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やっかいな飛行機の予約変更(TAM)覚書


昨日、サルヴァドールの空港に行って来た。
ただ単に、TAMの窓口にて、飛行機の日程・時間の予約変更をするためだけに。
ちなみに空港は我が家から車かタクシーなら30分ちょっとかかる。割と遠い。タクシーだと60レアルを超える。約3000円。
ただ単にTAMに行くだけのことにタクシー代往復5000円以上もかけてられるか!
ってことで、私はバスで行くんだけどね。荷物もないしね。
バスだと片道3レアル。時間はタクシーの1.5倍はかかるけどね。



ところで飛行機の予約変更くらい電話でできないのか?!
って、思うよね。
もちろんTAMに電話しましたよー。
サイト上でできるかどうかやってみた。もちろん、最初に。



でもね、私の予約の場合、だめなんですって。空港の窓口に行かないと。
システム上で見ると、支払いがTAMに直接されてないからだめなんですって。どこかの代理店で買ったことになってるんですって。
私、今の今まで一度も代理店でTAMの航空券買ったことないんですけどね。いつもTAMのプロパーサイトからオンラインでカード決済で買ってますけどね。
どこをどうやったらシステム上で「代理店経由」って出るんだよ!!!



覚書のために詳しく書いておくことにする。興味のない人はスルーして下さいよ。



この航空券、今年の1月に乗ることになっているものだった。
予約は去年の11月19日にオンラインにて行った。
しかし当時、TAMでは予約システムの変更の真っ最中で、なんか知らないけどカード決済がおかしいことになっていた。
私の画面上では「カード決済エラー」と出た。
だから再度、購入手続きをした。
2回目は決済OKだった。



ほっとして予約確認のメールをチェックしたら、2通のメールが…
なんと、画面上では「決済エラー」と出た最初の予約も、システム上は決済が通っていた、らしい。
かくして、同日同路線、同価格のチケット(私と子どもたち二人分)が誕生してしまった次第。



これはもう、TAMのシステムエラーだから、その旨、すぐにコールセンターに伝えた。
で、指示に従って、メールにてその旨を文章化し、払い戻しを依頼した。



いや、払い戻しではなく、予約変更という道を選んだ。購入日から1年以内なら、未使用の航空券は、所定の手数料を払えば他の日時・他の路線に変更可能というもの。
この「所定の手数料」というのが、払い戻しより変更の方が安かったんだよね、確か。
ま、1年以内ならどこかに旅行するよね、ってことで。



そして6月、日本に一時帰国する際の、サルバドール→サンパウロ線に利用しようとした。
その時も苦労して、電話で変更手続きをお願いした。
苦労したけど(なんせややこしい話だからさ)、ちゃんとLocalizador(予約受付番号)をもらって、準備万端!のはずだった。



ところが…
搭乗日直前にTAMにリコンファームしたら、そのような予約は受けていないと。
予約受付番号も存在しないと!



電話でやりとりしたことを告げ、日時を告げ…
しかし担当者名は控えてなかった私。バカバカ。
なんだかえらく調子のいいオトコだったことは覚えているんだけど、名前までは。
(ブラジルではこういうやりとりの時、必ず相手の名前は控えること!鉄則!!)



で、恐ろしいことに、システム上にもそのような電話記録が残ってないとか言う…
ありえん…。



その時はもう希望便の空席もなかったので、結局は別の航空会社の安い便を予約してサンパウロに行った。



それからしばらくその件は忘れていたんだけど、ふとカレンダーを見ていて、思い出したのよ。あ、あのTAM、確か11月までに予約変更しないと無効になるんだった!と。
ああ、なんて長い前置き!



で、電話したら「空港窓口に出向け」との指示。ふー。



窓口には長蛇の列。はいはい、並びますよ。仕方ないですからね。
窓口には3人のTAM社員。スペースはあと2つあるんだから、長蛇の列の時はあと二人出てきてよね!っていつも思う…



いざ私の番になり、事情を告げ、希望便の検索をしてもらう。事前にTAMのサイトで時間帯や便名を調べてもらったから、ここまで来たらスグ!
と思っていたのに…
何してるのか知らないけど、端末をいじってる担当の姉さん、作業遅すぎだよ!
で、端末操作に時間がかかること約15分…



なんとその15分の間に、私が調べていた「超特価」のチケットは、売り切れてしまった。
はーーーー???
ありえん…



そうなると予定より値段がアップする。それは困る。
そんなに払うんなら、もっといい時間帯で、もっと安い便が、他社便でいくらでもある。それも調査済みだ。



だったら往復はやめて、片道だけにするよ。
と、最初の依頼とは路線を変更して、再度、姉さんにお願いする。
となると、端末操作、最初からやり直し〜〜〜



さらに15分…



なんか、こういう処理を見てると、ほんとにブラジル人って要領悪いなぁって思う。
今回の価格計算はちょっと複雑で、まぁそれは理解できるんだけど、もっと合理的に考えられないの?って思わされる場面がたくさん出てくる。
もー私に電卓貸して!私に数字叩かせて!!!って。ぜぃぜぃ。



私としてはさ、当初予約分の価格(支払済み)と、今回予約分の価格の差額を知りたいじゃん、当然。
いくら余計に払わなければいけないのか。または、少し戻って来る分があるのか。
そんなもん頼まんでも計算するでしょ、普通。
それをいちいちお願いしないとやってくれないわけよ。



計算もさ、
当初予約分の価格 − 今回予約分の価格 − 予約変更手数料 −空港使用料 =差額 
これでいいじゃん?
なんか、見てると、えらくしちめんどくさい計算をしてたぞ…
しかも3人分バラバラに…
そりゃ時間かかるよっ!



そんなこんなで。
単に飛行機の予約変更をするだけのことのために、TAMのカウンターに1時間半も!立ちつくした私。
お姉さんはいいわよ、座ってるんだからね。
顧客である私は1時間半立ちっぱなしだよ。その間ずーっと待ってるだけ…。
他のお客さんも、みなさん結構長かったわね。だから長蛇の列が出来るわけで。



私の依頼の仕方がおかしい?
ポルトガル語が通じてない?
いや、それはない。それは大丈夫。対面トークだから、自信ある。



いずれにせよ。
ブラジル国内線の飛行機の予約変更をするってことは、こんなにも大変なんですわ。
さらに、「変更手数料」が一人につき80レアル(約4000円)…これはチケット価格によって上下する。
プラス、窓口による変更手数料を、さらに30レアル(約1500円)を払わなければならない。
これ、もしオンラインで出来たら、かからない費用です。
だからなんか悔しいー。


結局、上記手数料(80+30レアルを3人分=330レアル)をカードで新規に支払った。
純粋なチケット代の差額も発生し、290レアル戻って来る。
だったら、330−290=40レアルを、新規で払えば全部つじつまが合うんじゃないの?
…と思うんだけど。
システムがそれを許さないんですって。



あくまで「払い戻し分」は、購入時のカードに「最長60日以内」に入金されるんですって。
なんか、新規で330も払うの、気分的にすごーく嫌なんですけど…仕方なし。



こういうしちめんどくさい作業が嫌で、だけど予約変更の可能性がある人は、私がいつも買っている「最安値」チケットではなく、もう少し高いお金を出して、フレキシブルなるチケットを買うことをおすすめします。
そういう高い券は、予約変更のための手数料が必要なかったり、マイルが余計についたりするから、いいんだよね。
でも高いんだ…。


便利さと価格は比例するよねぇ(涙)




それにしてもさー。
そもそもはシステムエラーで始まった今回の変更騒動。
自分が自分のミスで二重予約してしまったんだとしたら、まぁ、これだけ苦労して手数料を取られても仕方なし、なんだけど。
システムエラーが原因であることはTAMも認めているのに、なんで私がこんな大変なめに遭わないといかんの!



ま。私は暇だからいいんですけどね。
こんなの、普通に仕事して忙しくしてる人だったら、絶対無理だよ。秘書が必要だね。
あ、そもそもビジネスマンは、こんな激安チケット、最初から買わないか(笑)