~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

イヴェッチか、アシデンチか。


前回書いた大学での授業用の記事コピーですが、あれは実はCLAUDIA(クラウヂア)というブラジルの女性雑誌の先月号に掲載された、Ivete Sangaloのインタビュー特集記事でありました。



実際は、雑誌掲載と同内容のものを雑誌のサイトで見つけて、それをプリントアウトしてコピーしたんだけれどもね。
このインタビュー記事、ファンとしてはかなり気に入ったので、せっかくだからたまにはこういう柔らかい記事も毛色が変わってていいだろうと選んだのよ。



そして張り切ってコピーしたらその日は記事読みはお流れ。翌週の授業に持ち越されたのだった。



で、翌週の授業の前日。信じられないような交通事故がサルヴァドール市内で発生したのね。
朝のニュースで耳にして、えええ、それはどういうことでそういう事故になっちゃうの???と心底、疑問に思ったので、その日の新聞を慌てて買ったという… それほど衝撃的な事故。
これもこれでみんなに知らせるべき、と思ったので、イヴェッチ記事はキープしつつ、新聞記事も人数分コピー。
ええ、またしても長蛇の列に並びましたよ。でもさすがに私も学習したので、今回は15分ほど早めに並びましたからね。ふふふ。



授業が始まり、私の記事の時間になったので、すかさず2つの記事をみんなに見せ、多数決を取った。
イヴェッチかアシデンチ(事故)か、どちらを読んでみたいですか?と。



こりゃアシデンチが選ばれるだろうな、やっぱり雑誌記事より新聞記事を選ぶだろうな、だって大学の授業だし…と内心思っていたら。
なんと、票はきれいに分かれ、私を除く7人中4人がイヴェッチを選んだのであった。ぎりぎりイヴェッチの勝利。
事故を選んだのは、ふだんから真面目そうな言動が見られるアメリカ人女性ふたりとスペイン人女性ひとり。聞くと、その3人だけはイヴェッチを知らないんだと。イヴェッチ記事を選んだ4人は、すでにカルナヴァルなどでイヴェッチを見たり聞いたりして知っているんだって。へぇー。



そして私が音読し、意味のわからない表現や単語を互いに確認し合うといういつものスタイルの授業に。
記事の内容は、「人気も名声も欲しいままにしている大スター・イヴェッチが、初めての出産によってどんな心境の変化があったか」というのが大筋。
母としての感情、気持ちを表現する言葉などがふんだんに出てくるので、この記事を選んだって言うのもある。過去2回は、「オリンピック開催が決まったリオなのに、治安の悪化は止まらない」とか「カルナヴァル後のサルヴァドールのビーチはゴミだらけでひどい」というネタだったんでね。批判的な表現とか皮肉的な表現は出てくるけど、気持ちを表す表現はそこにはほとんどなかったのよね。


ご興味がある方はぜひCLAUDIAのサイトでお読みください。
こちら。


出産後は、どんなにコンサートで遅くなっても、どんなに遠くの街にいても、ホテルには泊まらずに(専用機で)自宅に帰って息子と眠る…とか。
9月のマジソン・スクエア・ガーデンでのショウの頃にはもう10カ月になるので、息子も連れて行くつもり、とか。
普段のイヴェッチからは全く垣間見えない「母」な姿がちらほらと現れていて興味深いですよ。
(インタビューは、プライア・ド・フォルチの別荘で行われたそう。って、あそこに別荘があったのかイヴェッチ!!)