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日本人のシマケンさん、Olodumで大活躍!


なんだか某日系新聞の見出しみたいなタイトルですが(笑)。


すごい日本人がいるんです。
先日書いた日本人バンド「ナタカトシア」もかなりすごいんですけど、今度の方もめちゃめちゃすごいんです。


だって、サルバドールで知らない人はいない超有名人気パーカッションバンド「Olodum(オロドゥン)」の一員として、カルナヴァル本番で演奏するんですから!!!
うーん、たとえて言うなら、YOSAKOIソーラン祭りの平岸天神のステージ最前列のメインの位置に、いきなりブラジル人ダンサーが入ってきて、既存のベテランメンバーと遜色ない踊りを披露する…というような状態。
(すみませんローカルネタで。北海道の人しかわかんない?!)
平岸天神とオロドゥン、一緒にするにはまた規模やネームバリューが違いすぎますけどね、とにかく、ブラジル=サルバドール=オロドゥン、っていうくらいメジャーなんですよ。


そんなすごいポジションに、今年初めて参加することになった日本人パーカッショニストとは、
「シマケン」さん。
私はたまたまミクシィを通して最近知り合ったのですが、なにやら、日本でもBarraventoという名のバンドを結成していて、これがまたかなり素晴らしいらしいんですね。
日本で各種ブラジル関連イベントに参加されたことのある方は、一度は耳にしたことがあるかも知れませんね、彼らのサウンドを。


いつもは「コルテージョ・アフロ」という、これまた伝統あるサルバドールのアフロ系グループに所属し、カルナヴァル本番で演奏しているそうなのですが、なんと今年は初めてオロドゥンからも参加を認められたんですって。
かけもちで頑張るそうですよ!すごいすごい。

さて、そのオロドゥンのエンサイオ(公開練習)が昨日の日曜日、ペロウリーニョで行われたので早速行って来ましたよ。
シマケンさん、なんと最前列の左端という、一番目立つポジションで叩いてました。楽器は「ヘピッキ」という、細長い2本のばちで叩く小太鼓のようなもの。
この楽器はサンパウロやリオのカルナヴァルにおけるサンバのバテリア隊ではほとんど見かけませんね。その代りに「タンボリン」(小さいタンバリンを、1本のばちで強く叩くもの)が存在する感じ。
逆にバイーアではタンボリンを見かけることがありません。
同じブラジルのパーカッションでも、地域によって違うんだなぁ…としみじみ実感する次第であります。
(下の写真、左端がシマケンさんですよっ!!)

で、このヘピッキ、音がとても鋭くて強いので、目立ちます。
ちょっとでも音がはみ出たら大変!
なのになのに、つい最近サルバドールに到着したばかりとは思えない堂々たる演奏ぶりで、シマケンさんったら、間違うどころかアドリブのソロまで立派にこなしてましたよ。
すごすぎ…。


それにしてもオロドゥン、やっぱりレベルが高いですね〜。
この日は練習レベル、とのことでしたが、いやいやそれでもすごいです。メンバーの目も真剣です。先頭に立つ指揮者(リーダー)の指示を見逃さないよう、しっかり見てます。

シマケンさんもしっかり見てます!

これまで、イレアエとかチンバラーダとか、いくつかのバンドを生で見てきたけれど、なんかオロドゥンは迫力が違う気がする…。
人数が多いのに、音がビシっと決まる。それってすごいよね。
聞いてて背中がゾクゾクするくらいかっこいいんです。バンドの後をどこまでもついていきたくなる…。


本番がとても楽しみですねぇ。
サルバドールにいらっしゃる方、ぜひスケジュールをチェックして、シマケンさんの登場をこの目で確かめましょう!
本当に、同じ日本人として、鼻高々です。誇りに思います。
がんばれーーー!!!
(写真は、フィーリョス・ジ・ガンジー色:白と青で埋め尽くされるペロウリーニョの街角)