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学科試験、私はココを間違えた!第8回国家資格キャリアコンサルタント試験 午前中の振り返り

先日は、国家資格キャリアコンサルタント試験の午後の部、

calorina.hatenablog.com

を書きましたが。

気を取り直して。あれから私は、芯が0.3ミリのシャープペンシルと、折れにくいとされている芯を買いました。それだと、細かい字が書けるんだそうです。芯はBにしました。力があまり入らなくてもBならまだ書けるかと。

もう、そういうテクニックまで駆使しないと。字を書くことに対して少しでも抵抗感をなくさないと。ふぅ…。


三菱鉛筆 シャープペン ユニアルファゲル スリム 0.3 ホワイトブルー M3807GG1PW.33

 

では、午前中のマークシートによる学科試験を振り返っておこうと思います。

学科試験は、4つの文章から適切なものを1つ選ぶ、4択の問題が全50問。制限時間は100分。ということは2分で1問のペースです。結構な長文を読むものもあり、そんなに時間が余るってことはありません。

 

試験内容は、時事問題的なものや、人間の心理に関するもの、人事・労務関係の制度にまつわるもの、労基法などの働く人にまつわる法律関連、それにキャリアの理論などが範囲です。多岐に渡ります。中には一般常識で解けるものもあったりするけれど、キャリア理論なんかは本当に勉強して覚えないと解けない…。

 

私は法規関連が苦手で、理論は好き。スーパーだシャインだホランドだ…といった理論家の横文字ネームも、キャリア・アダプタビリティだのプランドハップンスタンスだのといった横文字理論も、ワインの長い産地名や銘柄名(シャトーなんとか、とか、なんとかシャンベルタンとか)を山ほど覚えることに比べたら、まだ覚えやすい。(って、直近の資格試験がワインエキスパートだからついワインと比べがち…)

 

ちなみに、洗面台の壁に、こんな感じで理論を系統別に分けて、誰が何を提唱したかをざっくり書いたものを貼って、毎日見て覚えました。

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どんな問題が出るかというと、

苦手な法規で言えば、例えば育児休業は子供が一歳になるまで、とか、

介護休業は対象家族1人につき通算93日間まで、3回を上限として分割して取得できるとか。
労災は通勤時も適用されるとか。
じゃあ通勤っていうのはどこからどこへ行くこと?とかね。

 

データを問われるものも結構出ます。

障害者の法定雇用率とか、

就業規則を労基署に届け出る必要があるのは常時何人以上の労働者を使用する事業所か、とか。数字も覚えなければならない。

…と、割と細かい。

そしてキャリア理論は、問われ方がストレートではない、いわゆる引っ掛け問題が満載。7割を確実に取るのは楽じゃないです。

そのことが心に重くのしかかり、やばいやばいと焦っていたのがゴールデンウィークの頃。試験まであと3週間ちょっと、という時期でした。まだ範囲を十分にカバー出来ておらず、家族が休みモードの中、思うように学習もはかどらず。とにかく、焦っていたなあ。

その後、ゴールデンウィーク明けると、もういよいよ後がない!と、本腰入れて過去問7回分を何度も解きました。この試験に関わらず、試験は、過去問をとにかくやってやって間違いを潰して行くことが重要だと思うので、3回は繰り返して解きました。

 

あとは問題演習アプリ(もちろん有料よ)をスマホに入れて、通勤時間に毎日解いてました。これも良かった。

そうするうちに、試験1週間前には、どの年の問題でもコンスタントに70点以上は必ずとれるようにまで達したのです。今回は9割も100点も目指しません。7割超えでいいのです。だから、自分の中で7割超えがスタンダードになった時点で、だいぶココロが軽くなりましたね。

…それで本番は74点ですから。正直、危なかった。
確実にわかったと思っていたのを間違え、はてなマークを付けてた自信のなかった問題が当たってた。そんな危なっかしい状態でした。

以下、同じ試験を受けた方にしか分からない(^^)
私が間違えてしまった問題番号を。

問7  サビカスのキャリア・アダプタビリティ そういえばカントウコウジ(関心、統制、好奇心、自信)で覚えたのが4次元ってことなのに。3次元と回答してしまった。

問11 エリクソンの発達課題 アイデンティティ(同一性)対 モラトリアム は正しいと思ってしまった。モラトリアムにも(  )が欲しかったな。

問13 転機(トランジション) これはブリッジスを素直に選ぶべきだった。移行の過程という日本語は、トランジションじゃなくてニュートラルに該当すると思って×にしちゃった。

問17 能力開発基本調査の企業調査結果 Off-JTについての数字を問われた。

問22 完全失業率 2017年に入ってからの数字は出ないと思ってた…甘かった

問26 育児・介護休業法 パパママ育休プラスのことを直前に読んでいたので、子が1歳じゃなくて1歳2か月までOKだと思い込み、選択肢1は×だと思い込んでいた…

問27 健康保険は死亡に対する給付もあるのね…国民年金は外国人も加入するのね…それって常識?私は知らなくて、間違えました。

問28 ロジャース これはどの選択肢もいまひとつしっくりこなくて。難しかった。なんかちょっと変な問題に感じられた。

問30 洞察志向アプローチとか、システム論的アプローチという言葉は、ここで初めて見ました。難しい問題。

問33 グループアプローチ 各人のニーズを満足、というところがいまいち不明だった。

問36 2017年公示の学習指導要領の総則 こんなの出るんだ!!

問46 日本標準職業分類において 職業とは… 報酬を目的とするもの、というのが余計かと思えて×にした。

問50 事業場における労働者の健康保持増進のための指針 これは落ち着いて読めば分かった問題なのに…(涙)

 

以上13問を間違え、37問正解。したがって74点。合格ラインは70点。


なお今回も選択肢に誤植があり(職能資格→職務資格)、問19は適切な選択肢がなかったと言うことで、全員正解の措置が二日後に出ました。私はもともとマルだったので、これで74点が76点にアップ!と言うこともなく、全く影響ありませんでしたが。68点の人には大きなプレゼントになりましたね!

しかし誤植って、スルーされるときは最後までスルーされちゃうんですね…。

 

最後に。今回の試験でわかったこと一つ。

過眠症、という症状が存在し、マイコレプシーという名前のものがあるのですね。睡眠が十分足りていてもなお、日中眠くてどうしようもなくなって寝てしまうことを言うそうですよ。知らなかったわ…

(というか、そんなことも出題されるのかい!キャリコン試験、奥が深いわ…)