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ラクチン快適この上なし!万人にお勧めのクルーズ旅行って

日本ではなじみが薄いと思われる「クルーズ旅行」。しかし世界中を見渡せば、実に多くの大型客船が航行していて、クルーズ旅行と言うのは、旅の一大スタイルとして定着しているのであります。
始まりはカリブ海を巡るクルーズだったけど、いまや、地中海やらアラスカやら南極やら、アジアやら…もちろんブラジルも…とにかく世界中の海を巡っているようで驚きです。
クルーズ検索サイトとかを見ると、船の規模から航行ルートまで実にバラエティ豊かで。ものすごい充実振りにびっくりしますよ。もう。



我が家が最初にクルーズ体験したのは、オーランドの近く・ポートカナベラル発着のディズニークルーズライン(DCL)3泊4日のバハマ路線。なぜかブログには旅行記をアップしてないのだけれども。



これが実に楽しくてねぇ。
老若男女、どんなタイプの旅行者にも間違いなくオススメできる旅行スタイルだと思いましたよ。
だってね、乗ってるだけで移動でき(そりゃあ船ですから)、食事は食べ放題(アルコールが飲み放題じゃないのが残念:中にはオールインクルシブスタイルの船もあるそうですが)、船内にはショップありバーありステージありカラオケありスポーツジムありプールあり…で、とにかく忙しいくらいに楽しめる。
子供たちだけを集めて楽しませてくれるキッズクラブもある。っていうことは、子供を預けて大人だけでワインをじっくり…などという素敵な過ごし方も可能なわけですよ。子育て家族の息抜きにも最適この上なし、でしょう。



実際、ベビーカーの赤ちゃん連れ、老夫婦カップル、若者グループ、車椅子の方…実にさまざまなタイプの旅行者が乗船していますよ。
国籍もさまざま。今回はアメリカ、カナダといった北米、スペイン、イギリスなどのヨーロッパといった、「今まさに冬真っ盛り!」の北半球の方々が多かったようですが。(驚くべきことに、今回、寄港地の島々を含めて、一度も日本人に遭遇しなかったよ!そんな旅行はじめて)
皆さん、クルーズの良さをよくわかってらっしゃる。
だって、こんなラクチンな旅のスタイル、他にないものね〜。



よく「豪華客船」と形容されるクルーズ船だけど、豪華かどうかというと、まぁそれはいろいろで。
クルーズ会社によって、超豪華だったり、そこそこ豪華だったり。いろいろランクがあるわけです。ホテルのランク付けと同じこと。


そして船内の客室にももちろんランクがあり、バスタブつきのスイートルームから、4畳半程度の窓なしのシンプル部屋までいろいろ。お好みと予算に応じて選べば良いわけです。なんたって選択肢の幅は驚くほどに広いから。
一番安い部屋で、お一人様一泊3食各種エンターテイメント付きで約1万円ですよ。子供料金はないけれど、一部屋3人目・4人目はその半額程度までお値段が下がるので、これはかなりお値打ちだと思われ…
だって、移動費込み、宿代込み、食事代込みで1泊1万円ですよ。クルーズって本当にコストパフォーマンス高いと思うわ。



(まぁそれでも7泊したら一人7万円ということなんだけれども)
(あと、日本からの場合、出発地までの航空券がかかってくるんだけれども→滞在先のホテル代・飲食代を考えたら、それでもお値打ちとは思うけれど)
(そういえば横浜発着の大型クルーズツアーもあるんだってね)



カリブ海はクルーズ船のメッカなので、本当に迷うくらい船会社があり、ルートがあります。ダイバーに人気のケイマンを巡る西カリブルート、ジャマイカとかプエルトリコを含む東カリブルート、カンクンやコズメルを含むルート、そしてバルバドスまで南下する南カリブルート。
私たちは今回、ルート重視(バルバドスに最後に寄港するルート)でロイヤルカリビアンを選びました。
この会社はその名の通りカリブ海ルートに強く、船の巨大さで知られている「カジュアル船」の一つであります。日本にも総代理店があり、オンライン予約も日本語で簡単に出来るからありがたい。私ももちろん日本語でやりとりさせていただきましたよ。途中下船の申し込みとかね、事前に入国側の国(バルバドス)の許可を得なければいけなかったから。そういうのを日本語メールで迅速に出来たのは本当に安心できたわ。

船にはそれぞれ名前が付いていて、私たちのはAdventure of the Seas(アドベンチャー・オブ・ザ・シーズ)。2001年初航海とやや古めだけど、14階建てという巨大さ。サイトデータによると、


総トン数 :137,276トン
乗客定員 :3114人
乗組員数 :1185人


全長 :310m
全幅 :48m
喫水 :8.8m


巡航速度 :22.0ノット
就航年 :2001年11月



合計4000人が一気に乗ってしまう規模ですよ…
4000人って…北海道の私のふるさと風連町とそんなに変わらない人数だったりするんですが…。
ほんとにデカいのよ。巨大ビルですよ。こんなのが動くなんて信じられない…と、見上げるたびに思います。


さて部屋は家族4人が泊まれて、丸窓がついている「ラージ海側」を予約。ベランダつきが本当は素敵なんだけど、ベランダって海に落っこちそうで、うちのボウズたちがちょっと心配。なので丸窓に。
どうせ寝るだけだから窓なしの激安部屋でもいいかな、と思うんだけど、やっぱりね、朝起きて海を見て、これから着岸する港を見て思いを馳せる…っていうのは気持ちがいいもの。というわけで、窓なしより少しばかり高級な丸窓。(ベランダつきはもっと高級)

実際は、もう一面ベッド!って感じで、トイレもシャワー室もせませまなんだけど、寝るだけだしね!
ベッドの質は悪くなかったし。毎晩ゆっくりぐっすり眠ることが出来ましたよ。
私たちの部屋は8階で、寝ているとゆら〜ん、ゆら〜んと時々かすかな揺れを感じるけど、気にならない程度。
まさに、動くホテルですわ。
(低層階のほうが揺れはもっと少ない)


だからね。船の中にいると、まさかこんなのが座礁して水に浸かるなんて想像も出来ない…



なのに、起こってしまったのですね。イタリアでコスタクルーズの船が浅瀬にぶつかり横倒し。亡くなられた方もいらっしゃる。
私たちの出発直前に第一報を聞き、帰国後に詳細を知ったのですが、聞けば聞くほど信じられない。
クルーズ経験者なら、誰もが絶対信じられないでしょうね、今回の事故。だって、どこをどうやっても倒れないだろうってくらい、巨大で、どっしりしていて、すごいんだから。クルーズ船って。だって、14階建てのビルだよ。それが横倒しって…。




事故をゼロにすることは、どの世界でも不可能に近いことだろうけれど、本当に今回の事故はあってはならない事故だったと思います。
船長に一番大切なことは何なのか。今回の事故で、全クルーズ会社は改めて考えていただきたいですね。
こんなに楽しいクルーズ旅行を、みんなが安心して出来るようにならないと。私も強くオススメできないじゃないですか、もう。

(それでもクルーズレポートは書かせていただきますけど)



コスタクルーズの事故で犠牲にあわれた方々に心からお悔やみ申し上げます。