2012年を振り返る

我が家にとって、この2012年は本当に激動の一年で。
去年の今ごろはまだバリバリの真夏のブラジルにいて、大晦日は海辺で花火打ち上げ大騒ぎ、そして翌朝の紅白を見ていたのでした。
それが今年は北海道の雪の中です。
地球は大きい、けど、意外と狭いのかもね…と思ったり。
それでもやっぱりブラジルはもう遠いなぁ、と思ったり。

そんなわけで1月から写真で振り返る2012年。

1月。
子どもたちの長い長いお休み（クリスマス前からほぼ1月いっぱい）、カリブ海方面へ旅行に行きました。（そういえば旅行記が3日目までで止まってるし…）
バルバドスの透明な海に、ウミガメと一緒に泳いだのは本当に夢のような思い出です。

2月。
カルナヴァル真っただ中。今年もイヴェッチのブロッコ、そして家族揃ってセントロのカマロッチと大いに盛り上がりました。暑い夏の、そして夜はスコールの、あのサルヴァドールの夜が遠い昔のことのようだよ…

3月。
アレックスは2月からブラジルの新一年生となり、学校でフットサルを始めました。2歳のころからお世話になった幼稚園を離れ、新しい仲間とのスクールライフが始まったころです。

4月。
すでに6月の日本本帰国が決まり、最後のブラジル旅行〜とあちこち小旅行をしていました。これはバイーア南部のBarra Grandeのあたり。海がまだギラギラして、雨期の前のビーチシーズンでした。

5月。
豪華客船「飛鳥?」がサルヴァドールに入港し、その関係で橋田壽賀子さんや泉ピン子さんのアテンドをさせていただいたころ。翌6月の帰国に向け、もろもろの身辺整理に忙しくなってきました。

6月。
ついに涙のお別れシーズン。アレックスもコイも、学校のお友達とのお別れ会、サッカーの仲間とのお別れ会…本当に辛く、淋しい1か月でした。親たちは車を売ったり引っ越し作業したりコリンの検疫手続きしたり、実務に追われ、淋しいも何も言ってられない激動の1か月…

7月。
日本に戻り、横浜の狭い新居に移り、7年ぶりの日本生活スタートです。新しい環境、新しい学校、新しい職場…家族のみんなが、必死に適応しようと頑張った1か月。思えばこの頃はコリンもよく吠えていたなぁ。おとなしくお留守番できるはずだったのに、新しい場所に一人になるのが寂しくて、吠えて吠えて困っていたころ。（さすがに今は落ち着きましたが）
子どもが外を独り歩きできるのが日本のありがたい点！コイもコリンとお散歩が可能になりました。

8月。
夏休みに入り、北海道へ帰省。夏の北海道はブラジル時代からの定番だったけれど、今年はコリンも一緒！ドッグランで思いっきり駆け回る姿を見たのは初めてだよ。夏休みが終わるとブラジルに帰っていたのに、今年は帰る先は横浜なんだなぁと思うとなんだかちょっとセンチメンタル。

9月。
6月の末に船便で出発した引っ越し荷物が、3か月かかってブラジルから横浜の我が家に到着〜。ダンボール100個荷解きの恐怖を、もう二度と思い出したくない…。本当につらかったあの作業。出来ればもう海外引っ越しはしたくないぜ…と心から思った。

10月。
帰国してから実質3か月ほどたち、私も少しずつ活動開始。旧友とのランチに、新しい出会いに…。ああ食欲の秋（笑）。子供たちも、林間学校だ動物園へ遠足だと、学校行事を楽しんで。サルヴァドールにはなかった四季の変化、うろこ雲や紅葉に感動する日本の秋。

11月。
生まれて初めて日本で誕生日を迎えたブラジル人の次男アレックス。そうか、日本を発つときはまだお腹の中にいたのだよ…。この7年で家族構成はガラリと変わり、犬も増え、そりゃあ荷物も増えるよねぇ〜と時の流れをしみじみ感じた11月。

12月。
関東の冬ってこんなに寒かったっけ？と、一同ブルブル震える冬の到来。年中夏の暮らしが体にしみついた私たちには、本当に厳しい寒さです。そして冬休みに入り、念願の雪国・北海道へ帰省。マイナスの世界を初体験、雪遊びに大興奮の子どもたち。いいところに故郷があって良かったね〜、と子供を持ってますます実感。そしてブラジルの写真を見ては、1年前と今のこの差に驚くやら切なくなるやら…

光陰矢の如し。
1年先のことはわからないものです。
だからこそ、日々を大切に。かけがえのない一日を大切に、笑顔で過ごしていきたいな、と。

一日一日、元気でおいしくご飯をいただける現実に感謝して、2012年を締めくくりたいと思います。

今年もブログにお付き合いくださった皆様、どうもありがとうございました。日本の生活はやはりなんだか慌ただしくて、なかなか更新が出来ませんが、来年も細々と綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

2012年よありがとう。
来年も、世界中のみんなにとって、笑顔いっぱいの良い年になりますように！