~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

日本のKさんと、サント・アントニオの祭りへ


今日は、日本からブラジル国内大旅行中のKさんがサルヴァドールに来ていると言うことで、セントロのメルカド・モデーロで一緒にランチをしました。
いやぁ、今日も暑い暑い。最近とみに暑いんだよねぇ。バイーアらしい夏って感じでいいんだけど、日中歩きまわるのはしんどいわ〜。


待ち合わせの時間より少し早く着いたので、そういえば銀行で支払いが一件あるんだったわ…と、シダージ・バイシャにあるバンコ・ド・ブラジルの窓口に向かった。
そしたら…
ななななんなの?この長蛇の列、って言うか待合室の広さは!ざっと待ち席が70〜80はありそうな。そして窓口は10くらいあるんだけど、これ、一体何時間待つことになるのよぅ…
と、しばし呆然とする。
窓口に向かうために回転扉を一つ越えて、まぁいわばセキュリティエリアに入るんだけど、そこで番号札をもらうのね。私の先には10人程度いるだけだった。これならまだマシか。


結局、軽く30分くらい待って私の番。振込先の口座情報と金額を提示すると、窓口の兄さんがチャチャッとパソコンに入力し、私は振込金額を現金で渡し、はいおしまい。ものの30秒で手続き完了〜
振込結果を印字したレシートを受け取り(これ大事。振込人の名前は出てないから、自分でこのレシートを相手先にFAXするなり、受付番号をメールで連絡するなりしないと、どこのだれからいつ入金があったかということを相手はわからずじまい)、おしまい。


これだけのことなのに、どーしてこんなにみんな時間がかかるのよぉ!ぜぃぜぃ。


なんとか待ち合わせ時間10分前には銀行を出ることができ、メルカド・モデーロ2階のレストラン前で予定通りKさんと落ち合いました。Kさんは旅人だからブラジルの携帯など持っているわけがなく、そうなると待ち合わせの情報はきっちり決めておかないと、もしかしたら会えない可能性だってあるわけで。(携帯時代は、待ち合わせってかなり適当だよね。ブラジルではそうもいかないので、昔ながらにキッチリ待ち合わせ。初対面なら服の色も伝えて…って感じ・笑)
ノルデスチ北部、つまりサルバドールよりも地図上では上の方、つまり赤道に近い方からだんだん南下してきたKさんは、私よりもいい色に焼けていて。すでに1ヶ月の旅を経ていると言うのにお元気そうで何より!
さっそくレストランに入って…と思うも、ここのレストランって、微妙に左右で2つの違うレストランが入っているのよね。で、左右それぞれからバイアーナ姉さんに激しく勧誘が入るという…
私たちは両方のメニュー(入口に立て看板風に置いてある)をしっかり吟味し、今回は左に入ることに。


とりあえずボエミア(瓶ビール)を1本、暑いからとっても美味しい!よく冷えています。
そして、迷いに迷って決めた料理を2品オーダー。今日は魚系で、ということで、Peixe cozido com verduras(ペイシ・コジード・コン・ヴェルドゥーラス)…野菜入り魚の煮込み。


もう一品は、Xinxin Peixe(シンシン・ペイシ)。シンシンは普通、チキンのバイーア風煮込みなんだけど、ここのは魚のシンシンってことで珍しいから…



出てきた2品は、どちらも似たような雰囲気。スープ煮込み系。
だけど、野菜入り魚の煮込みって…野菜って…大胆にニンジンとジャガイモのゆでたのがトッピングされているだけ…。すすすごいメニューだ。
味はなかなか、まぁまぁ、でした。



Kさんとは、荻窪にあるブラジル居酒屋つながりの知り合いで、この夏の一時帰国で初めてお会いしたの。まともにお話しするのは今回が初めて。
なのにもう、話が弾む弾む♪
ランチタイムが足りませーん、ってくらい、しゃべるしゃべる♪



しかし次の予定があるために2時過ぎには店を出て(って、じゅうぶんゆっくりしたランチタイムでしたがな)、ラセルダ・エレベータでシダーヂ・アウタへ。
ここで重大なことが発覚!
エレベータの乗車運賃、11月16日より、いきなり10センターボも値上げされてる!今までは5センターボ(約2.5円)だったのに、15センターボ(約7.5円)と倍以上にっ!!!
これは大きい…。



さて上町は今日もなぜか賑やかでびっくり。昼間から結構な人が出ている。
5月6月のシーズンオフ(おそらく9月頃まで)は、世界遺産のペロウリーニョといえども、結構閑散としていて淋しいもんなのよ。え、ここが?って拍子抜けするような。
だけどさすがに夏のバイーアだねぇ、観光客が増える時期なんだねぇ…



と思いながらぶらぶら歩いていると、お、金ぴか教会(と私が勝手に呼んでいる、サンフランシスコ教会)の扉が開いているではないですか。
いつもは扉は閉まっていて、わきの小さい入口から入場料を払って教会内部に入るのね。だけど今日は、メインの入口がオープンしている…。これはもしや今日は何かのミサがあって、入場料なしでは入れちゃうラッキーな日ですね?!
…と、喜んで入ってみたら、ミサはまだやっていなかった。
けれど、祈りをささげる人の姿がちらほらと。


メインの扉が開いていると、外の光が教会内部に入って、装飾がとてもよく見えました。白い壁と、ふんだんに使われているゴールドのコントラストがキレイなんだなぁ…と、普段とは違った新鮮な目で見学できました。
そして教会を出ようとすると、オジサンが近寄って来て絵葉書などを我々に渡そうと…で、思わず受け取ってしまった。
彼は軽く教会の説明をしてくれて、ほほぅ、勉強になるなぁ、ラッキーだなぁ…と私たちも喜んで耳を傾けた。
そしたら。
最後になって「2レアル下さい。教会のために使います」と来た。金額を指定してくるのは珍しいのぅ、と思いつつポケットを探ったら小銭が1レアル分しかなかったのでそれで許してもらい、外に出た。


それにしても今日も空が青いなぁ。空の色、雲の様子で、いつもの旧市街は毎回違う顔に見えるよ。

ペロウリーニョまで下りてみたら、数日前まであった大きな即席舞台の撤去作業をしていた。この舞台、カルナヴァルの時だけかと思ったら、年に何度かのイベントの時にも現れるのね…
これがあると、青い壁がキレイなCasa do Jorge Amadoの建物が隠れちゃって興ざめなんだよね…
今日は何とか舞台は骨組みだけになっていたので、青い壁は見えたけれども。


そしてTeatro SENACで行われていると言うサンバの催しに行ってみようか…と言うことで、いくつもの扉を抜けて舞台にたどり着いたんだけど、サンバの音楽も踊りもない。やっていたのは、サンバに関するセミナーでありました。
貫禄ある、でもスリムで、身なりをこぎれいに整えた黒人のおばあさまが、女性とサンバについて熱く語っていた。内容が全部わかればおもしろいんだろうけどね〜、といいつつ15分ほどで退出。またプラッサ・ダ・セーに戻り、Kさんはバッハへ、私は我が家へとそれぞれ向かうことにしてお別れしました。


こんなふうに、時々…そうね、ならしてみると2〜3カ月に1回くらいかなぁ、日本からのお客さんとペロウリーニョで会う機会があるんです。ありがたいことに。
このブログにはいつも書き忘れてしまうんだけど、去年の11月にひとり、今年の3月にひとり、9月に二人と10人…個人的にお会いし、街をご案内させていただく機会に恵まれました。いずれもネットを通しての、メールのやり取りだけの初対面の方が多いんですけどね、ブラジル好きに悪い人はいない?(笑)みんなとてもいい方ばかりでね。
ネットを通して、サルバドールを通して、日本人の知り合いが増えて行くという不思議なうれしさ…。
これだからブログはやめられません、はい。