~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

Volta a`s aulas 授業に戻る


今日からアレックスの幼稚園の授業が再開する。つまり、新学期が始まる。
ポルトガル語では、ボウタ・アス・アウラスと言う。ボウタが戻る、アウラスが授業ね。
ブラジルの学校(幼稚園)は、1月いっぱいがお休みで、2月から新学年で新学期を迎える。
5歳組(Grupo5、グルッポ・シンコ)になったアレックス。元気いっぱいで登園しましたよ。



ところで新学期には、material escolar(学用品)を各種揃えて学校に提出しなければならない。
その購入リスト、年末の終業式あたりに入手していたんだけど、最近まですっかり忘れていて…
先週ようやく、買い物に出かけた。



しかし、この買い物がもう…
重労働以外の何物でもない…



かねてより、ブラジルで買い物することは重労働に他ならないのだが(無駄に待たされるレジの長蛇の列、ある時はあってもないときはない商品:見つけた時に買っておけの法則、一か所で欲しいものすべてが揃わない:微妙に分業制の商店などなど…)。
今回の学用品。
それはそれはすごかった。


まずは写真をご覧いただこう。


これが、2011年度に、アレックスが幼稚園で使用するとされる学用品の数々だ。
写真の背景(カーペット)が、思いっきり派手なブラジル国旗柄であるために、商品がわかりにくくてすみません。子供部屋で撮ったもので。


ちょっとした文房具屋が開けそうなほどの、このアイテムの数々…。
記念にリストを記しておこう。すごいよ!

パイロットペン(ホワイトボード用)5色入り一箱
・工作用の白いのり 3個
・発泡スチロール用ののり 2個
・色つきのりセット 3箱
・キラキララメ入りカラーのり 3個
・透明ガムテープ 幅広 2本
・色鉛筆12色入り 2箱
・水性カラーペン12色入り 2個
・クレヨン 2セット
・知育おもちゃ 一つ
・先のとがってないハサミ 1個
・A4の白い紙 600枚
・カムルサ色紙 5枚
・クレポン色紙 5枚
カルメン色紙 5枚
カルメン黒紙 3枚
ラミネート色紙 5枚
・デュプレックス色紙 5枚
・絵筆 太いもの 1本
・カラー絵の具 250g入り 4個
・白絵の具 250g入り 1個
・両面テープ 2本
・鉛筆 10本
・消しゴム 6個
・鉛筆削り 5個
・リング式ノート 5教科分使える大きいもの 1冊
・クリアファイル ゴムつき 2個
・クリアファイル ゴムなし 2個
・お絵かき用ノート リング式 1冊
・色ねんど 4箱
・大型封筒 4枚
・風船の袋 3個
・身分証明書入れ(クリップつき) 1個
・アーティストセット 練習帳付き 30枚入り 1つ
・顔用の絵の具 5個
・不織布 5メートル
・ひも 一巻き
・毛糸 一巻き
・細いゴム 一巻き
・コットン 一袋
・いらなくなった雑誌



…こんなに。
ほんとに、こんなに使うのか?1年間で。
どうやったら1年間でケシゴム6個、鉛筆削り5個も使うんだ???
使うものなのか???


色紙の種類がいろいろありすぎてなんだかもうわからないじゃないか!
カルメンとかクレポンって何なんだ???
どの売り場にあるんだ???


と、ぶつぶつイライラしながら、広い広い文房具屋(Le Biscuit)を歩き回ったのでありました。ああ、あんなに買い物に時間がかかるとは思わなかったよ。
おかげで私の服のバーゲンを見る時間がとれなくなったじゃないか!



で、総額、軽く200レアルは超えます。1万円は超えてます。学用品に1万円って…
というより、量がすごすぎるよ。サンタの袋みたいな状態だよ!



もう、来年からは、絶対、学校側に購入を依頼しよう。ある定額を払えば、学校側が用意してくれると言うシステムもある。去年はそれを利用した。
もう無理しないで、来年からは自分では買わないぞー。
というか、最初から、学校が一括購入すればいいのになぁといつも思う。(下記に述べる教科書もそうだけど)


っていうか、うちの幼稚園、もしかして量が多い?
普通?
こんなもんなのか?


サンパウロの某日系幼稚園の時は、こんなに多くなかったような…むむむ…



さーらーに、大変なのが、教科書の購入。
これまでは、大型ショッピングセンター内の大型書店の教科書販売コーナーに行って、教科書リストを見せ、注文して2週間後に取りに行くと言うパターンだったけど、これだとあまりにイライラするので、もうやめた。
なぜイライラするかと言うと、注文品と違うものが届くし(学年が一つ上のものとか!)、その交換にさらに2週間かかったり。
待たされたあげく、欠品とか言われるし。
もー、やだ!



ってことで、今年は、出版社に直接出向いて、直接買い付けしました。
そうしている親御さんたちも結構多い。
これだと間違いがないし、在庫が豊富にある(なんせ、卸問屋みたいなところだから)。

それにしても…
5歳児のための教科書が、1冊65レアル(約3200円)もするって、どういうこと???
5歳時なのに、すでに、国語・算数・理科・社会・地理の5教科が必要って、どういうこと???
これだけで、しめて350レアル近く…



さらに、生意気にも「副読本」ってのがあって、これがまた高い。(写真左の2冊)
わずか15ページしかない、絵本みたいなのが、なんと28レアル(1400円)。まるで私立大学のパンフレットのような薄さだよ?!
そんなのが2冊も必要で。


トータルで、教科書代だけで約20000円だよ。すごい出費。



うちはまだ、父さんが頑張って稼いで来てくれているから、教科書代が家計を苦しめるようなことにはおかげさまでならないけれど、この金額、結構厳しいと思うよ。
ブラジルでも最近、教育費がかさむから子どもはたくさん産めない…という家庭が増えているけど、まさにその通りだよ。
これプラス、もちろん月々の授業料が3万から、上は10万近くまで。月々だよ。月々10万を一人の子どもにだよ!



なんか…
教育産業がボロ設けのような気がするのは私だけ?!
学校運営費はまぁいいとして。
あの教科書の値付けはどうなの?!



お金持ちしかいい学校に進めないってのは、事実、だよね…。



とにもかくにも。アレックスよ。
これだけキミのために投資しているのだ。頑張ってこの1年間、お勉強してくれたまえよ!
(山のような学用品に自分の名前が書かれているのを見て、ホクホクしているアレックスでした。)