~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

スモモが旬


ここサルヴァドールは1年中夏みたいなもので、常に肌の露出が多い服装でOKなんだけれども、それでも一応、季節と言うものがあるんだなぁ…と実感させられたのは。



久々にセントロの方に出ると、そこは我が家の周辺(マンション街)とは全く違う雰囲気で、路上にさまざまな露店があふれかえり、路上で何するともなくたたずんでいるおじさんおばさんが多数存在し、そして人種構成で言うと圧倒的に黒から褐色の人が多い。
褐色の人はどこに行っても多いけど、しみじみ「黒いなぁ〜」と思うほどの漆黒の肌の人は、住宅街ではあまりお目にかかれないものだ。
でも、ここは違う。
何て言うか、100年前200年前300年前のサルヴァドールに近い世界なんだろうな、と思わせられる。



で、そこで良く目にするのが、フルーツのフェイラ(青空市)。サンパウロには野菜から魚から肉から、いろんな生鮮食品のフェイラが街中いたるところにあったけど、この街は違う。
セントロで少しフルーツや香草や魚を売るフェイラを見かける程度か、ある特定の場所で行われている大型青空市に行くくらいしかないのだ。



おっと、季節の話からだんだん離れて行きましたが。



今日、とにかく目に着いたのが、山盛りの赤いフルーツ。遠目に見ると、赤い小山が盛り盛りと…。
それは、ameixa(アメイシャ)だった。
アメイシャとは、スモモのこと。そうそう、確かにこれはスモモ。小さい頃、近くで生えてたスモモと同じだ。


なかなかの人気で、みな足を止めて10個20個と買っていた。
販売人のおじさんに聞くと、
「いまスモモの時期なんだよ。これは大変健康にいいんだよ。」と張り切っている。
そうか〜。この街のフルーツにも旬ってものがあるんだねぇ。



常夏の街だから、マンゴやバナナやグァバやパッションフルーツなんかは常にあるけれど、そういえばここのフェイラって、単品売りのことが多いなぁ。マンゴならマンゴ、パッションフルーツならパッションフルーツって。過去の記憶をひもとくと、そういえばそうだった気がする。
旬のフルーツを盛り盛りと売っているんだねぇ。


ずっと前にサンパウロでアメイシャを買って食べてみたら、甘みが全然なくてマズかったことがある。
だから、おじさんに聞いてみた。
「Doce?(ドースィ)」、甘い?って。すると自信満々にうなずくから、10個買ってみた。
10個単位で売っていて、お値段たったの50円。


食べてみたら、とても美味しい。みずみずしくて、甘い。おじさんの自信に裏打ちされた、とても美味しいアメイシャだったよ。
アメイシャのホスカもいけるかも知れないなぁ…とすぐに連想してしまった酒飲みな私です(笑)



おじさんの服は、数年前の年越しイベント(Reveillon)のモノと思われるアバダー(イベント参加者用のお揃いタンクトップ)。こういうのを着ている人が、この街にはすごく多いよ。