~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

(4)馬でめぐるパタゴニア、はっきり言って最高!!


不安とともに過ごした一夜が明けると、なんと空はきれいな青!
台風のような天気は過ぎ去ってくれた模様。ほっ。
昨日は空がとにかくグレーで、山も何も見えたもんじゃなかったけど、すっきり晴れるとこんなにキレイなところだったんだ〜。
感動。


さて今日は乗馬です。
9時半集合で、ホテル内の馬小屋エリアに向かう。風が強いのと、いつまた天気が急変するかわからないのと、実は結構寒いのとで、見た目の快晴よりずっとずっと重装備をして。
と言っても、長そでTシャツ+フリース+ウインドブレーカーといった重ね着に、フリースの帽子という感じで。


私たちの他に、オランダやカナダなどからのお客さん、合わせて10人ほどが参加した。
アレックスについては、ガウチョ(馬遣いのプロ、いわゆるカウボーイとして生活している人)がマンツーマンで付き、ガウチョの馬にひもをつけてアレックスの馬を連結させるという「引き馬状態」で参加することに。
コイはもう単独で。まぁ、彼は去年、マラジョー島で激しい乗馬を体験してるから大丈夫でしょ。
私たちも、あのマラジョー島で落馬しなかったんだから、大丈夫でしょ。
(後にも先にも、観光乗馬で一番ハードで本気で馬を走らせたのは、マラジョー島での体験である…でも楽しかったんだ〜)

いいお天気に恵まれ、ゆらりゆらり、ぽっくりぽっくりと、トレッキングルートを馬たちは進む。
結構な上り坂もある。
小川をずぶずぶと歩くところもある。
平坦なところでは結構走る。


移り変わる景色も素晴らしいし、緩急バリエーション豊かな馬たちの足並みも楽しい。
ここでの乗馬は、いままでで一番楽しいかも!!!


たっぷり1時間ほど走った(のぼった)ところは、なかなかのビューポイントになっていて、パイネ国立公園を象徴する3本の岩の塔、Torres del Paine(トーレス・デル・パイネ)がよく見えた。
遠くには青く美しいLago Azul(ラゴ・アズール)も見える。
ここ、子連れの足で登ってきたら何時間かかっただろう…。馬はラクチン♪馬よありがとう!


アレックスも、みんなと同じ道、みんなと同じアップダウンをちゃんと乗り越えて来たらしい。
乗馬中の彼の顔は、笑っちゃうくらい真剣。しっかり緊張感を持ってたずなを握っている。いいぞいいぞ。
もちろん大人たちよりペースはゆっくりと。一番最後に付いてくる感じだ。

帰りの道は下りなので、それはそれで難しい。
コイはやや馬になめられている感があり、コイの馬だけちょっとはずれた道をわざと歩いたりする。
ややビビっていたコイ。
だけどすぐにそんな様子を察して、スタッフがコイの近くに寄ってサポートしてくれる。
ここのアクティビティスタッフは、なかなか素晴らしい。きれいな英語を話すし、態度もいい。ホスピタリティ精神がある。プロ意識がある。
さすが、世界中からの「上客」を扱っているだけある。


そんなわけで、とーーーっても楽しく快適なパイネ散策を満喫した私たち。
コイもアレックスも、いやな顔ひとつせず。泣くことも、降りたがることもなく、最後まで頑張りました。
さすがに途中でリタイアするのはヤバイ(帰る方法がない。ダッコしてくれる大人もいなさそう)と、3歳児ながらに悟ったのであろう(笑)。


感想を聞くと、
「カバーロ(馬のポルトガル語)、楽しかった」「カバーロ、また乗りたい」とはアレックス。
「また明日も乗りたい」とはコイ。
二人ともいたく気に入ったようであります。よしよし。
他のお客さんたちに「よく頑張ったわ!」「すごいわよ」とほめられたのもうれしかったみたい。


子連れパタゴニア、どの程度楽しめるか不安だったけど、こんなにエンジョイ出来るとは!
これは、かなりいいかも。
(でも、子どもが馬を嫌がらない、という条件が必要だけれども。→無理に乗せても楽しくないもんね)