早朝、空港へ向かう道すがら
朝7時発の飛行機に乗るために、家を5時半に出て空港へ向かう。
まだ薄暗くて、写真を撮るにはちょっと辛い時間帯だけど、いつも撮りたいと思いながらなかなか撮れない風景をカメラに収めてみた。
空港と市内中心部を結ぶ大動脈が、Avenida Luis Viana Filho(アヴェニーダ・ルイース・ヴィアーナ・フィーリョ)、通称Avenida Paralera(アヴェニーダ・パラレーラ)。
ここに、巨大な十字架のオブジェが1月から立っている。
これはご覧の通り「車」で出来ている十字架なんだけれども…
この車たちは、死亡事故を引き起こした事故車である。
良く見ると、確かに大破しているよね…。
十字架には「PAZ(平和)」と書かれている。
とりわけ26歳以下の若者による死亡事故が後を絶たないサルヴァドール。若者の事故の増加は、ブラジル全土に言えることだけれども。
とにかく数字にすると日本の軽く10倍は行くんじゃ?というくらい、ブラジルの交通事故数は多い。
そのことをもちろん国も自治体も気にかけていて、だからこういうオブジェを作って注意を引こうとしているのだ。
この道を通る誰もが必ず目にするからね。でも、その成り立ちやオブジェの意味を理解している人はどのくらいいるのかな…。
オブジェを過ぎて少し行くと、右手に広がる巨大マンション群。
工事はずいぶん前から進められているけれど、なかなか完成しないなぁ。
それにしてもこのマンション群は圧巻だ。
なんせ、一か所に、一気に50棟を超える数のマンションが建てられているんだよ。ブラジル広しと言えども、これだけ集中してビルが建設されている地域は他にないんじゃないかな。
しかしこんなにたくさん建てて、ちゃんと全部売れるのかねぇ…。
住む人がそんなにたくさんいるのかねぇ…。
かつての日本のバブル期のように、
ブラジルでは不動産でひと儲けすることが、今は可能らしい。
このマンションも投資目的で購入する人が結構いるんだろうな。
でも、きっと、バブル現象だと思うんだけど。いつまで続くのかしら。
しばらく続きそうな気はするけれど、いつまでも上り調子なわけないよね?!
そして空港が近付くと、おなじみの「竹林のアーチ」が出迎えてくれる。
今はカルナヴァルだからか、きれいに幻想的に竹林がライトアップされているんですよ〜
もともとここの竹林はとても素敵なんだけれど、ライトアップされるとますますいい感じ。夜もとてもキレイです♪
というわけで、空港に着いてチェックインして…
今回の旅は、格安航空会社のWebjet(ウェブジェッチ)にてオトクに参ります〜
(しかし使い勝手はイマイチだったな。機内食はドリンクまですべて有料。ま、それはいいとして、帰りの飛行機がね…駐機場のかなり空港ビルから離れたところに止まってね。ビルまでバスで移動するタイプだったんだけど、なんと、飛行機を降りてからかれこれ10分くらいバスを待ったんだよ…そんな経験今までなかった。夜中に地上で10分も立って待つなんてありえない!!!)
というわけで、旅行記は続きます。