~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

毎年恒例のお遊戯会


ブラジルの幼稚園・学校は、12月が年度末。
なので、今年一年のアチヴィダージ(学校活動の中でやったドリルとか作品とか)をまとめて家に持ち帰ってきたり、恒例のお遊戯会が行われたりする。



アレックスの幼稚園は共働き家庭の子どもが多いので、お遊戯会は土曜日の午前中に行われる。
パパが日本出張中で不在なのが残念だけど、今日はコイに助手を務めてもらい(私は一眼レフ、いつもはパパがビデオ撮影担当だけど今日はコイ)、無事に撮影出来ました。
果たしてどんな絵が撮れているかは見てのお楽しみ…というか恐怖なんですけど(笑)



クラスごとに朝の集合時間はまちまちで、アレックスは8時だった。土曜日なのにのんびり寝てはいられない。でも我が家から徒歩5分のテアトロが会場だったのは助かった〜
そしていったん子どもを置いて帰宅し、開始時間の9時めがけて再度、出かける。



…と、9時過ぎてるんですけどまだ会場に入れてもらえないんですねぇ。ロビーはお母さんお父さんでごった返してて暑いよ!!!
一応、一人15レアル払って、座席は指定席なんですけど。9時には入れてもらわないと困るなぁ、もう。
ま、これがブラジル時間っていうヤツなので、我慢我慢…



そして9時10分過ぎに開場。
しばし席で待ち…待ち… ええと9時開始ですよねぇ?
始まったのは結局9時45分であった。45分くらいの遅れはブラジル時間的に許容範囲でしょうかね???



こんな時、ブラジル人は誰も文句など言いませぬ。
言ったとして、始まらないものは始まらないからねぇ。



毎年テーマを決めてお遊戯発表があるんだけど、今年は大演目が2つだった。
まずは、クリスマスのおもちゃ選びがテーマの、一応、ミュージカル。と言っても歌は歌わず、簡単なセリフのお芝居と、途中途中で音楽に合わせてのダンスが入るといった形式でした。
事前にアレックスからは予告はなく…
というか、彼自身、一体何をテーマに、何の踊りをしているのか実のところ理解していなかったのかも…



なので、出たとこ勝負(笑)
見てビックリ、の世界です、はい。



アレックスのクラス(グループ4、4歳・5歳組)は、おもちゃの兵隊に扮して登場。マーシャ ソルダーダ カベッサ ジ パペウ…と、よく耳にするブラジルの童謡に合わせての行進です。



行進です…。
お遊戯と呼べるのだろうか、これ?!
ま、可愛いからヨシとしよう。という雰囲気が会場中に漂っていました…。



2つ目の演目は、なんと、Bela e Fera。美女と野獣です。
3ヶ月間練習を重ねて来た力作なんですってよ!
アレックス、そんなこと一言も…。



さて、幕が開いてみてビックリ。
なんと、主役の美女と野獣役は、子どもではなく大人!
先生や事務の女の人が、めちゃくちゃ役になりきって演じている…
い、い、いいんですか?子どもが主役じゃなくて???


子どもたちは、まぁいわばバックダンサー的な存在で、場面ごとに様々なコスチュームのグループが出て来て可愛く踊るんだけどね。
舞台滞在時間で言うと、子どもたちより間違いなく先生たちの方が多いよ!



先生たちの熱演っぷりは客席から大喝采を浴び…これが確かに面白かったのだ。
特に爆笑してしまったのが、普段は泣く子も黙るフィナンセイロ(会計担当)のヒッタ女史扮する、美女の父親役。
怪しげなメガネと白髪アフロヘアがすごすぎる…。



アレックスたち男児の役どころは、美女のいいなずけ?ガストン氏を盛り立てて踊るダンサー。
なかなかこれはカッコ良かったよ!



アレックスの担任の先生は、丸い円盤(時計だそうですが)を身に付けて登場。さすが先生、声が大きくてセリフが聴き取りやすくてグッドです。



ちなみにうちの幼稚園、スタッフは全員女性だったはずなんですが…野獣役はどう見ても男性。
一体だれだ???
と、後でアレックスに確認したら、音楽の先生なんですって。外部からいらしているらしい。
初めて拝見しましたわ。



そんなこんなで、何が出てくるかわからない、サプライズお遊戯会は結構面白くて!
小さな子どもたちが可愛くて!
あっという間の2時間でした。