ジブリじゃない、日本のアニメ映画をブラジルで
長い長い休暇中…
じゃあ久しぶりにfilme(フィルミ、映画のこと)でも見に行くかね、と子どもたちと一緒に映画館のサイトで上映中の作品を確認したら…
ん、この絵のタッチは、まさかジブリ作品?!
ん? でもちょっと違うよなぁ… うん、良く見るとかなり違う…
でも遠目からはジブリっぽかったの。
というか、ブラジルのアニメとも、アメリカやヨーロッパとのアニメとも違って、これは絶対日本かはたまた韓国か?というイラストタッチだったのよ。
で、タイトルは、O Mundo Encantado de Gigi(オ・ムンド・エンカンタード・ジ・ジジ)。
立派にポル語のタイトルになってましてね、その意味は「ジジの魔法の世界」というもの。ナントカの魔法の世界、というのは子ども作品にはありがちな名前ですがね。
そのタイトルでググってみたところ、やっぱり!日本のアニメ作品とのことだった。
原作名は「よなよなペンギン」。りんたろう、と言う方が監督だそうです。
へぇ、全然聞いたこともなかったけど、2009年のクリスマス頃に上演されていたんですってね、日本では。話題になったのかなぁ?
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ともあれ、日本の作品をブラジルで見られる機会なんてそうめったにないので、内容はよくわからないけど、ま、子どもたちもペンギンペンギンって喜んでいるし、家族4人で行って来ました。1月の2日に。
いつも通り、館内は悲しいくらいガラガラで。そうね、私たちの他に5家族くらいはいただろうか。ま、そのくらいガラガラ…。
さて、映画はポル語吹き替え。それにはもう慣れたけど、タイトルにはでっかく「よなよなペンギン」と出てきて、なんか笑えた。そのギャップがね。
どこからも日本語は聞こえないのに、タイトルには日本語。当たり前なんだけど、なんだか笑える。
ストーリーは、ペンギンのコートを着た女の子の冒険友情ファンタジーといったところ。
なんだけど、七福神が出て来たり天使が出て来たり、舞台となる街は西洋風だったり。かと思えば昭和の日本みたいなポスターがそこここに貼ってあったり。
いろんな面でミスマッチな…
でも、色合いがキレイで、カラフルで、楽しかったけれども。
前半は展開がにぶくて、思わず船を漕いでしまいました…。子どもたちは目をらんらんとさせて釘づけになっていたので良かったけれど。
そして周りのブラジル人の子たちも、おもしろかったね〜、とか言って映画館を後にしていたので、まぁ、良かったと思うけれど。
でも、どうしてブラジルで上映されることになったのかしら。
ポケモンとかナルトをやってもらったほうが大ヒット間違いなしなのにー。