夏のモッホ・ジ・サンパウロ1泊旅行
4月の後半に一度訪れた、サルヴァドールから船で2時間の場所にある島のビーチ、Morro de São Paulo(モッホ・ジ・サンパウロ)。とても気に入った場所だったので、12月の土日を利用して、再び1泊旅行に行って来ました。
前回、船が揺れて、家族全員マーライオン状態という厳しい思い出があったため、今回はイタパリカ島までフェリーで車ごと渡って、陸路をなるべく通って島に入ろうと計画。
しかし、フェリーは予約がとれず。そっか、もう年末年始休暇に入っているブラジル人も多いものね。みんな島に向かうのね…
仕方なく前回同様、メルカドモデーロ前の船着き場から出向する船(カタマラン)に乗ることに。こちらも事前に予約し、満席だというところを何とか家族分の席を確保してもらった。
この船、2時間で、一人70レアルもするのよ。往復で一人140レアル。結構高いよね。この値段じゃ、それ相応の収入がある人じゃなきゃ乗れないよ。
さて今回は事前に酔い止め薬を飲んで乗船。それが功を奏したのか、そもそも海が穏やかだったのか…今回は楽勝で到着♪
いつもこういう感じなら、気軽に来れるね〜。
今日の海も最高にキレイです。いや、4月(秋)よりもいま(夏)のほうが断然きれいだね〜。
ここでの過ごし方は、とにかく昼間はビーチ。午前中のひき潮時を狙って海に繰り出せば、素晴らしい天然プールに会えるのです。
宿泊したのはセグンダ・プライア(第2ビーチ)なんだけど、天然プールが現れるのはクァルタ・プライア(第4ビーチ)。第3ビーチを経由して海沿いをてくてく歩くこと10分ちょっとで到着です。
午後の海とは全く別人。(写真を見比べてみて!)
岩場をぐんぐんクロックスを履いて歩いて行くと、魚がたくさんいる水たまりが出来ているんですねぇ。
前回は、ここよりもっと先の第5ビーチ側に宿をとっていて、この天然プールの存在は知らなかったのよ。今回は雑誌で紹介されていたのをチェックしたこともあり、迷わずここを第一目標でやって来ましたよ。
それにしても海の水の熱いこと!
ぬるい、じゃなくて、熱いの!
これほど熱い海水、いままでに経験したことがあるだろうか。まるでお風呂である。
深いところに行くと涼しげになるけれど、そもそもあまり深くないのよ、ひき潮時って。
子どもたちも飽きることなくいつまでも水の中にいて魚を探してる。
競泳用の水中メガネだけど、十分見える。透明度、結構高いのよ。
ビーチ沿いには、こじゃれた心地いいレストランもあって、まるで楽園。このビーチ、かなりいいかも。
天然プールと言えば、レシフェから1時間ほどのポルト・ジ・ガリーニャスが有名だけど、こっちのほうがお手軽で楽しいかも。
向こうは、帆かけ舟に乗って沖合まで行かないと天然プールが現れないけど、ここは岸辺から歩いて行けるところにあるからね。ラクチン。
そしてここは、ポルト・ジ・ガリーニャスほど観光地化されてなく、素朴さがまだ残るビーチなので、その点も私たちのお気に入り。
夜は夜で楽しい。狭い道の両脇にレストランやお店が立ち並び、ギターと歌の生演奏がそこかしこに流れ、とってもゆるくて心地いい街。名物のフルーツカクテル屋台も、カラフルで見て歩くだけで楽しいし。
ディスコのようなところもあるようで、若者にも人気の街なのです。
(そうそう、とあるスシバーに入ってみたのですが、最悪でしたー。ご飯にシンがあって食べられたもんじゃない。そこでは刺身にとどめましょう。)
帰りの船はエンジントラブルがあって、出発が1時間も遅れたうえ、海は荒れていて揺れまくり、予定より2時間近く遅れてサルヴァドールに到着…
やっぱり船の旅はこれだからもう…
でもでも、それを差し引いても楽しいモッホ・ジ・サンパウロ。さすがに日帰りはきついけど、もしサルヴァドールに3泊くらいするなら、そのうち1泊をここに当てても損はしないと思うよ。そのくらいキレイで楽しい!
サルヴァドールから手軽に行ける海で一番きれいなのは、私たちが見た中では、間違いなくここです。はい。