フィールド・デイ
コイの学校のイベント、Field Dayというのに行って来た。
まぁこの手のイベントは、たいてい、適当に子どもたちが遊んで、バザーのテントでは不用品が売られていて、飲食コーナーではアカラジェやシュラスコ(串焼き肉)が売られてて…
そんな感じのまったりしたイベントだと思っていたんだけど、やっぱり今回もそうでした。
一応、フィールド・デイは、スポーツイベントということになっているんだけど、日本の運動会とは似ても似つかないもの。
うちの学校だけかも知れないけどねぇ。全くもって組織化されてないと言うか、何と言うか。
アバウトなのだ…すべてにおいて…。
日時だけはわかっていたけど、イベント自体のプログラムみたいなものは皆無で。
もう、行っても行かなくてもいいや〜と思ってたけど、コイ本人は楽しみにしているし。友達みんな行くって言うし。
とりあえず行くことにした。
9時開始だけど、絶対時間通りになんて始まらないからと、9時半過ぎに到着した。
するとちょうど、各クラスのプラカードを持って、一応、隊列をなした子どもたちがグランドを行進しているところだった。急げ、コイ!!!
なんとか列に間に合って、みんなで記念撮影。
ざっと見たところ、クラスの三分の一くらいかな、参加者の数は…
淋しいものだ。
そういう点からも、学校側の強制イベントではないことがわかる。ほんと、アバウト〜。
先生方も、参加したい人・できる人がするという感じだ。なんだかなぁ。
そして、入場行進のあと、クラス対抗の何かがあるわけでもなく…。
思い思いに遊んでいる。
たとえば、スプレーの泡かけ鬼ごっこ。
このスプレーは一つ10レアル(500円)もするので、コイには与えず。よって、コイはもっぱらかけられる側、逃げるのみ!
アレックスは、幼児向けのエア式巨大滑り台(1回5レアル、250円)で大はしゃぎ。ここ、小さい子に大人気で、行列が出来ていたよ。
250円でたった5分間だけ…あっという間。
学校の近くに乗馬教室があるんだけど、そこから馬が出張してきましてね。無料で乗馬体験も。
と言ってもほんの数メートル、引き馬で…
それでも子どもって大好きだよね、こういうの!
一応、フィールド競技?らしきものも。
なわとびかけっこ。
コイ、なわとびなんて見たことないでしょ?って言ったら、風連で一度やったことがあるって。そうだっけ?
ちなみにブラジルの学校の体育の時間になわとびなんてやらないからねぇ。
コイの走り方も不格好…危うい感じで。でもなんとか転ばずに。
そして最大の盛り上がりを見せていたのが、Futebol de sabão(フッチボウ・ジ・サバォン)。せっけんサッカー、と直訳できる。
これは、まぁ、こういう遊び。
エアでふくらますタイプの、足場が悪い、せっけんでぬるぬるした小さいサッカーコート内で、ゴムボールを使ってサッカーするというものだ。
水着を持参しなかったうちの子たちは、上半身裸で、半ズボンで参戦。
女の子たちはビキニ姿で頑張っていたよ。
とにかくヌルヌルする足場だから、すべって転んで、また起きて。その繰り返しなんだけど、子どもたちにはたまらなく楽しいらしい…
これは10分で250円。いい商売ですな。
ちょっとだけ参加して早々に帰ろうと思ってたんだけど、子どもたちがあまりに楽しんでいるので、まぁたまにはいいか…と遊ばせまくり。
結局、串焼き肉をお昼に食べて、1時ごろまで学校にいた。
こんな子供だましイベント、一体何年生まで楽しむのかねぇ…と思ってたら。
ハイスクールの子たちは、顔面パイ投げなどで盛り上がっていましたよ。なんだかもう…。