ブラジルのスマートフォン（アンドロイド携帯）を買う

前々から気になっていたけれど、高価で手が出なかったものの一つ、スマートフォン。ブラジル読みではスマーチフォーニ（笑）
本家iPhoneを持っているブラジル人もかなりいるけれど、iPhone風の、別メーカーのイマドキ携帯を持っている人もずいぶん増えた気がする。

そんなわけで、3月の末に一度、購入を試みて、vivoショップに足を運んだ。vivoとは日本で言えばdocomoみたいな老舗。私はサンパウロの頃からvivoのプリペイド携帯を使っていて（ブラジルではプリペイド式はかなり普及している）、去年、月々35レアルの定額タイプ（vivo controle）プランに切り替えたのだった。
って、ブラジルの人しかわからない（というか、ブラジルのvivo使用者しかわからないｗ）マニアックな話ですみません。

で、3月に紹介されたスマートフォン。一番安かったのがノキアの赤と白のモデルだった。これが確か180レアル、約9000円（本体価格）。これに、月々の利用料を支払う。プランはいろいろ。45分間通話が出来て、50MB分のパケット通信が出来るものが一番安く、月々60レアル（約3000円）。上は月々3万円プランまで…
本体価格が9000円、月々も3000円くらいなら悪くないかも。契約しちゃおうかな♪と思ったのだが、その時は、前回の契約からまだ1年経過していなかった。日本のケータイと同じで、契約から一年以内に解約すると、解約手数料というものが発生するのだった。うーん、それなら、あと数か月ガマンして、一年経過後にプラン変更しようということにした。残念。

そして今回、もろもろと使用用途が見えてきたので、ついにスマートフォン購入を決意した。
契約する気満々で再びvivoショップへ。

欲しい機能はもう決まっている。

・ブラジル以外の海外でも通話できること→３Ｇシステムのもの
・wi-fiを利用してインターネットにつなげるもの

この2点を告げ、カウンターの兄さんに候補機種を出してもらった。
前回一番安く出ていたノキアの赤白はもうなかった。兄さん、そんな機種知らないよ、とまで言う（涙）

出てきたのは、Samsumg（サムスン）のGALAXY 5というもの。これはキーがなくて、iPhoneみたいに画面をタッチして操作するもの。それと、Motorolaの、スライドしたら小さいキーボードが現れるもの。もう一つ、Sony Ericsonのキーボードタイプもあった。
どれも3メガ以上のカメラが付いてるんだって。

驚いたのはそれらの価格である。
まずサムスン。3月に見たときは399レアル（約2万円）だったのに、な・ん・と！この日は99レアル（約5000円）に値下げされてた…
他の2種も、それぞれ149レアル、179レアルと、いずれも1万円を切っている。
3月からの3カ月で、こんなにも値崩れするものなのか…。ビックリ。でも、助かる♪

デモ機をいじってみて、サムスンのは悪くなかったので、一番安いこともあり、GALAXY5に決定。プランは月々65レアルのものにした。

さて、このケータイ。いわゆるAndroid（アンドロイド）というシステムを使ったスマートフォンとのこと。アンドロイドがいいのか悪いのかイマイチよくわからないのだけれど、まぁ、AppleとWindowのようなものかと解釈。

カウンターの兄さんに、基本的な使い方を教えてもらい、さっそくアレコレといじってみた。
うん、これはいい！すっごく便利！！
iPhoneは持ってないけど、iPhoneの電話機能とカメラ機能がないだけであとはiPhoneみたいな「iPod Touch」を持っているので、タッチパネル操作は特に違和感なく入れた。雰囲気もiPhoneそっくりだし、悪くないよ。

さっそくアプリをいろいろダウンロードし、gmailとかfacebookとかtwitterとかのアカウントを入れてみた。googleアカウントを入れたとたんに、picasaにアップロードしておいた写真がすべてケータイで見られるようになったのには一番感動した…。すごいねぇ、イマドキのケータイは。テキノロジーア(tecnologia)だねぇ！

ひとつ失敗したのは、３Ｇをオフにする方法を知らなかったため、wi-fi環境のある自宅にいながら３Ｇ経由で調子に乗ってYoutubeなんぞを見てしまい、月々50MB上限のほとんどを1日にして使ってしまった件。日本で言う「パケホーダイ」じゃないのよね。50MBなんてあっという間よ。ただ、50MBを超えたら超過料金がかかるわけではなく、ウェブは閲覧できるけど、速度がかなり遅くなると言うだけの話らしい。

ということで、３Ｇは極力オフモードにして使い、なるべくフリーのwi-fiを探して利用するべし。教訓。
どうしても困ったときだけ３Ｇをつなげば良いのだ。うん。

それにしても、約5000円でこれだけの機能を持つ携帯を買えちゃうなんて、ブラジルも進化したものだなぁ。iPod Touchと比べたら、指で画面に触れたときの反応が鈍いとか、画像の美しさが劣るとかはやっぱりあるけれど、値段を考えたら、これ、かなりコストパフォーマンス良いです。

まだまだ使いこなすという域には全く達してないけれど、これからぼちぼち慣れていきたいと思います。

なお、vivoでは現在、他のキャリア（TIMとかClaroとかOiとか）からの乗り換えの場合、携帯本体無料！キャンペーンを実施中だそうです。無料機種は限られると思うけれど。番号はそのまま継続ＯＫですって。良いねぇ。