~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

あわや、ロストバゲージか


楽しいカリブ旅行から帰って来たその日、悪夢が…。
サンパウロで税関を通過したスーツケースたちを、GOLの乗継カウンターで預けて、サルバドールで引き取った。
ら。
スーツケースが一個、待てど暮らせど出てこないんですけど…。



GOLのバゲージクレームに行って、どうなってるのよー!と問い詰める。
普通、荷物引き受けタグ(バーコード付き)をチェックすれば、今その荷物がどこにあるのか把握できるはず。
少なくとも、過去の荷物トラブル経験(アメリカン、ヴァリグ、コンチネンタル)ではそうだった。
荷物がまだサンパウロに留まってます…とか、ニューヨークまで来てます…とか。
だいたいの目安が把握できたのね。



それが今回は、「荷物側のタグシールがはがれた可能性があり、追跡できません」と来た。
つまり、荷物が完全に行方不明状態だと…



純粋な行方不明なのか。
それとも、最近ハヤリの、空港ターンテーブルにおけるスーツケース盗難事件か…



そうなんですよ。サルバドールだけじゃなく、ブラジル各地の空港も同じだと思うけれど、最近、スーツケース泥棒が増えているんですってよ。
一番安い券種を買って、一番前の席に座り、誰よりも早く飛行機を降りてターンテーブルに向かい、人様のスーツケースを何食わぬ顔で持ち去るという手口が多発しているとか…
つい先日、新聞で特集記事を読んだんだから間違いない。
まさか我が家もその犯罪の被害に遭ってしまったのか…



GOLのバゲージクレームカウンターでは、姉さんが所定の用紙にスーツケースの詳細を書き込んでいる。
中身は何が入っているのか。Tシャツなら何色なのか。スーツケースのブランドは何か。名前タグは付いているか…



どのみち鍵がかかっているから、開封して中を調べるのは難しいと思いますよ〜と言うと、
X線で色までチェックできるから大丈夫、ですって。
そうなんだ。へぇ…



それにしても。
行方が分からないと言うのはかなり気持ち悪い。
っていうか、あのスーツケースがなくなるのはとても嫌だ。中身には、最近購入した水着とか、ビーチウエアとか、カリブの島々で集めた思い出の砂のかずかずなんかが詰まってる…
ショップを何件回っても見つからなくて、ついにネットショップでゲットした犬柄のビキニも入ってる〜〜〜
それらを失うのは、もう、泣きそうなくらい悲しい…
(ちなみに犬柄ってこれ。年甲斐もないって言わないで〜。写真は子供用水着版、Salinasのオンラインショップから拝借)




とにかく、24時間様子を見ます、と。
その間もし発見されたら、自宅にお届けします、と。
24時間を超えたら次の段階は10日間の調査。それを超えても発見されなかったら、補償金がGOLより出されます…と。
確かこんな流れだったと思う。
ちなみに補償金は、内容物の価格いかんに関わらず、従量制なんですって。それもなんか悔しい。
だからかな、GOLの荷物量り器、表示されるキロ数がやけに少なかった。カリブの空港で量ったら23キロあったのが、18キロって出てた。
補償金を見越しての過小評価だったのかっ???



考え出すときりがない。
仕方ないから、家でまずは24時間待つしかないのだ。
出てくることを信じて(念じて)待つしかないのだ。



で、なんと、出てきたんですよ!
帰宅して5時間ほど経ったころ、スーツケースが我が家に届けられたんですよ。まさに私の、赤いマンダリナダックのスーツケースが!
奇跡の再会に、もう、感涙ですよ…。



ということで、結果オーライに終わって一件落着。
なんだけど、これほんと、心臓に悪いわ…。
そしてこれが旅の終わりだからまだ良かったけど、序盤だったら、着替えとかいろいろを失っちゃうことになるわけで、もっと辛いよね。



だいたいね、ブラジルの航空会社の荷物管理はずさんすぎ。荷物タグの照合くらい、出口で必ずやればいいのに。そうしたら最低限の盗難は防げるでしょうよ。
なるべくなら、少しでも多くのものを機内持ち込みにしたいものですなぁ。
もう、航空会社を信じて預けることが出来なくなっちゃうよ。こういうことがあると…。
信じられるのは自分の手のみ、なんてね。