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エールフランス機捜索続くも…


今朝もニュース番組ではエールフランス447便墜落事故関連でもちきりです。
とは言え、懸命の捜索が続くも、今のところ「海上20kmに渡って浮かぶ油」とか「機体の一部と見られる7mの物体」が発見されるのみ。
乗客・乗員の発見には至っていません。


ブラックボックスの回収を急ぐところですが、
この物体、なんせ靴箱くらいのサイズしかないもので(色はブラックじゃなくてオレンジだけど)、
現場海域は深さ5000m、そして悪いことに海底の地形が平たんな砂地ではなく、山のような起伏があるんだそうです。
山と山の間に隠れて見えなくなっているオレンジの靴箱を探す。
しかもその範囲と来たら、カンポ・グランジ市ほどの面積があるという。(カンポ・グランジは南パンタナル近くの都市で、マット・グロッソ・ド・スウ州の州都)
気が遠くなるような捜索活動…。


うちに来ているお手伝いさん、新聞も読まないし、自宅のテレビも古すぎてほとんど映らない状態という。
だから詳しい事故のニュースを知らない。
でも誰かが話しているのは耳にしているらしく、「飛行機が海に落ちた事故、知ってる?」と聞くと、「冗談かと思ってるんだけど」と。
私が新聞を見せ、テレビを見せたら、「冗談じゃないんだ…」と青くなってた。


ブラジルで飛行機に乗れるのは、かーなーり裕福な階層の人のみ。多くの庶民は、空港に縁がない人が多い。
だから、飛行機事故というものに対して、あまり想像力が働かないかもしれない。
それでも彼女は、「Oh,meu deus!!!」(オーマイゴッド!!)を連発し、胸で十字を切っている。
「海に沈んだのなら…もう魚やサメに食べられてしまっているわね…オーメウデウス…」と泣きそうになっている。


それにしても、
今回、日本人の乗客がいなかったからか、日本ではもうほとんど報道されていないのね、この事故。
それもそうよね…日本の裏側の海の中の話。あまりに遠い。