ディズニーのショウがやって来た
ブラジル初上陸!と銘打たれたディズニーのショウが、ここサルヴァドールの街にもやって来た。
ディズニーといえば、去年の5月に無料のパレードが行われ、それはそれは大変な人出になったのであったが…(記事参照:http://d.hatena.ne.jp/calorina/20100502#p1)
今回はパレードではなく、ちゃんとしたステージでのショウだという。
会場のTCA(Teatro Castro Alvez:テアトロ・カストロ・アウヴェス、略してテーセーアー)大ホールは、有名アーティスト(ジョアン・ジルベルトとか)がこぞってコンサート会場に選ぶ、街きっての立派なホールだ。
収容人数もそこそこ多い。
そこで、数日間に渡って(しかも1日2回公演の日もある)ディズニーショウが繰り広げられるんだから、この街に住む子供の大半が見に行ったと言っても過言ではないかも…?!
もちろん今回は無料ではなく、しっかりとチケットを購入しなければならない。上は120レアル(6000円)から下は30レアル(1500円)まで。
私はイグアテミにあるTCAの窓口で買ったんだけど、黙っていると高い席を買わされそうになった。このショウ、子供も半額払うから、家族4人だと結構な出費になる… 合計300いくらと言われたときには焦りましたよ。
すかさず「30レアルの席で!」とオーダーし直し、しかもマスターカード決済だと割引になるというのでカードを使い、結局家族で4000円くらいで見られることになった。ホッ。
日曜日の昼間11時から始まる公演を見たのだけれど、座席は6割くらいが埋まっていたかな。私たちは一番後ろの方だったので、会場をよく見渡すことができましたよ。ステージは遠すぎてよく見えなかったけど(苦笑)。
ミッキーやミニー、それにドナルドが登場し、会場は大盛り上がり。
あの声でポルトガル語を話しているというのが、なんとも不思議なんだけど、なんかあまりそれも違和感感じなくなって来た…。ってことはブラジル人化がますます進んでいるのか、私たち。
ショウには、キャラクター以外にマジシャンみたいな人たちが複数登場し、一種のマジックショウのような流れであった。ぶっちゃけ、ミッキーいなくても成立する?みたいな(笑)
でもそこはさすがにディズニー。美しいステージ演出や、飽きさせない工夫には感心させられます。もう、アレックスなんて、真剣。まさにステージに釘付けというやつです。(ちなみにコイには少し子供っぽかったようで?それほどの感動はなかった様子)
実を言うと、アレックスの学校行事として、このショウをみんなで見に行くツアーが催行されていたのね。平日の昼間に。児童生徒対象の昼間の特別講演というやつ。本当はアレックスはみんなとそっちに参加したかったんだけど、うちは家族みんな見たいというし、学校ツアーは交通費が案外高く取られたりして(しかも入場料は全然割引にならないの)、あまりメリットが感じられず。アレックスを説得し、なんとか学校ツアーは我慢させたんだけども、やっぱりこうして家族で来て良かったよ。
休憩含めて約2時間のショウ、みなさんも大満足だったようで。帰り際のグッズ売り場は大好評。50レアル(2500円)もする魔法のつえ(電池でピカピカ光るやつ)が飛ぶように売れていたりしてビックリよ。でもそうだよね、ミッキーに会うためには、高い航空券代を払ってアメリカまで行かないとならないブラジル人たちにとっては、我が街にディズニーが来るなんてものすごいチャンス。グッズの一つも記念に買うだろうよ。
そのうちブラジルに「南米初のディズニーランド」が出来たら、かなり流行ると思うんだけどなぁ。
いや、本場ディズニーへ向かうブラジル人客が減るとディズニー側もブラジルの旅行代理店も困るだろうから、それはありえないか…。