヴェッチじきじきに振りを指導に来てくれ…。
まぁ、いろんな意味で楽しめたことは間違いないです。はい。
そう、楽しむコツは、最初から「お遊戯会」だと思って見ること。決して「音楽会」を期待しちゃあいけませんぜ(笑)
しかしなぁ。
このレベルだったら、私たちが子どもの頃覚えて踊ったフォークダンスの方がよっぽど高度な振り付けだと思うよ…。
ブラジル人の子が日本の学校に転校して来たら、踊りが難しすぎて仰天するんじゃないか?
いや、子どもはきっと、指導を受ければ誰でも覚えて踊れるようになるんだと思うよ。
ブラジルの学校よ、もっと子どもの踊り能力を信じて、もっと高度な踊りを教えてやっておくれ…。サンバステップの国の子なんだからさー。