~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

州境の観光スポット、マンギ・セッコ

11月13〜15日の3日間、ブラジルはまたも3連休でありました。なんか10月・11月は連休が多いな〜。
今回は15日の月曜が祝日(Proclamação da República、共和国宣言記念日)だったので、普段、土曜日勤務(だいたい半日勤務が多いけど)の人も、めでたく3連休〜。というか2日半連休、と言うことで、各行楽地はずいぶん賑わったようですわよ。


我が家も以前なら連休と聞くと張り切って1泊2日〜2泊3日の小旅行を企てていたものでしたが、今はほら、犬もいるし。この間のヨーロッパ旅行で散財したばかりだし。
今回は家でおとなしくしましょうかね。
…と思ったんだけど、やっぱり小旅行は行ける時に行かないと!と前日に思い直し、それから慌てて目ぼしい宿に電話をかけまくり。


しかし、時すでに遅し。ええ、こんな辺鄙なファゼンダホテルまでも!と思うようなところまで見事に満室・満室・満室。恐るべし、3連休。確かにうちのマンションの駐車場もガラガラだったもんなぁ。みんな実家とか友達の別荘とかに行ってるのかな〜


と、やはりおとなしく過ごすことを決意したんだけど(大げさ)、でもお天気いいし、やっぱりどこかへ日帰りで行こう!ということで、前からちょっと気になっていたMangue Seco(マンギ・セッコ)という名所へ車で行くことにした。



そこはバイーア州の北、セルジッペ州との州境にあるところで、白い砂丘と青い海が美しい名所なんですって。ホテルのツアーデスクなんかには、かならずここの日帰りツアーのパンフレットが置いてあったりします。ってことは、結構いいところなのかも?
でも距離にして280キロ…かなり遠いです…
ま、次の日休みだしね、とダンナも乗り気だったので、遠出の日帰りドライブと相成りました。


詳しい情報はサイトに近日中にアップすることにしまして、軽く写真で振り返ってみると…


馬が交通手段として現役で活躍中〜の、バイーア州郊外を走り…



いったん、お隣のセルジッペ州に入りまして…
道路わきに建っている茅葺きの小屋がいつも気になってしょうがないんですが…
確かに人が住んでいます。だって洗濯物が干してあったもん。
どう見ても違法建築って感じですけど、ずっとここに建ってるみたいです。気になる…


マンギ・セッコの最寄りの街だという、ポンタウへと入る。


まずは渡し船で車ごと川向こうに移動。え、車ごと?聞いてないよ?!
確かランシャ(スピードボート)で渡るんじゃなかったっけ?
ま、いっか。みんな車ごと行ってるし…
と、予備知識限りなくゼロで行ってしまった私たちは、流れに従って車ごと乗り込む。



そしたら、到着したところからさらに別の川?を渡らなければならないのであった…
川向こうがもう目的地マンギ・セッコだと思ってたのにー。
仕方なく、今度こそランシャに乗り込む。



着いたところはいきなり白い砂浜…ではなく、普通の水辺。そしてすでに波打ち際にバギーが待機している。
ここでバギー運転手と契約し、見どころを巡るツアーに連れて行ってもらう。はっきり言ってバギーしか交通手段がないんじゃ?!
ということなので、おとなしく周りの勧めに従い、バギーに乗り込む。



と、バギーで少し進んだところはもう白い砂丘でありました〜。
ナタウやジェリコアコアラの砂丘から見たら全然規模は小さいけれど、でもこれ、なかなか気持ちいい風景じゃありませんこと?



砂山をスノーボードのボードで滑り降りるサンドボード?って言うの??があったり。雪を見たこともないブラジル人たち、もちろんスノボも未体験でしょうが、かなり楽しそうに挑戦しては尻もちついてましたよ。



コイも挑戦。スキーは3歳の時に日本で経験済みだけど、ボードは初。さてどうなるか…と思ってみてたら、なかなかバランス良く上手に転ぶことなくゴールしてましたよ。
もっとも、斜面距離はほんのわずかなんですけどね。ちなみに兄さんに1回1レアル払います。いい商売ですな。



途中、ロミオとジュリエットと言う名の2本のヤシの木があったり…
(テレビドラマのロケ地ということで、ブラジル人に絶大な人気スポットらしい)


海岸線をバギーで気持ちよく走り抜けたり…



そして最後は海で遊ぶ!
もう夕方。で、ちょうど干潮時だったので、おもしろいほど沖の方まで浅くなっていて…
水中サッカーするコイ。ボールはともだちなんだって。


波と競争するアレックス。
お決まりの男児のビーチ遊びですな…



今回、コリンも連れて来たんですよ、実は。
狂犬病の注射も、3回目のワクチンも終わったので、晴れて外出OKの身になった次第。
思い切り海辺を走るのは楽しそうだった〜
いつも狭い家でウロウロするだけだからねぇ。やっぱり犬はこうでなくちゃ。


ビーチを出たのは私たちが最後、というくらいのんびりしてしまった。(と言うか、出発が遅かったせいとも言う)
きれいな夕日を見届けてから、帰りのランシャに乗りました。




帰りは渋滞もなくスムーズに…と言いたいところなんだけど、最初に乗った車ごとの渡し船の最終便がすでに終わっていたため、陸地を遠回りして走らなければならないことに…(涙)
余計に1時間も多くかかったよ!
サルヴァドール、遠すぎ…。
まだサウイッペにも着かないの?プライア・ド・フォルチまであと60キロ?!
まーだー?????


と、ホントに帰りは遠かった〜
コリンを休憩させるために1時間おきに車を止めたんだけど、それもあって、家に帰ったのはもう11時近くなってた…。つ、つかれた…。
やっぱりあそこまで行くなら1泊しないと辛いなぁ。
でも楽しかったけど!
何より、我がバイーア州にも、あのような砂丘と海のコンビネーションが存在していたことに驚き、嬉しくもありました。
ナタウやジェリコアコアラまで行く余裕がなかったら、ここの砂丘で遊ぶのも悪くないと思うわ。バギーは同じだし、砂もサラサラだし、海もすいてて気持ちいいしね。


疲れたけど、やっぱり家で子どもたちをちまちま遊ばせるより、砂山走り、海走りを思い切りやってもらう方がいいわ。うん。