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二日目、USヴァージン諸島:セント・クロイ島


クルーズの旅は本当にラクチン。ホテル、もとい、一つの複合ショッピングモールのような船の中にいるだけで、次々に目的地に到着するのだから。
初日にプエルト・リコの港を出発した船は、一晩寝ただけで、最初の目的地、アメリカ領ヴァージン諸島の一つ、St.Croix(セント・クロイ)島へ到着〜

っと、港に着くも、いきなり天気が悪い…。なんか、今にも雨が降りそうな厚い雲なんですが…。
しかしこの日はすでにシュノーケルツアーを予約してあるのだ。
クルーズ中唯一、この日の予定だけは、事前に決め、予約済みなのだ。



この島へ来るなら絶対行かなきゃ!の素晴らしいシュノーケルスポットがあるのだ。
その名はBuck Island(バック・アイランド)。島々の情報収集をする中で、どの情報源の中にも必ず登場する名前なのだ。
それほど素晴らしいなら絶対行かなきゃ!



クルーズ船が提供するオプショナルツアーは毎日山のようなコースがあって、当然、バックアイランドツアーもあるんだけど、いかんせん、船主催のものはどれも非常に高い。
だったら、島の民間会社が運営するツアーに入る方がお得。
ということで、事前にネットで予約しておいたの。同じ値段で、船主催だと半日ツアー。私たちのは、ランチ付きで午後3時に戻るツアー。ね、絶対こっちがお得でしょ。



さて船を8時に降りて、すぐにタクシー乗り場へ。シュノーケルツアーが出発するポイントまでは、島のタクシーで来るようにとのことだったので。
行先を告げると、タクシーではなく、すでにお客さん満載の乗合バンに乗せられた。そこには、同じクルーズ船のお客さんがいっぱい!
結局、船経由か直接申込みかの違いだけであって、みな参加するツアーは同じってことね…。
バンで走ること30分ちょっと。船が停泊したFrederiksted(フレデリックステッド)ではなく、島の反対側にあるChristiansted(クリスチャンステッド)からツアーが始まるから。
途中、大きなコンビナートのようなものがあってびっくり。石油の精製工場だそう。
カリブの島にも、こういうのが存在するのね…。


バンを降りて、ツアー主催会社のBig Beard's Adventure Tours の店に入り、支払い手続き。小さなお店だけど、ロゴ入りTシャツなどの小物も可愛い、素敵なお店。主に、バックアイランドへのシュノーケリングツアーを扱っているみたい。
地球の歩き方で知りました)


そして案内されるがままに、ボートへ。午前組、ランチ付き組に分かれて乗り込み、お店のトレードマークのひげおじさんご本人によるガイダンスを聞く。
味わいぶかい風貌のひげおじさん。お店のオーナーさんね。素敵です。


いよいよ船が青いカリブ海の上を進みだす…
曇っていた空は、少しずつ青空が顔をだし、まもなくギラギラの太陽が!
それにしても海が青い。きれいな青。
途中、大きな帆を上げて走る船。セイリングしているだけでも心地よい、そんな船の旅です。


45分ほど船に乗り、着いたところは、それはそれは美しいビーチ。
これがバック・アイランドという名の小島。
同じようなツアーの船が、他にもう一艘いるだけ。静かで、なんて美しいの!


この海。
見た目も最高にキレイだけど、海の中がまたキレイ!ビーチ際でこれだけ魚が見える海って、そうそうめったにありませんぜ。
そこそこ深さがあるから、魚も結構泳いでる。
このビーチは、今まで訪れた海の中でも、間違いなく三本の指に入るほど美しいね。
今回のカリブ海島めぐりにおいては、間違いなくここのビーチがベストワンです♪
(初日にベストワンが出ちゃったよ。どうしましょ・笑)


ビーチ滞在は30分強。実はまだ先に、もっと素晴らしいスポットがあるのだ。
もう一度船に乗って、島の脇を移動し、島の北側へ。
ここでは、ボートエントリー(船を岸につけず、船からいきなり海に入る)でシュノーケル。いよいよバック・アイランドの本番ですよ!



当然、海の真上ですから、深さは結構あります。と言っても10メートルもないと思うけれど、小さな子たちには恐怖だよね。
でも、9歳のコイ、6歳のアレックスも、ベストの浮き具と、アレックスには浮き輪もつけて、親と一緒に海の中へ〜
正直、入ってしまうまではちょっと大人でもびびるのがボートエントリー。でもね、いったん海の中の竜宮城状態を目にすると、すっかり恐怖心などは吹っ飛ぶのです…


ここの透明度は素晴らしかった。
海の底にね、海洋生物の名前を書いた説明版(石)が沈めてあるの。それがハッキリと読めるほどに、水はクリア。
そして魚の種類も数も豊富!
さらに、大きくてカラフルなサンゴの岩がまたすごい。まんまるで、巨大なサンゴが、海の底に次から次に現れる。
これぞシュノーケルの醍醐味…。


私はコイと手をつなぎ、アレックスはパパと手をつなぎ。それぞれに海の散歩を満喫。
これは本当に楽しいひとときであったよ。
子どもたちは途中で少し寒くなってきて、早めに船に戻ったけれど、私とダンナは、船が出るぎりぎりまで海の中を見ていた。


いくら見ていても飽きないんだよね、海の中って。
ダイビング機材で海中まで入り込めたらもっと楽しいけど、シュノーケルでも十分楽しい。
バック・アイランド、最高♪



ここでは1時間くらい過ごしたかな。また船に乗って、今度は、一番近い岸部に向かった。
そこは、ランチ付きツアーの食事スポットになっていた。ビーチ奥のやぶの中にバーベキューグリルがあって、スタッフがそこでハンバーグや魚の切り身を焼いてくれた。
それをパンに挟んで、ハンバーガーのようにして食べた。
飲み物は、大人はラムパンチ、子どもはラムなしパンチ。ピンク色の可愛い飲み物。
シンプルなランチだったけど、海で体力消耗し、腹ペコだった私たちには最高のごちそう!
しばしビーチで遊んだりして、乗船までのひとときを過ごしました。

近所に住んでいるらしいアメリカ人が、愛犬を連れて遊びに来ていました。島の高台には立派なおうちがたくさん経っていて、別荘地のような雰囲気。
そうか。ここはアメリカだもんね。豊かな島なんだろうなぁ…