~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

さようなら私の母校~北海道の小さな小学校がまたひとつ消えます~

今年度いっぱいで、私が小学校時代を過ごした母校が閉校することになり、先日行われた閉校式に参加してきました。

 

2月の北海道へ飛行機で行くことは、結構リスキーなので(吹雪の影響などで)、予定通り行けたらラッキー!くらいの気持ちだったんですが、無事になんとか飛行機は旭川空港に着陸。ほっと一安心。

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この日、埼玉に住む妹は、少し早い時間に出発するJALで移動、わたしはANAだったんだけど、ANAだけ「条件付き運航」でしたね、なぜか。新千歳空港に降りるか、羽田に引き返すか…っていうやつ。どうして同じ空港に向かうのに条件が違うのかしら。30分の違いであっても、空港の状況は結構違うのかしら。

 

ともあれ、無事に旭川空港から父の車で風連に向かうことが出来ました。が、やっぱり結構な地吹雪で、運転は大変だった…。冬の北海道の移動は、本当に大変。自然の中で生きることの大変さを実感させられます。

 

前置きが長くなりました。閉校式です。

そもそも小さな学校だったし、子どもの数も年々減っていることは聞いていたから、近い将来は閉校するだろうなぁ…とは思っていたけれど。現実に閉校となると、切ないです。閉校式の案内を受け取ってすぐに、わたしは出席したい!と思いました。わたしを育んでくれた母校の最後の雄姿を、やはり、見届けたいと。

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校舎はまだまだ綺麗で、今風のオープンスタイルで、とても素敵。ただ、体育館だけは私の時代のまま、補修されたような感じ。懐かしい。

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そこに集まったのは200人を超える卒業生や役所関係のひとびと。

母校は開校117年の歴史があるから、卒業生も当然たくさんいるわけで、さまざまな世代の人たちが集まっていた。普段、この地区でこんなに多くの人を見かけることはないほどにね。

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式典はいわゆるお堅い来賓あいさつが続くスタイルのものだったけれど、心打たれたのは、いまいる在校生たちによる歌と言葉でした。

現在、3・4・5年生が合わせて5人だけ。そう、卒業生がいないから、彼らにとってもこの日が最後の式典と言うことになるのですね…。

5人は立派に言葉を述べ、全員がしっかりと声を出して歌を歌い、時に涙をこらえながら頑張っていて。

 

そうだよねぇ、自分の学校がなくなっちゃう切なさ。

それは、もう卒業しちゃった私たちの比ではないだろう…。

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式典は2部構成で、1部が挨拶系メイン。2部がテーブルについて飲食しながらの懇親会風のスタイルとなった。

 

2部では、PTA会長さんが挨拶をされたのだけれど、閉校を決めるまでにはさまざまなご苦労や葛藤があったんだそう。なんと、閉校を決めたのは、保護者の皆さんだという。へ、へいこうって、そうやって決めるのですね???

 

聞くところによると、児童がたとえ1人であっても、存続を願えば学校は存続されるのだという。何人以下で閉校、というようなきまりは、ないんですって…。

 

その代わり、地域の学校の存続をどうするかは、保護者・地域住民・そして先生方が話し合って決めていくんだそうです。それもキツいだろうなぁ。ここまで来るのに、どれだけのご苦労があったかと、想像するだけで辛いな…。

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でも、私が今回感じたのは、

このわが母校は、今も昔も「地域」の中に生きていて、わたしたち児童はみな、地域の子だったんだということ。そんなことは、自分に子供が出来て、都会の、横浜の小学校に入れて初めて気付いたことなんだけれども。小学校の在り方というのが、地元と今の横浜とでは、もう全然違う感じがするわけです。

 

地元では、老人クラブのお年寄りが、校舎の花壇に花を植える活動を毎年楽しみにしているとか。学校行事にも、在校生の保護者だけでなく、卒業した中高生やその保護者が積極的に参加するとか。そういう場所が、この小学校なんですね。

 

横浜では、少なくとも私が住む地域では、こんなにも密に「地域」が小学校に関わること、ないよなぁ、とか。いや、地域が大きすぎるから、地域の声を一つ一つ吸い上げたりしたら、もう収集つかなくて大変だよなぁ、とか。そもそも都会においては、小学校に通う子がいない世帯にとっては、小学校ってノータッチな存在だよねぇ…とか。いろいろと思ったわけです。

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わたしたちの時代の卒業制作!



だから、子どもたちの学びも、都会と地方では随分と違うなぁと感じます。母校では、先生以外の大人がいろんな部分で絡んでくることが多くて、ある意味、子どもたちは大人と接することにとても慣れている。だからかな、とてもしっかりしている印象がありましたよ。

 

あとね、5人しかいないと、もう全然サボるとかできないわけですよ(笑)

40人で歌を歌うのと、5人で歌うのとでは、一人の肩にかかる責任感はきっと随分違うのでは…。1人が担う役割も、40人と5人では、かなり違うのでは…。

 

同じ日本人の子どもであっても、学ぶ環境で、ずいぶんと学びが違ってくるだろうな。それぞれにメリットデメリットはあるだろうけれど、それぞれの良い面を残したまま、いつか地方の子と都会の子が融合して、良い影響を与え合う関係になると素敵だね。

 

ところで、

わたしは母校の校歌が大好きで♪ちょっとほかにはない、ドラマチックな曲調なんですよ。最初は短調ではじまり、途中から明るくのびやかな長調に転調するのです。ある意味、難しい曲かも知れないけど、地元の自然光景がふんだんにちりばめられたその歌詞は、今でもフルで歌えるし、いつまでも大好きな一曲です。

 

式典で歌いながら、思わずうるっと来てしまったことは言うまでもないですね…。

 

作詩: 塚本 熊雄

作曲: 松尾 肇

 

1.

朝日輝く 天塩岳

ほまれ床しい 瑞生の

松の緑が 野に満ちて

学ぶ窓辺に 希望あり

ああ私達の 下多寄小学校

 

2.

楡の梢が 広がるところ

流れ豊かな 天塩川

祖先の功 仰ぎみて

新たな力 湧き起こす

ああ私達の 下多寄小学校

 

3.

雨竜山脈 夕日に染まり

白樺林の空高く

真理に冴える北斗星

目指して行こう どこまでも

ああ私達の 下多寄小学校



下多寄小学校は明治35年に、ひとりの医師が自宅に寺子屋を開いたのが小学校の始まり。開拓の時代、町で最初の小学校でした。

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私の時代は、1学年18人で、本当にこぢんまりとしていて、クラス替えというものに憧れていたことを思い出します。

 

小学校での私は、本が好きで、習字と作文が得意な子で、背が一番高かった。男子よりも。

卒業式の写真では、担任の先生(女性)よりも、母よりも大きくて、巨大な子って感じだったね…

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いまの私のルーツが、その小学校にある。そこがなくなっちゃうのは本当に淋しいけれど、思い出はいつまでも私の中にあるからね。大丈夫。

 

在校生5人は、町の大きな小学校に、次の春から通うことになります。その校舎は最近、ピカピカに建て替えられたばかり!小さな町だけど、教育にかける予算は豊富なのかしら?とうらやましく思ったり(笑)

5人の新たな環境での学びを、こころから応援したいですね。

閉校を決断した地元の皆さんが、良かったなぁと思える未来を、これから5人は築いていくことでしょう♪

 

そして閉校後のこの校舎の行方を、わたしは真剣に真剣に心配しているのでありました。有効活用の道、かならずあると思うんですが…。

閉校式の会場では、これといった方向性などは全く触れられていなくて。どうなるのかなぁ。

 

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優しい気持ちになりたいときに聴く音楽は

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年はブログを再開したり、かと思えばブログのタイトルが変わったり、思いがけず別ブログを立ち上げることになったり…と落ち着かない一年でしたが。いつもお付き合いくださっている読者の皆様、こんな私について来てくださってありがとうございます♪

今年はもうちょっと落ち着いた年になるよう…祈りつつ。今年最初の記事を綴ります。

 

わたしは音楽が大好きで、

聴くのも、歌うのも大好き。家にいるときはほぼ何らかの曲が部屋に流れています。

最近では自宅でカラオケも楽しんでいます(次男が導入したニンテンドースイッチを活用し、JOYSOUNDで詳細採点など)。

 

もうかれこれ10年近く使っているiPodには、日本の演歌から筝曲、ブラジルポップスにクラシックまで、それこそ2万曲以上が入っていて。今日はどれを聴こう?と考えるのも一苦労なのです(笑)

 

そんな大量の音楽の中、ついついヘビロテしてしまうアーティストは数えるほどしかいません。そしてその日、どんな気分なのか。または、どんな気分になりたいのかで、自然と選ぶアーティストは決まってきます。音楽ってそうですよね。

 

で、優しい気持ちになりたいときに聴く音楽と言えば。

もうこれはダントツで中村由利子さん、なんですよね。

横浜出身の、ピアニストで作曲家の中村由利子さん。音楽ジャンルで言えば、「ニューエイジ」というらしいです。

 

優しい気持ちになりたいとき…

由利子さんを知る前は、エリック・サティとか、アンドレ・ギャニオンエンヤ溝口肇村松健などなどをよく聴いていたけれど、知ってからはもう、由利子さん一択!

 

美しくて切なくて、時に悲しみをにじませつつも、その先には未来が広がる…みたいな。

優美なメロディーラインがもうね、たまらなく優しいんです。

だから、聴いていると気持ちが落ち着くし、優しくなれる。

 

動画貼っちゃいます。

ジェット・ストリーム世代にはおわかりにいただける音楽かと。

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わたしは結婚後、ダンナの所蔵CDから由利子さんの音楽を知ったけれど、すぐに好きになりましたね。

 

思い出すのは、長男がお腹にいたほぼ臨月の頃、大きなお腹を抱えて銀座のヤマハの小さなホールでライブを聴いたこと。奏でる音楽の雰囲気通りの、優しい柔らかい雰囲気の由利子さんにしびれましてね。帰り際の握手会では、わたしのお腹をさすってくれて、安産を祈ってくれましたよ。(おかげさまで陣痛から7時間ほど、自然分娩の安産でしたよ♪そんな長男はもうすぐ17歳)

 

その後、ブラジルで暮らした7年の間にも、もう何度もヘビロテしていました。ブラジルの元気な曲や、もの悲しいボサノヴァのメロディーに飽きたころ、いつも由利子さんのピアノに戻っていたなぁ。

 
時の花束

さて、そんな由利子さんのライブにまた行くことが出来ました。

地元・横浜山手の小さなゲーテ座というホールで、100人入れるかどうかの客席の2席を運よくゲットできまして。1月6日のニューイヤーコンサートの聴衆の一人として約2時間、生演奏を堪能してまいりました。

 

もう、涙なしには聴けませんよね…

音楽ってね、その曲をよく聞いていた時のことが、イントロを聴くだけでパーッと蘇って。懐かしくなって、それがライブだと、演奏者の魂まで伝わってきて。受け止める私も、耳だけでなく全身で音楽を聴いているわけです。感動の極み。

 

このような感覚は、やはり、全身麻酔の手術を経て戻ってきたあたりから、ぐっと強くなった気がします。感受性というのかな、いやそんなにかっこいいものではなくて、単に年を取って涙もろくなったとも言いますが(笑)

 

ディア・グリーン・フィールドウィンター・ソングといった聴き慣れた名曲も。

昨年の日系移民110周年記念でブラジルに招かれて演奏したという、夕暮れのピアノ(これがまた、私の好きな夕暮れをテーマにした曲だから、ツボにはまらないわけがなく!)という曲や、ブラジル公演のために作曲したというSeu Sorriso(セウ・ソヒーゾ、あなたの笑顔)などなどの新作も。

どれもこれもやっぱり素敵すぎる。

 

そして何より素敵なのは、由利子さんのトークです。還暦を迎えたとは思えぬ美しさ、というか、可愛らしさにキュンキュンします。すいませんこんな表現で。でも本当にそうなの。由利子さんが語るたび、「かわいい…」と思わずつぶやいていた私です。とっても好きな感じ。わたしもこんな風に可愛い還暦になりたい!っと本気で思った…。

 

CDを買うとサイン会の列に入れるので、もちろん買いましたよ!買ったのはこれ。

 
Concentration~集中力のために~

 

音楽はもっぱらiTunesで最近は聞いているけれど、iTunesにはない音楽もまだまだたくさんある。このCDもそうです。免疫力・集中力アップとはこれまた素晴らしいコンセプトです。私のためにあるみたいだ(笑)

 

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そして私たち夫婦の番になり、たくさんたくさんお話させていただきました。16年ぶりのライブでした~ブラジルにも住んでました~デビュー時からのファンです(byダンナ)~健康第一で長く活動してください、そのためには検査も受けてください(byわたし)~と、由利子さまに向かって検査の話とは!今思えば、なんてことを私は!!と反省なのですが。

 

いや本当に。

還暦を感じさせない、というか、還暦なんてまだまだ若い!と思わせてくれる由利子さん。だからこの先も、ずっともっと長く音楽活動を続けていただき、私たちに優しさをもたらして欲しいから。

健康でいつまでもいて欲しいから…

思わず口走った次第です。受け止めてくださってありがとう由利子さん♪

 

アンコールではまさかのギター弾き語りも披露されて。新しいフィールドにもどんどん挑戦される姿勢、これまた素敵です。ウィスパリング・ヴォイスな優しい歌声は、由利子さんらしさ満載で、とても良かった…

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SNSなどへの写真掲載はご本人の許可をいただいております!)

 

いい音楽に包まれているとき、心からいい気分になっているし、全身が喜んでいるのがわかります。音楽が免疫力を高めるというのはアリだと本当に思います。

新年早々、思いっきり優しい気持ちになれたので。きっと今年は、いい年になるに違いない!

 

そんな確信を持った一日となりました。

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ゲーテ座に咲いてた冬の薔薇

 

ジャージーボーイズ千秋楽

おそらく、我が家で最も流れている音楽ナンバー1、2に入るかもしれない、知る人ぞ知る(いやきっと知る人のほうが断然少ない?)ミュージカルがJersey Boys。

ジャージーボーイズ、と言いまして。詳しくはリンク先をお読みいただくとして(笑)

 

アメリカの往年のスター、フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズの名曲と物語で綴った物語で、4人の男性ボーカルのハーモニーがとってもとっても美しいミュージカルなんですよ。

 
ジャージー・ボーイズ ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

 

そもそもは映画化された作品(クリント・イーストウッド監督)を2014年に観たダンナが、なぜかハマりにハマり、私にもぜひ見ろ見ろと強力に勧め。私も映画、そして2016年の日本語版ミュージカルを鑑賞したのでありました。これが確かにいい作品でね。ザ・フォーシーズンズはよくわからなかったけど、名曲「君の瞳に恋してる」のオリジナルを歌ったグループなのね!私この曲は大好きだったので、それがドラマティックに誕生するシーンなんかはもう、涙涙ですよ…。

 

そう、2016年。映画の大人気ぶりを受けて、日本オリジナルキャストによる舞台が実現したんです。あの時、メインキャストの4人のうちの一人にめちゃくちゃカッコいい俳優さんがいて、度肝を抜かれたことが思い出されます。その彼の名は、海宝直人さん。

 

彼の何が素敵かって、その甘いマスクとすらりとしたスタイルといったルックスのみならず、歌がね。素晴らしいの!声がいいの!

 

どうも私は欲張りで、ミュージカルを見ても、歌だけうまいとか顔だけかっこいいとかでは満足できず(笑) いや作品として満足はできるんだけど、強烈にその俳優さんのことを好きになるには、どうも顔と歌が両方よくないとダメみたいで。

 

なかなかそういう俳優さんには出会ったことがないのです。これまでレミゼ、ミスサイゴンオペラ座の怪人などなどメジャーなミュージカルは結構何度も見てきましたが。

このたびは、海宝直人さんにすっかり魅せられてしまいました…。

動画貼っちゃおう。

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で、地元横浜の県民ホールで開催される、ジャージーボーイズの凱旋公演、しかもチームホワイト(この演目は、メインの4人が2チーム編成で交互に演じます。で海宝君はホワイト)の千秋楽というプラチナチケットをダンナの執念によりゲットし(笑)今日の日を迎えました。

 

このミュージカル、もうびっくりするくらい人気で。ダンナいわく、チケットが本当に取れないんだそうです。今日も会場は当然満席!しかも、9割が女性だよ…。すごい熱気だよ…。これもしかして、みんな、私みたいに海宝君目当て?って思わされるくらい、女性だらけの会場。

 

いや、海宝君以外のメンバーもみんなカッコよくて、歌もうまいから、そりゃあ人気が出るよね…。

 

席は3階席だったけど、帝国劇場ほど巨大なホールではないので、思ったよりよく見えました。わたしはオペラグラスを片時も離さず、かっこよすぎる海宝君の顔を追いかけまくっていました。いやほんとに、どんだけ見ていても見飽きないよ…。そして歌声が本当に気持ちいい。彼はライオンキングのリトルシンバでデビューしたという、子役からのスタートだそうだけど、途中で歌うことが嫌いになったりしないでここまで来てくれて本当に良かったよ♪と心から思いました。

 

千秋楽だから、最後の舞台挨拶があって(しかも30分近く!)、それもすごく良かった。

 

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トークも誠実さが伝わるもので、非常に好感が持てます。見ていて、ああ、うちの息子もこんな爽やかで素敵な青年に育ってくれたらな~と思ってしまうあたりは、やはり男児の親のサガでしょうか。

 

 

 

今後は、もっと海宝君の舞台をチェックして、いろいろな彼を見てみたいと思ったのでした。ジャニーズにも韓流にもスポーツ選手にもいまひとつなぜかハマれない私ですが、海宝君はなぜか別!こんなふうにファンになっていくものなのですね…♡

 

次は来年1月5日(わたしの誕生日~♪)に、

www.ktv.jp

を開くらしいです。

でも大阪なんだよね…。

行っちゃう?

 

 

お酒代わりに飲んでる最近の超お気に入りドリンク♪

今週のお題「最近おいしかったもの」

 

直腸がんとわかってから、お酒は極力飲まないようにしています。なぜなら、アルコールはがんになる確率を高めるから。そのことはもう数字として明らかになっていて、どんなに私がワイン好きであっても、もはや避けては通れない事実なんですよね…

(参考記事はこちら。)

 

え、もうがんになってしまったんだから、今さらお酒やめても遅いのでは?ですって?

 

いやいや、そんなことはありませんぜ。

だって、私が患ったのは「直腸がん」ですが、カラダにはまだまだたくさんの臓器がありますね。特に私は女性ですからね、男性に比べたら「子宮がん」「卵巣がん」というリスクがついて回ります。そして「乳がん」になる確率も男性に比べたら高いわね(あ、乳がんは男性でもなりますからね!)。直腸がんになったから、もうほかのがんは大丈夫!なんてことは、全然ないわけで…。まさに、臓器の数だけがんリスクがあるっていう感じで(涙)

 

そして残念ながら、アルコールは、どのがんに対してもリスクが高いんですって。

だから、私はもう、がぶがぶとお酒を飲むことはしません。自宅では飲みません。飲むとしても、美味しいワインだけを、一日最大グラス2杯までに留めます!

(完全に断酒はしません。だってワインは好きだし、もはや私の一部だし、我慢しちゃうと私のQOLは確実に下がって、かえって体に悪いから)

(グラス2杯の根拠はまた今度ゆっくり書きます)

 

ちなみに。

がんがわかるまでの私ときたら、ほぼ毎晩ワイン飲んでました。ウチメシのときもソトメシの時も。

 

そんな私が、では今は何をワイン代わりに飲んでいるのか?

いいものを見つけちゃったんですよ♪

それがこれ。

 

 
【Amazon.co.jp限定】内堀醸造 まろやか米麹りんごの酢 900ml

 

これ、なぜかアマゾンでしか買えないのですが…かなり美味しいです。

このりんご酢と炭酸水を1対4~1対5くらいの割合で割って飲むんですが、これが、そのへんの激安スパークリングワインよりも美味しいくらい。

 

私はもともと炭酸系のお酒が好きで、ワインにハマる前はビール党でした。そのうちスパークリングワインを覚え、ワインにハマり、それからは大好きな飲み物がワイン(特に泡)という具合になったのです。

なので、炭酸水にレモン汁やシークワサー汁などを入れて飲むことは時々やっていたのですが、このりんごの酢を知ってからは、もうそればっかり!

 

ちなみに、ほかのフルーツ酢のたぐいも試してみたのですが、無駄に砂糖が入っていて甘いんだよね…。

たとえば某メーカーのブルーベリー酢は、このようなものが入っています。

 

◆米黒酢、ブルーベリー果汁、ぶどう果汁、果糖ぶどう糖液糖、果糖、黒糖入り砂糖液/酸味料、香
料、甘味料(スクラロース

 

わざわざ糖分はとりたくないのよね…。いちおう、シュガーフリーを心掛けているし。

 

そして私の愛用りんご酢は、このいさぎよい内容!

◆米麹調味料、有機りんご果汁、米酢、有機りんご酢

 

この、米麹調味料というのが初耳なんですが、メーカーサイトによりますと、

米麹調味料とは

米と米麹からつくられる甘酒の甘みと旨みを、内堀醸造独自の技術で引き出した調味料です。

麹菌が米のでんぷんを糖化させることで、やさしい甘みをつくり出します。また、米のたんぱく質アミノ酸へと分解され、味わい深い旨みが生まれます。

お米のおいしさを活かしてまろやかな味わいに仕上げました。

 

とのこと。よし、ここにも砂糖は添加されていませんね!素晴らしい!

 

これで砂糖を気にせず、ほんのりりんごの甘味がする美味しいビネガーカクテルを毎晩飲めるってわけです。ほんと毎晩飲んでます…いつか飽きるかな、と思いつつ(笑)

 

なお、おなじメーカーから出ているほかのフルーツ酢も美味しいです。ぶどうとブルーベリーの酢とか、黒酢と果実の酢などを試しました。いずれも、香料や甘味料は添加されていないとのことです。私には少々甘いので、やっぱりりんごの酢ばかりをリピートしているんですけどね。

 

 
内堀醸造 フルーツビネガー3本セット(有機りんご・ぶどうとブルーベリー・黒酢と果実)

 

ちなみに、割りものの炭酸水は、特にこだわりはないんですけど、コストコでいつも安くなってるサンペレグリノが多いです。

 
炭酸水 サンペレグリノ 500ml × 24本 SAN PELLEGRINO Sparkling water 天然炭酸水 スパークリングウォーター 最安値挑戦中 硬水 賞味期限 2019年4月以降 [水市場]

なお、私の英才教育(笑)により、香りには敏感な次男は、酢のツーンとした香りがどうしても苦手なようで。残念ながら飲んでくれませんー。彼こそ酢を飲んで体を柔らかくしてほしいんですけどね…。

平成元年の高校生がもし平成30年に高校生だったら

昨日、今日と、長男の高校の文化祭だった。なんと二日間連続でステージを見に行ってしまった…。それはなぜか。



長男のクラスの劇が面白かったこともあるけど、何といっても、ダンス部とチアダンス部のパフォーマンスが素晴らしすぎたからである。昨日は時間的にちょっとしか見られなかったので、今日は全部通しで見たいと思ったから。展示とか屋台とかにはわき目もふらず、今日はずっと体育館のステージにいようと決めて、10時過ぎから14時過ぎまでホントにずっと見続けた。



長男の劇はミュージカル風な味付けもあり、なかなか楽しめるものでとても良かった。アラジンを元ネタにしてアレンジしたもの。長男の役はセリフが2つしかない「お付きの者」その2、という役だったんだけど、それなりにピリッとスパイスが効いているセリフで笑いを取れていたし。主役のアラジンやジャスミンの演技も個性が出ていて見ごたえがあったし。何より長男自身がとても楽しんでいるようで、良かった。家では絶対見せないようなイイ顔をして。写真撮影が体育館後方でしか許されないから、今回は観劇に集中することに決めて前方席でかじりついて見た。だから写真は一枚もないのだけれど、この目にしっかり焼き付けたから良しとしよう。二日間も見たしね。



ちなみに劇は2年生7クラスあるうちの4クラスのみが上演し、残りの3クラスは教室で食べ物屋さんをやるという仕組みらしい。たまたま長男のクラスは劇をやる方だった。



さて、私の中での本日のメインイベントは、前述したようにチアダンス部とダンス部を見ること!実は去年の文化祭では全く体育館のステージを見ていなかったので、今年初めての経験だったのだが…こんな素晴らしいパフォーマンスを見逃していたとは!去年の私、何やってたのよ!!と言いたい…。



チアダン、という広瀬すずちゃんの映画があったし、土屋太鳳ちゃん主演の同名のドラマがつい最近までやっていたので、チアは全国的にも身近なものになっていると思うんだけど、私はドラマは見ていないし映画のほうも見ていないし。高校野球にもあまり興味がないので応援のチアダンスも見たことほぼないし。一体、高校生のチアダンスってどういうものだろう?っていう感じで見始めたのだけど。すごいのね!



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キレのある動き、大きな動き。まっすぐな手足をまっすぐに伸ばして、一糸乱れぬラインダンスのような。絵にかいたような開脚ジャンプとか。ほんとにあんな動きができるんだ。しかもみんな笑顔で!



とにかくチア部の子たちがみんな可愛くて!足が長くてまっすぐで!健康美とはまさにこのこと。鍛え抜かれた女子たちのスタイルの良さに、おばさん、シビレましたよ…

家にこんな可愛い娘がいたら、もう、たまらんね~~~。と、本気で思った…

あぁ、私にも娘がいたらねぇ…

などと、妄想していたら。

「娘がいてもチア部に入るとは限らないしね。可愛いとも限らないしね」と、私とは反対にクールな発言の夫よ…。ま、まぁ、そうだわね…。



続いてダンス部の登場である。

チアダンス部とダンス部、これが似ているようでずいぶん違うのね。ダンスのほうは、なんていうか、エグザイル系というかヒップホップ系というのか?もう、私の身体では全然ついていけない系の踊りなわけです。(いやチアダンスのほうも無理だけども)

肩を揺らす、腰をくねらす。私はサンパウロのサンバレッスンでいくら練習しても出来なかったよ、そういう動きが。それを部員みんなが上手にやってのけるとは!すごいな高校生。若さって素晴らしいね!



そうそう、忘れてならないのが吹奏楽部の演奏だ。

この高校、吹部のレベルがとても高く、全国大会出場の経験があるとか…。これは楽しみでしょ!

そしたら期待を裏切らないすごくスムーズで心地いい演奏で、感動しましたよ。まずは宇宙戦艦ヤマト銀河鉄道999とメドレーで。テンポを崩さず、終始流れるように音をつなぐ、素晴らしいヤマトと999でした。3年生が引退し、1,2年だけの演奏だということだけど、十分にハイレベルと感じられました。(吹部の聴き比べをしたことがないので、何がどうハイレベルかは私には判断できないんだけども。聞いててストレスフリー、安心の演奏であることは間違いなかった)

 

最後に「〇高の吹部といえばこれです!」と言って披露してくれた曲がまた最高で…。

曲名を聞いただけではわからなかったけど、メロディーが始まったとたん、あ!この曲!なんだっけ!?昔よく聞いていた曲…そう確か、まさに私が高校生の頃、良く聞いてたあの…なんだっけ?

 

と、非常に懐かしい気持ちでそのメロディーに聞きほれていた。吹奏楽で奏でられるそれは、私が記憶しているシンセっぽい雰囲気のとは違って、もっと奥行きがあって深くて、オリジナルのよりも素敵に聞こえるほどだった。吹奏楽にぴったりじゃん、これ!



T-SQUARE ティースクエア / Sports 【CD】

その曲とは「宝島」

T-SQUAREの11枚目のアルバム、1986年にリリースされた、競泳プールのジャケットの「S・P・O・R・T・S」に収録されている曲だ。吹部の演奏を聴いた後すぐにググったら、そうだそうだ!と腹落ちして。ますます感極まった次第。

スクエア、大好きでよく聞いていたんだよ、平成元年の高校生の私。その当時の曲を、まさか平成30年の高校生が演奏する様子を生で見聞きするとはね…。この突然の思いがけない選曲に、なんか、ふと、涙がでた。

 

そしてふと考えた。

私がもし今、高校生だったら。

何部に入るだろうか、と。

笑顔で踊って観客の声援を浴びて、とにかくかわいいチア部か?

自分の身体を自由に操り、カッコよく踊りまくるダンス部か?

動きのある演奏で観客を魅了する吹奏楽部か?

それともやっぱり、バレー部のマネージャーを選んでいるだろうか?

うーーーーん。

 

あの頃はダンス部とかチア部なんて全然なくって。当時の高校生女子が、今の子たちみたいに、あんなにキラキラと踊りまくる様子はちょっと想像できないのだ。自分含め。自分の友達含め。いや、もしかしたら、ダンス部やチア部が存在していたとしたら、自然な流れで入部する子はいたかも知れないけど…。当時はなかったからねぇ。

 

時代の変化というものを、わが子たちのスクールライフを垣間見ることでずいぶん感じることが多いのだけれど、今日の文化祭で目の当たりにした「踊る女子高生」の存在は、まさに私にとって時代の変化の最たるもののように感じられた。

 

あんなふうに自分を表現し、仲間と一つになって、一つのステージを作り上げて。多くの観衆を魅了する高校生って、なんて素敵なんだろう!

そしてその陰には、もんのすごい努力と、涙と、きっとドロドロしたものなんかもたくさんあるんだろうけれど。それを乗り越えて今日の晴れの日を迎えた彼女たちを思うと。素敵で、いとしくて、それだけで泣けてきた…。自分の娘が出ているわけでもないのに、完全に変なおばさんですが(笑)

 

青春っていいなぁ。

 

私は、自分の高校時代が大好きで。学校も大好きだったし、友達も大好きだったし、部活も、先生方も大好きだった。そう言うと、結構珍しがられることが多いんだけど(案外

学校が好きだったという人は多くない)、私は高校が好きだった。

自分の文化祭での思い出も、今日ひさしぶりに蘇って。あの舞台のあの辺に私は立って、歌を歌っていたな…と、当時の自分をありありと思い出したりした。

(ちなみにそれは久保田利伸のIndigo Waltzっていう非常に美しい曲の、メインボーカルではなくてバックコーラスの3人組の一人だったんだけどね)

 

平成元年の高校生も、やっぱり青春していたし、楽しかったなぁ。

 

うーん、でも、もしチア部、ダンス部があったら、入部してみたかったかも!

あんな風に輝く華やかな女子高生、ちょっとやってみたかったかも!

 

そんな妄想満載で長男の高校を後にし、ステージぶっ通しでお昼ごはんを食べるのも忘れていたため超空腹で(これはリハビリ的に良くないね…)、近くのびっくりドンキーへ駆け込んで遅いランチを楽しんだ三連休の中日でした。(内容を選べば外食も出来るようになった、もうすぐで術後1か月であります。あ、写真のビール風の飲み物は、ノンアルコールビールであります。料理はチーズバーグディッシュ♪)

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おしりカメラを恐れるな(検査の実際と、検査後の注意点編)

おしりカメラを恐れるな(検査の実際編)

 

シリーズと書いておきながら、肝心の「検査はいったいどんな感じなのか?」までたどり着いておりませんでした。昨日、9月6日の午前3時8分に発生した北海道胆振東部地震の影響を受け、北海道在住の両親や友達や親せきのことが心配で心配で、昨日はブログ書けなかったんですよね…。

 

ここでジタバタしても何もならないけれど、やはり心配でテレビ報道ばかり見てしまった一日でした。まだまだ報道されていない被害が各地にあるんだと思っています。北海道は広いし、今回の地震の範囲も本当に広いので。復旧作業にあたっていらっしゃる方々、本当に夜を徹しての作業、おつかれさまです。ありがとうございます。そしてそんな働く人々をサポートする家族の皆さんも、ありがとうございます。愛する北海道の復活のために頑張る皆さんに、私はエールを送ることしかできませんが… 試される大地・北海道は、きっとこの経験を大いに活かし、また一回り大きな大地になることと信じています!

 

さて本題に入ります。

大腸内視鏡検査の実際、と題して当日の様子をお伝えしますね。

 

朝の下剤飲みを頑張った後、もう出るものは何もないわ!状態で私はバスに乗り、20分ちょっと揺られて桜木町駅に付きました。駅前の商業ビル、コレットマーレに私のクリニックは入っています。とても便利です。ちなみにコレットマーレには無印良品やGU、映画館のブルク13、大好きなお洋服屋さんのNOLITAなどが入っていてもともと大好きなビル。上階のレストランも、大きな窓からみなとみらいの美景がよく見えて、上京した友人などを誘って食事するのに最適なんですよ。そんなオシャレなところでおしりカメラっていうのも…なんですけれど(苦笑)

 

病院で受付を済ませ待機していると名前を呼ばれ、検査着に着替えるように言われます。小さな更衣室で着替え、不織布でつくられたネイビーのデカパンツを履きます。これが噂の(?)お尻穴あき検査用パンツであります。あ、お尻の穴あきと言っても、縦に20センチほどのスリットが入っている感じなので、穴がまーるく開いているようなものではございません。全然恥ずかしいデザインではありませんので、ご安心を。気になる方は、「エニマトランクス」で検索!(さすがに楽天にもアマゾンにもなかったよ)

 

そして検査室に呼ばれ、ベッドに横になり、腕に静脈注射が入ります。これがいわゆる「鎮静剤」というもので、まぁ麻酔のようなものなんでしょう。これのおかげで私は胃カメラもぜんぜん怖くありません。本当に、寝ている間に終わってるんですから!痛くもかゆくもないんですよ。

 

…と、今回もぐっすり眠れるのかなと思いきや。胃カメラの時に比べたら、意識はあったのです。無駄話をしているうちに意識がなくなる…ってのが胃カメラでしたが、今回は無駄話しているうちにどうやらカメラがお尻から挿入されたらしく(その感覚はほぼなし、カメラが動いていく感じも全然ありませんでした)。そう、意識は検査中ずっとあったのです。多少ぼんやりとはしていますけれど、はっきりと目はモニターを見ていた。

 

担当してくれた女医さんは、巧みに細い内視鏡を大腸の奥に奥にと進めていき、時々「あ、これ取っちゃいますね」などと言いながら処置を進めています。その様子は私もリアルタイムにモニターで見ているわけです。

 

「取っちゃいますね」と言われたところには、小さなポリープがあったのでした。薄ピンクの小さく盛り上がったのとか、少し黄色く見えるのとか。そうか、これがポリープなのか。しかも、見えたそばから「取っちゃう」ことが出来るのか!と感動していた次第です。内視鏡スコープの先端からメスが出てきて、その場でポリープをつまんで焼き切っちゃうみたいです。洗浄用の水も先端から出てきたりします。おしりカメラはカメラ機能だけじゃないんだ!なんて高性能で合理的な機械なんでしょう。今の医療ってすごいな…とほんと感動です。

 

大腸の奥のほうまで行って、またUターンして戻ってきて。15分~20分ほどでしょうかね、私の体内に内視鏡が滞在していた時間は。割とあっという間です。まぁ、胃カメラが5~10分の検査ですから、それよりはちょっと長いかな。だって大腸は1.5メートルもあるんですから。しかも急な曲がり角が2か所もあるし、ヒダヒダがあって観察しにくい。一方の胃は握りこぶし2つ分と言われますから、20センチちょっとでしょうか。形状は大腸よりシンプルでしょうから、所要時間は短そうですよね。

 

ちなみに、この時は全然痛くもかゆくもなく快適そのものだったのですが、その後手術を控えて再度詳しく検査…ということで有明でやったときは、実はちょっと違和感ありました。あ、今、横行結腸の曲がり角だね?みたいな嫌な感覚がありました。この時も鎮静剤はあまり効かず、意識はずっとあったのは前回と同じ。ちなみに大腸自体は、痛み感覚のない臓器だそうで、ポリープ切られようが何されようが痛くないのですが、たぶんスコープが大腸の壁に触れたりこすれたりすると、ちょっと違和感を覚えるのかもね。そしてそれはひとえに、スコープを操る人の腕前によったりするのかなぁ。

 

そんなこんなで、私は自分の大腸の様子をぼーっと眺めているうちに、はい終わりましたよーと声をかけられたのでした。看護師さんに付き添われて歩いて隣の休息室に移動し、気持ちいいリクライニングソファで小一時間ほど鎮静剤が覚めるまで寝ていました。

 

そして時間が来て、自分の服に着替えたら、診察室に呼ばれます。ここで、検査結果の説明を受けるわけです。ポリープ一つ見つからなかったきれいな大腸の人は、あぁ良かった!でおしまい。次回は2年後とか3年後とか、気になる症状が出たら来てくださいね…とかって言われるのでしょう。

 

私の場合はポリープやらなにやらいろいろある大腸の人だったので(笑)、話はそう簡単ではなく、割と時間がかかったのですけれどね…。

 

結局、クリニックに来てから帰るまでの所要時間は、おおむね3時間ほどでした。

朝の前準備からトータルすると、やっぱり丸一日仕事になっちゃいますね。

 

なお検査当日はクルマはもちろん自転車にも乗らないこと(鎮静剤を使用したため)というオキテがあります。

 

また、ポリープ切除を同時に行った場合は、以下の注意点を守りましょう。

※ポリープ切除はれっきとした「日帰り手術」ですので、保険会社に手術給付金を請求できるんですよ!私はオリックス生命から5万円おりました。クリニックに診療証明書(病院にもよるけど私のクリニックは1件5400円)を書いていただく必要はありますが。

 

食事:3日間は消化の良い食事で、刺激物・香辛料は避けましょう

飲酒:1週間は飲めません

仕事:1週間は重いものを持ち上げたり、激しい肉体労働はできません

運動:ウォーキングのような軽いものを含めて、運動はできません

入浴:3日間はシャワーのみとし、サウナは2週間入れません

旅行:2週間は避けていただきます

(出典:がん研有明病院 内視鏡診察部からいただいた患者向け資料)

 

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→なぜこのような制限がかかるのかというと、やはり切除手術なので、傷口が開いたり出血したりする恐れがあるわけですよ。お風呂やサウナで体が温まると血管が膨張して、出血の危険が高まるんですね。飲酒もしかり。旅行中に出血したら、そこがもし田舎で、適切な処置ができる病院がなかったら命に関わりますよね…。

 

と、まぁ、事前準備も手間がかかれば、事後も(ポリープ切除があった場合は)、結構生活に制限がかかるのが大腸内視鏡検査なのですね…前後含めると都合2~3週間はいろいろガマンしなきゃいけないじゃん!

改めて書き出してみると、なんか、これ、結構大変ね…

 

でもでも!年に1回くらいは、大腸にとことん向き合う3週間を設けてくださいよ。だって、ここで初期がんを見つけることができれば手術で切除できるんだし。ポリープが見つかれば、がん化する前に検査中に切除しちゃえばいいんだし。調べて何にもなければハッピーで安心だし。やらない理由、ないですよね?

 

めんどくさい、とか、2週間も禁酒できないよ、とか、出張続きだから旅行NG期間は設けられないよ…なんて言って先延ばしにしているうちに、ひそかにあなたの体内でがんが発育しちゃってたら…どうします?

もっと大変な目に合っちゃいますよ?

 

と、思いっきり脅してみたところで(笑)、おしりカメラを恐れるなシリーズを閉めたいと思います。さぁ、これを読んだ40歳以上の皆さん。すぐにスケジュール帳を確認して、大腸内視鏡検査の予約ですよ!!!

 

人生、何ごともやるか、やらないか。その2つしかありません。

やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい。いや、この検査、やって後悔することなんて1個もないから♪

ご自身のため、そしてご家族に安心を与えるためにも。今やろう!ね。



(今回は画像ナシの記事となりましたが:さすがに自分の大腸の写真はアップするのがはばかられる…持ってるけどね。検査の様子、大腸の様子を見てみたい方は、Google検索で大腸カメラなどとキーワードを入れて、画像検索すればいろいろ出てきますよ)

今日もいい1日でありますように

有明の朝 しばし見納め。

 

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今朝は最後の朝陽をありがとう。少し夜の眠りが浅かったから、今朝は少しベッドでのんびりしようと思ったけど、applewatch が太陽の位置を教えてくれたから。見に行かずにはいられなくなり…

 

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ここに2年前からお世話になっていると言うおじいちゃんが、建物の反対側が見える窓辺にいたから、朝陽むこうですよ!綺麗ですよ!って言って連れてきてあげた。すると、顔を輝かせて、ここは知らなかったって言って、たいそう喜ばれた(^^)

有明朝陽ウォッチャーとしてこんなに嬉しいことないです。

このスポット知らないなんて、勿体なさすぎる…

 

朝陽のふもとにはディズニーランドに葛西の大観覧車。

東京湾の水面に映る陽の光がきらきらしてて。

本当に素晴らしい朝の風景。

 

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そのおじいちゃんは今日、2年ぶり2度目の手術だそうです。

2年前には大腸と咽頭と、あともう1つなんだっけ。首の後ろのほうを切ったって言ってた。

そして今回は、食道と胃の腫瘍を切るんだそうです。もう年だし体力もないけど、開腹じゃなくて腹腔鏡だからできるんだ、と言ってました。ちなみに全部、単発のがん。どれひとつ、転移がんではないんですって…

 

がんは本当に千差万別。誰一人同じものはありません。

みんなそれぞれに、じぶんのからだに備わったものと、これからも付き合ってゆくのです。

それしかないんです。

 

おじいちゃんはもう自分は80過ぎだから、とほのかに笑い、私が今日退院だと言うと、力いっぱいの笑顔で「そりゃ良かった!」と返してくれた。

大丈夫、おじいちゃんもまだまだ若いよ!

また朝陽見に来てね!って、それぞれの部屋に戻りました。

 

みんなにいい1日になりますように。