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地球の歩き方ブラジル2010〜2011版発売!+ブラジル国内線利用術


お待たせしました皆さん!
(待ってないって?)


地球の歩き方のブラジル編最新号が、つい最近から店頭に並び始めたそうです。
アマゾンでも買える状態になっています。表紙はイグアスの滝なのね〜。


今度のブラジル編は、縁あって、いろいろと取材のお手伝いをさせていただきました。
サルバドール、マセイオポルト・セグーロを中心に、
各地の情報を更新する作業をさせていただきました。
私の写真もいくつか掲載されているはずです。まだ私自身、本を見ていないので、どんな感じかわからないんですけどね。


ということで、思い入れたっぷりのブラジル編地球の歩き方


サルバドールに関しては、かなり、情報を入れ替えましたよ。案の定、もう営業していないホテルとか施設などなどがたくさんありましたしね。これはサルバドールに限らずだけど、ホテルの閉鎖は多いですねぇ。今回、取材してみてよーくわかりました。
ありゃ、地球の迷い方と呼ばれるのも仕方ないわね…って(笑
でも、もう迷い方とは呼ばせませんよ!ちゃんと情報確認しましたからね、この目で、この耳で。


…それでも半年、1年単位でコロコロ情報が変わるのもブラジルだから。お出かけ前には、やはり、ご自身で最新情報を確認することをオススメいたしますわ。


そして今回思ったのは、長距離バスの路線や料金がずいぶん大きく変化していること。
現行の情報(2、3年前?)に比べて、路線数が減り(毎日運航が週3回運航に減便されるとか)、逆に運賃は1.5倍くらいになっています。ビックリ。


おそらく、ここ数年で、ブラジル国内にも格安運賃を提供する航空会社が増え、新規参入によって既存会社の運賃も下がり、飛行機での移動がずいぶんしやすくなったことが影響しているんでしょうね。飛行機と変わらない値段の長距離バスを、飛行機の何倍もの時間を費やして移動するのは体力的に大変なので… 検討の余地、大ですよ、飛行機。

ということで、格安運賃が見つかるかも?の航空会社をここにあげておきましょう。このことは、今回の歩き方に載っているかどうか不明ですが…(そこは担当外なもんで。)

Webjet(ウェビジェッチ)→新しい会社。路線数は少ないけど、主要都市を割安価格で結んでいます。


TAM(タン)→老舗で運賃高めなイメージだけど、早割や便数限定割引などで、安い価格が出るチャンスあり。

GOL(ゴウ)→新興会社だったけど、今やTAMと並ぶビッグキャリアに。路線、タイミングによって激安になるけど、TAMの方が安いケースもあるので比較は必須。


Azul(アズウ)→こちらも新会社。メイン空港に近いけど発着数が少ない空港を有効活用し、運賃を抑えてます。路線数は少ないけど、安いよ。
Ocean Air (オーシャンエア)→WebjetやAzulよりは路線数が多いかな。利用したことないけど、こちらもお値段安め。
Trip(トリッピ)→地方路線に強い。私はレシフェーノローニャ間で利用しましたよ。


どの飛行機も、安いから機体がボロボロってわけではなく、なかなか快適ですよ。
ただ、便数が少ない会社だと、予定便がキャンセルになった場合の振り替え便がなくなる…というリスクがありますよね。
その点、TAM、GOLなら便数が豊富なので不安は少ないかと。


そして、複数会社の見積もりが取れるサイトも便利。私はいつもこの2社で値段を確認し、最安値の航空会社の正規サイトに行き、オンライン予約してます。この2社から買うと、手数料が発生するから、正規サイトで買うより少し高くなっちゃうんだよね…。


Americanas Viagem(アメリカーナス・ヴィアージェン)→大規模ショッピングサイトが運営する旅行サイト。Passagem Aereoを選択して、旅程と日程を入力して検索してね。
Submarino Viagem(スビマリーノ・ヴィアージェン)→上記と同じようなものだけど、上記には出てこない航空会社便も表示されたりするので、やはりこちらもチェックしたい。


いずれのサイトも、オンライン上で予約できることになっていますが、決済方法が「ブラジル国内で発行されたクレジットカードに限る」というサイトが多いのが実情。日本国内からどうやって買うのよ!って感じだよね。
TAMなら、アメックス決済だけは出来るとか言う噂だけど、私自身日本で購入したことがないので、なんとも言えません。
TAMと言えば、英語など他の言語でも予約できるけど、ブラジル国内サイト価格よりもずいぶん割高な値段が現れるようです。やはり、ブラジル国内旅行をオトクにするには、ポル語を身につけることは大事かも…
(はい、私のポル語学習の目的は、まさにここにあり。)


さて、ブラジルで飛行機に乗る際に気を付けたい点。


1.チェックイン時には、身分証明書(パスポートやRNE)の本物が必要。コピーは不可。これ、非常に厳しいです。逆に、Eチケットも何も持ってなくても、身分証明書を見せるだけで航空券を調べて発券してくれるので、ラクと言えばラク。オンライン購入時の情報を、身分証明書番号で管理しているんですね。


2.出発予定時間前に飛び立ってしまうこともあるので、早めに行動すべし!
これ、結構コワイですよー。10:30定刻のフライトが、10:15に飛び立つこと、実際にあるんですから。経験してますから。
客の大半が乗りこみ済みで、残りの数人をアナウンスで呼んでも現れない場合、もう扉を閉めちゃうんですから。
日本の飛行機だと、出発15分前?10分前?までは乗り込めるよね?ここは違うんですよ〜。30分前には本気で閉め切っちゃいますこともあるんですから。
(それで乗り遅れた経験がある人を身近に数人知っています…)


時間にルーズなブラジルなのに、飛行機に限っては、時間前行動もアリなのです。ふ・し・ぎ。


3.飛行機は遅れるのが当然と思うべし!
時間前離陸がある一方で、フライトの遅れはものすごーーーく多いです。遅れるのが普通、と思った方がいいかも。
15分、30分は可愛い方で、私の感覚では、その程度はもう「定刻」と呼びたい。
1時間、2時間、3時間遅れでやっと…ということも、何度も経験してますからね。
遅れの理由は、「前の空港が大雨で、飛び立てない」とか「前の空港で足止めを食らっている」というものが多いような…。
ひどい時には、フライト自体が取りやめになっちゃう(キャンセラード)こともあるんですからね。それが夜の遅い時間になると、もう他社便だって飛んでないから、予定の日程で目的地に行けないわけですよ…(これも経験アリです。)


特にひどいのがGOL。なぜでしょうねぇ、同じ路線をTAMは普通に飛んでても、GOLだけ来ないことがよくあります。悲しくなっちゃう。だからなるべくGOLは避けたい、けど、値段を見るとGOLなんだよねぇ…。


ということで、同一航空内での乗り継ぎであっても、時間にかなり余裕を見てプランニングすることをお勧めします。もしくは、最終目的地まで同一航空会社で、チケットを通しで買うか…ですね。TAMとGOLを使ってサンパウロ→ブラジリア→ベレン、なんて場合は注意が必要ですよ。一つ遅れたら全部狂うからね。(一応、後発便に振り替えてはくれますが…空きがあればね)


4.各駅停車の飛行機が存在することを忘れずに!

日本では経験のないことですが、ブラジルの国内線では、各駅停車の飛行機ってのがあります。各駅って変だけど(笑)
たとえばサンパウロを出た飛行機が、サルバドールで客の乗降あり、次にレシフェで乗降、次にフォルタレーザ、次にサンルイスでようやく最終目的地…と言う具合に、同一機材で複数の空港を結ぶというものです。
これも要注意ですよ。
私、これにヒヤヒヤさせられた経験がありますから。


予約の段階で、自分は、「サンパウロ→サルバドール」のチケットを購入しているわけですよ。サルバドールの先にまだまだ行き先があるなんて知らされてないの。
で、たとえば機内で熟睡していて、空港に着いたから慌てて降りようとしたら、そこはサルバドールではなくて次の目的地、レシフェだった…ということもありえるわけ。怖いでしょ?


そして、この逆もあり。
先日、「ベレン→ブラジリア→サルバドール」というチケットを予約したのね。ベレン→サルバドールの直行便はないから。
この場合、チケットには「ブラジリア経由」と書いてあるし、チェックインカウンターでも「ブラジリアで乗り換えてね」と言われる。
だから、ブラジリアに着いて、飛行機を降りようとした。でも、ん?機内に残り続ける人も若干、いる。
そうか、これも各駅停車的に、ブラジリアの後、ベロオリゾンチあたりに行くんだろうね…と思って、私は降りようとした。
でも、もももしかして???と思い、機内のクルーに聞いて見た。「サルバドールに行く場合は乗り換えだよね?」って。
そしたら、「いや、降りなくて結構。このままサルバドールに行きますよ、この飛行機が」と来た。


いやぁ、危ない危ない。
過半数以上の乗客に混じって思わず飛行機を降りていたら、やっかいなことになっていたわよ。
もちろん機内アナウンスがあったんだけど、まさか自分のこととは思わず、聞き流してた…。危ない危ない。


ということで。
「自分の目的地が、かならずしも飛行機の最終目的地とは限らない」ということを知っておく必要があるかも。そして、怪しいと思ったら、クルーに確認!
チェックインカウンターの姉さんが「ブラジリアで乗り換えです」と言ったからと言って、それが正しいとも限らないのよ。カウンターの姉さん、そこまで機材に詳しくないと思われ。
特に、地方都市に向かう場合は、各駅停車が発生しやすいので注意です!


5.搭乗ゲートの変更は当たり前と心得るべし!


特に、サンパウロやブラジリア、リオなどの混雑空港の場合、
「チェックインカウンターで告げられた搭乗口番号と、実際の搭乗口番号は異なる」ことが多々ある…と心得るべし、です。はい。
ほんとにね、2転3転するんですよ、搭乗口が。
アナウンスが入るのはもちろんですが、これがまた、早口なポル語と怪しい英語なため、聞き取りにくい。


ではどうやって確認するかと言うと、登場待合室の天井から下がってるタイプのテレビモニター画面の表示を確認するのが一番ですね。各社の便のタイムテーブルが出ていて、そこに搭乗口も掲載されますから。
ブラジリアなんかだと、搭乗口が1階と2階に分かれていたりして、そこを何度も行き来するってことがあるからねぇ。結構疲れます…。


いずれも、ポル語がわからないと、結構不安だよなぁ、と思います。私も最近は大丈夫だけど、少し前までは、国内線の乗り換えって結構大変でした。


さてこれらの情報をもとに、新版「地球の歩き方 ブラジル」を片手に、楽しく快適に個人旅行いたしましょう〜。
宣伝、失礼しました。


購入の際は、下のリンクからアマゾン経由で買っていただけるとなお嬉しいです。


B21 地球の歩き方 ブラジル 2010~2011

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