ネット予約の「払い戻し不可」航空券って（続き）
さて、日本のデルタ航空に日本語で電話してみたら…
「お客様の航空券は、代理店（つまりorbitz）を通して購入されたものでして、私どもではいじることが出来なくなっております。ですから代理店を通して変更の手続きをしていただかなければなりません」と。
また違うことを言われて、もう、私、どどどうしたら…。
実はすでに代理店には電話していて、逆にデルタ航空で変更手続きをするように言われ、アメリカに電話してらちが明かなかったのでここに日本語で電話したんです〜と、泣きついてみたら…
対応してくれたお姉さんは、丁寧な日本語で非常に良い応対をしてくれた。
そうですかそれは申し訳ありません… でも、こちらではどうしようも出来ないのです… すみません…。と。
これぞ日本人的対応！素晴らしい！
（ブラジルやアメリカでは、こういうお客様対応はほとんど皆無。いったんお客様の側に立って同情する、ということがほとんど皆無である）
そんな風に対応されたら、私ももうここはあきらめるしかありません。
頑張って再度アメリカのオービッツに電話してみることにした。
そしてまた一から説明。
すると、今度対応してくれたのは、すごく感じのいいお姉さんで。そりゃもちろん英語ではあるんだけれども、前回のぶっきらぼうな兄さんとは全然違っていて。
対応内容も前回の兄さんとは全然違っていた。
前回は、デルタに私が電話しないと変更できないと言われたのに、今回はオービッツのお姉さんが端末をたたいて予約変更処理をしてくれている。
そして希望の日時、路線に空席があることも分かった。
しかし、ここでかなり長時間待たされた。
オービッツの姉さんが、デルタ航空に電話して、私の予約変更の確認を取っているのだ。
電話、私：オービッツ：デルタの三角関係状態（笑）
そして、デルタが話し中でなかなか対応してもらえないらしく、ずーっと、ずーっと、ずーーーーっと待たされていたオービッツの姉さん。
私にはずーっと保留音が流れている。
でも姉さんは時々保留音を解除し、私にわざわざ「まだデルタ待ち中なので、もう少しお待ちくださいね」と言ってくれた。
これはずいぶん助かる〜
（というのも、この姉さんの前に、オービッツとやりとりしたのだが、その最中に突然スカイプ電話が切れてしまい、45分間のやりとりが水の泡になったのだった。今度は途中で切れないようにと、心の底から願っていたし、姉さんにもその旨伝えておいた。姉さんの名前も聞いておいていた）
かくして、電話開始から約1時間半後、ようやくデルタとオービッツの間で確認がとれ、私の航空券変更は実現しかかった。
しかかった、ということは、まだ、終了ではないのである。
次に変更手数料の50ドルを、新たにクレジットカードで支払うという手続きが待っていた。
今度は発券担当者に電話を回すから、そこでお金のことをやりとりしてくれ、と言われた。ああ、先は長い…。
発券担当は男の人だったけど、いい感じの人で、これもなんとかつつがなく終わった。
驚いたのは、航空券代が1500ドル弱で済んだことだ。
だって、最初にデルタに直接電話した時は、初回予約の35万円を上回る券種でないと予約変更出来ないって言われたんだよ！
やっぱりそんなことなかったんじゃないか！！！
1500ドルって、15万弱じゃないか。それならわかるよ。適正価格だ。
しかも、使い切らなかった分、つまり20万程度は、一部、返金してもらえるんだと言う。
もしくは、別の名義でチケット発券することも出来るという。
そうなんだー。
全く無駄にすることにはならないんだ！素晴らしい！！！
最後に私のメールアドレスを伝え、そこにe-チケットを送ってもらうことにしたんだけど、なかなか届かない。
どうやら、calorinaのエルとアールを間違って伝えていたみたい。
私のブラジル用のメルアドはcalorinaという文字が入っているんだけど、普通カロリーナって言ったら、Carolinaなんだよね。CaloじゃなくてCaro。
そんなことで若干手間取ったけど、無事にe-チケットが届き、一件落着となった次第。
今回のオービッツとの電話、トータルで2時間…。
アメリカとの国際電話で2時間…。
いくらスカイプが安いと言っても、いったい、いくらになるのよ…と恐る恐るスカイプの使用履歴を見たら、なんと無料だった。
オービッツのトールフリー番号（フリーダイヤル）にかけていたんだ、私。
すごい、2時間タダでアメリカと話せるなんて！（いや実際には話している時間は賞味30分で、待たされ時間が大半なんだけどさ）
自分の覚書のために大変長文となりましたが。
最後にまとめると、
★オービッツで格安航空券を予約するときは、券種をよーく確認すること。安いものに限ってnon-refundable（払い戻し不可）という但し書きがあるものだ。
★そして、ネットの格安航空券を予約するときは、「絶対乗るのだ！」という確信がある時だけにすること。変更にしろ、払い戻しにしろ、それはそれは面倒なことになるから…。
★たった1度のやりとりで納得してしまわないこと。おかしいな、と思ったら、再度別の人とやりとりするとか、別のルートでトライしてみること。ほんとにね、人が変わると、言ってることが全然違ってくるのがブラジルだし、アメリカだから。
★最近はオービッツと同等の値段の格安航空券が、航空会社の正規サイトでも買えることが多いので、できるだけ正規サイトで買おう。
★電話での変更のやりとりが面倒だわ、自信がないわ、という場合は、素直に旅行代理店（しかも窓口）を利用しよう。
★こんな面倒なことを、こんなに時間をかけてやれる暇な人は、私くらいしかいないと思うけどね…（苦笑）
ともあれ、長かったけど、大変だったけど、最後に納得のいく結果を出せて、私は一応満足。
それにしてもしつこい客ですみませんでした、デルタ様♪
