おしりカメラを恐れるな(検査当日の朝編)
(検査当日の朝編)
大腸内視鏡検査の当日。
朝から「下剤を2リットル近く飲む」という試練に立ち向かいます。
やり方は2パターンあって、
1.検査機関が家の近くにあるなど、移動が容易な場合は自宅で下剤を飲んでから病院へ行く
2.まず病院に行って、病院にて下剤を飲む
私は両方とも経験しております。
まずはパターン1:自宅で飲む場合
クリニックから、飲むスケジュールを渡されます。私の場合、
朝7時半から飲み始め、1~2時間かけてゆっくり飲み切る。
その間も徐々に排便があるわけだけども、最終的に便の状態が黄色い水のようになったらクリニックに電話してその旨を知らせる。
という流れでした。
ではまず下剤の作り方からいってみましょう!(自分で作るんだよ!)
病院から渡された下剤キットの説明に沿って作ればいいので簡単です。これは、モビプレップという名前の下剤の場合。
A4くらいのサイズの透明な入れ物に、白い粉が入ってます。まずはお水を半分くらいまで入れて…
平らなところに置いて、白い粉の上あたりを手のひらでバンバン!と叩きます。すると、水と粉の境界線が破れて、粉が水に混ざってゆきます…
そして水を既定の量まで追加して、よく振って混ぜれば完成。無色透明の下剤の出来上がりです。
これをチビチビ飲んでいくわけですが…これがなかなか…飲めないのですよ。
味は、そうですねぇ、私にとっては「梅ジュースのごく薄いやつ」でした。ちょっと塩分が効いたような。まぁ成分がマグネシウムでしてね。その味を感じるという方もいます。
モビプレップの場合、150㏄(コップ1杯)を2回飲んだら、水を1杯飲みます。そのサイクルを繰り返していくんです。途中に水を挟むことで味わいがリセットされるのは良いですね。これを最低1リットルは飲みます。
ちなみに、事前に作ったものを冷蔵庫で冷やしておくと、多少飲みやすいといううわさもあります。確かにそうかも!だって、常温の梅ジュース薄め、ですよ。想像するだけでイマイチじゃないです?せめて冷えた梅ジュースのほうが…
さぁその先はもう個人差がありまくりなのですが、
飲み始めて1時間くらい経ったころから、お通じがやってきます。ええ、そりゃ、下剤ですから。お通じ、がんがん来ますよ!でもご安心ください。おなかがキュルキュル痛いということはございません。ウイルスにやられたお腹ではないので。キター!と思ったらトイレに座る。それだけです。
そして都度、出てきたものの状態を確認します。5回、6回、7回…と回を重ねるほどに、その状態は刻々と変化し、最後には小と見まがうような大になります。そうなれば完了!晴れてクリニックに電話していい状況となりました。
もし1リットル飲んだ時点で完了にならなければ、残りの1リットルも飲まねばなりません。だから、早く出てくれお通じよ!と祈る気持ちで過ごすんです。
もちろん、その間テレビ見るなり本読むなり、好きなことをして過ごしてOKです。
で、電話して完了の旨を伝えると、
「では12時10分までにご来院ください」などと時間を言われます。
ちなみに私は10時ちょうどくらいに電話したのですが、ええと、あと2時間後なのですね検査は… ずいぶん先なのね… という印象でした。
これは、同じ日に何人もヨーイドンで朝から下剤を飲んでいるわけでして。完了タイミングはひとそれぞれ違うんですね。で、結局は早い者勝ちの論理なんだと思います。早く完了した人から順に、検査予約が埋められていくようです。(私のクリニックの場合ね)
なお自宅からクリニックまではバスで20分ほどですので、余裕で到着できるのですが、これが1時間以上かかるとなると道中のお通じが心配かもね…。もっとも、完了を告げた時点で、ほぼすべてのお通じは出きった感があるので、移動中突然に!という可能性は低そうですけども。
移動が心配な方は、パターン2の「病院に行ってから下剤を飲む」を選択されると良いでしょう。ちなみに私は手術前の詳しい検査のために、入院した病院でもう一度やったんですが、その時は病院にて下剤を飲むことにしました。朝早かったし、遠かったので。
なおその際は、一つの部屋に何人も検査受ける人がいて、みんなで一斉に2リットルに立ち向かいました。こちらのメリットとしては、
・周りの人と励ましあいながら頑張れる
・下剤は病院側で作ってくれているので、自作しなくていい分ラク
くらいかなぁ…。
ちなみに2回目に飲んだ下剤は美味しくて!梅風味じゃなかったの!
ほんのり甘い、ポカリ味でした。なので、一口飲んで「これはぐいぐい行ける!」と嬉しくなっちゃった。ちなみにその下剤の名前は「マグコロール」
一見マグロに見えるので、私は勝手にマグロと呼んでいますが…。マグロはおすすめです。
ただしこれは、途中に水を挟んではいけないんです。ひたすらこればかりを2リットル…
味に飽きたら、なぜかアメをなめていいということになっていて、アメがたくさん常備されていました。
美味しいと思ったマグロも、やはり、同じ味を2リットルはきついです…
でもここで頑張らないと!きれいな腸にしないと!
だってカメラに便が映ったらねぇ、恥ずかしいじゃないですか。いや、恥ずかしいというより、正確な診断の妨げになりますからね。食事制限と、下剤からの腸洗浄は、絶対頑張りましょう。
(消灯時間が来ちゃったので、続きはまた明日…)
やっと逢えた、有明の朝陽
やっと逢えたよ、生まれたての太陽に。濃ゆいオレンジの真ん丸が、だんだん赤みを捨ててゆき、光の力を放ち始める朝陽。
見ているだけで飽きませんね。
部屋の消灯が21時半で、眠りにつくのが22時。そうすると目覚ましなしでも17時過ぎには目が覚める。今日は腕時計見たら17時18分だったので、慌てていつもの定位置に。するとちょうど雲の中から朝陽が顔を出したとこでした。やった!と心の中で小さくガッツポーズ(^^)この時を待っていたんだよ。
変化の少ない病院での生活。でも身近な変化はたくさんあるよ。何よりこの窓から見える大きな空。自然はどんなときも移ろいゆき、私たちにパワーをくれるね。
そして私の身体も、日々、変化しています。
1度カラになり、動きを休めていた私の小腸は、食べ物を最終的に身体から出すと言う久しぶりのお仕事に戸惑いつつも、日々頑張ってます。
昨日より今日、そして今日より明日の自分が確実に元気になれることを楽しみに目覚める。そんな日々も、悪くない!
今日のゴハンはなーにかな(^^)
おしりカメラを恐れるな(事前準備編)~これ読んだ40歳以上は絶対受けて!大腸内視鏡検査~
胃カメラに対して、「おしりカメラ」という言葉って聞かないですよね。
一応念のためグーグル先生に聞いてみても、おしりカメラっていう単語は出てきません…
もっともっとポピュラーになっていいと思うんですけどね、おしりカメラ。
いや、ポピュラーにならなきゃダメです。人生100年時代のニッポン、これからますます、大腸がん患者は増えるんですから。予防の一環として、絶対必要です、おしりカメラ。
さて私が言うところのおしりカメラとは、正式には「下部消化管内視鏡検査」またの名を「大腸内視鏡検査」と言います。
胃カメラは皆さんイメージしやすいと思いますが(口とか鼻からカメラ入れて上部消化管:食道・胃・十二指腸を観察しますね)、大腸を見るためのカメラは、大腸に近い穴、つまりお尻の穴:肛門から入れて、下部消化管:大腸や小腸の一部を観察するわけです。だから、おしりカメラと呼びたいのです。
私も正直、おしりカメラなんてものがあることは知りませんでした。恥ずかしながら。
その存在を知ったのは、去年の秋に、会社の健康診断でピロリ菌が見つかった時にやったみなとみらいにあるクリニックにて。そこは胃内視鏡と大腸内視鏡の二つを売りにしているクリニックだったので、二つのパンフレットが置いてありました。へ~おしりからカメラ入れる検査があるのか~へぇ~何を調べるんだろう??? くらいの反応。その時はね。
それで今年の夏。
自分がおしりカメラをすることになっちゃいましてね。
やはり会社の健康診断で、今年は便潜血検査で陽性が出まして。要精密検査・D判定がついちゃったんですよ。そうなると大腸内視鏡検査をやりなさい、という話になるんです。すぐに私は胃カメラでお世話になったクリニックにすぐさま電話し、かくかくしかじかで検査を受けたいと申し出ると…
まずは初診が必要ですと?
検査が予約可能なのは1か月後とな!!!
そんなに先なの!
そんなにおしりカメラ人気なの???
もう、すぐにでもお願いしたい気マンマンだったので、1か月後…というのは拍子抜けでしたが。実はこの検査は、事前の準備がもろもろ少々やっかいなところがありまして、綿密なスケジューリングが必要なんですよ。
ということで、
ここからは具体的な手順をお伝えしていきますね。あくまで私の場合ですが。
(詳細な手順は、ご自身が受ける病院の規定を確認・遵守くださいませ)
1.病院に電話し、初診の予約を入れる
※いきなり検査はしてくれません。まずは初診で先生と一回お話をします。
2.初診にて、検査を受けたい理由を述べる。そして検査日を予約する。
※理由は「ちょっとお腹の調子が…」「家族がかかってて…」「気になる出血が…」などなど?
※理由によっては保険適用になり、検査費用が変わるのですよ。
※私の場合は検診の要精密検査だったので、6000円くらいでした。定価は2万ちょっとらしい。クリニックにもよりますが。
3.検査3日前くらいから食事に気を付ける:消化しにくいもの(海藻、キノコ類、ナッツ類、繊維質の多い野菜など)をとらない。ゴマとかキウイの種などにも注意。生キウイサワーとかは避けよう。お酒はまだギリギリ飲んでも大丈夫。(飲みすぎはだめよ)
※慎重な方は3日前から制限されるとよいかと。基本的には前日さえ徹底すれば良いと思われます。
4.検査前日は徹底した食事制限をする:病院で売っている前日食事セット(私のところは
エニマクリン eコロン)または病院から指定された食事(おかゆ、すうどん…)のみを3食。アルコール、コーヒーもNG。
5.検査当日は朝から絶食。そのかわりに朝から約2リットルの下剤を飲み、腸洗浄をする
※ここについては次回詳しく書きます
6.検査の時は公共交通機関でいく。その日はクルマも自転車も運転しちゃだめ
7.検査当日はなんだかんだと朝から夕方までかかるので、その日は仕事をお休みする
…と、まあ、こんな具合ですので、飲み会が入っている週とか、車の運転予定がある日とか、大事な商談がある日などには検査を入れてはいけないのであります。
そうすると結構、スケジュール帳とにらめっこしつつ、綿密に検査日を決めなければなりません。私も飲み会の計画と週末の予定をよくよく確認し、かつ、病院の空いている日、かつ自分が休めそうな日…の一致点を探す、ということになります。
なので、検査日を予約する時には、1週間先以降の検査希望日をいくつか候補として頭に入れておくと良いでしょう。
う~ん、こうやって書き出してみると、胃カメラよりもずいぶん準備事項が多くて確かにハードル高い感じがしますなぁ…
でもそんなハードルに負けてはいけません!
この程度のハードルを越えられないようでは、大腸がんの早期発見など出来ないのですから…(経験者は語る)
(次回:検査当日編 に続きます。明日公開予定)
今ここにいること、ここでブログを書いている私がいることの意味
また新しい月曜日に出会えました。
この場所に帰ってこられました。
今ここにいること。ここで1週間前と同じようにキーボードを打っていること。
なんてことのない日常の、なんてことのない月曜日だけど、
ここまで意外と長くて、短くて
まだちょっとふわふわとした変な感じがあることは否めませんが…
とりあえず、私は元気で今ここにいます。
出産以外で、初めて病院に入院し、
先週の今日、わたしは人生初の手術を経験していました。
ここは有明。
病名はあえて書きませんが(やっぱり文字にするのはややためらわれる…)
そういうことが、私の身の上に起こってしまったのでした。
幸いにして、
多くの入院患者さんと比べれば
私の症例は軽いもので。
みなさまの御心配には及びませんが(どうかご安心くださいね)
それでもやはり、手術は手術。
全身麻酔ですから。
何が起こってもおかしくないわけで。
医療に絶対大丈夫はありえない。
家族とハグしてお別れし、
ひとりで手術室に足を踏み入れた時のあの感情は…
これからどうなっちゃうの私?
もうみんなに会えないの?
ここから出てきたときの私は、どんな私なの?
思い出しても泣けるわ…
手術は予定通り行われ、
幸いにも順調に回復し
いまの私があります。
手術を経て、
私の身体は前とは違ってしまったけれど。
そのことが辛くないわけがないし、
悲しくないわけがないけれど。
そんなことよりも、またこうしてブログを書ける身体にまで戻れたこと。
そっちのほうが何十倍何百倍も嬉しいのです。
この経験を通して、思いがけず私はまた
新たなミッションを持つことになりました。
(いや誰にも頼まれてないのですが・笑)
私の大切な人たちが
私と同じような目に遭うのは見たくないの。
こんな経験をしなくて済むように、
いまみんなが出来ることはいろいろあるよ。
そのことを私は、これから伝えていきたいんです。
誰よりも元気でパワフルで、
食べること飲むことが大好きだった私についた
新しい肩書は
「がんサバイバー」
今後ともよろしくお願いします。
※ブログ名も今日から変更しました~
(旧)ワインと山とブラジルと
(新)Só vive uma vez ~人生楽しく、かろやかに~
新ブログ、横文字部分の読み方は「ソー ヴィーヴィ ウマ ヴェィス」ポルトガル語で「人生一度きり」の意味です。
食事制限中の身につき、しばらくワインも山もブラジルもおあずけなのでね(苦笑)
「人生の転機」は、突如としてやって来た
いま私は、結構おおきな「人生の転機」を迎えていて。
超・超・元気な体なんですけど、
有明の某所にてお世話になっております。約2週間。
私は自己紹介の時かならず「好奇心旺盛で」と枕詞のように言っているほど、
まだ見ぬ新しい世界を見に行くのが大好き。
初めてのことに出会うことは、大好物です。
初対面の方とお話しすることも好き。
今いる場所、
そして、
これから体験する世界はまさに、未知の世界であります。
だから、ちょっと楽しみではある。
でも、自分が変わっていく怖さも、もちろんある。
今日までの自分と、明日からの自分が違ってしまうということ。
今まであったものが、なくなるということ。
一体、どういう感じになるのでしょう。
今日まで超・超・元気な体が、
明日はそうでなくなるという不思議な現実。
自分でもまだこの現実を、
なんとなく受け入れられないような、
そんな今日であります。
覚悟は十分、できているはず、なんだけどね。
このことをブログに書くのはどうかとも思ったし、
だからずっと何も書けないでいたけれど、
やっぱり今日、なんとなく書きたくなったから書くことにしました。
次ここに自分がどんな心境を綴りに来るか、
それもまだ未知数で、
自分でもそれが楽しみでもあります。
どうかごゆるりと、私の転機を見ていてください。
♪ちなみにBGMは嵐「ワイルド・アット・ハート」
一度きりの人生 転がるように
笑って泣いて生きてゆこうぜBaby♪
泣けるポイント満載だった、夏の葉加瀬太郎フェスin葛西臨海公園
この夏、葉加瀬太郎氏がプロデュースする、ご本人の生誕50周年記念フェス、
「葉加瀬太郎サマーフェス'18 – 〜50thanks evolution〜」に行ってまいりました。とても楽しい夏の一日だったので、次回は皆さまもぜひ♪
ってことで、長めのレポートです。
午後からゆっくり家を出て、電車で葛西臨海公園まで移動した。ラッキーにもずっと座って移動することができた。到着したのは2時半ごろ。1番暑い時間帯だ。駅から歩いて10分ほどで公園のエリアに入った。指定されたエリアで1人1枚の敷物に座って観るスタイル。思ったよりぎゅうぎゅうづめでもなくて、なかなか悪く無い。大人のピクニックみたいで愉快な気分♪
ほどなくして葉加瀬太郎氏本人がステージに登場。最初の演目、STARDUST REVUEの紹介が始まった。電車の中でSTARDUST REVUEの曲を予習してきた。だからこそ、最初の音が流れた時はかなり感動的だった。ボーカルはしわがれた声に聞こえたけど、歌い出すとそれがまた味があって素敵だ。歌がとてもうまいと思った。「木蓮の涙」と言う歌は本当に泣ける。愛する人を亡くした歌なんだけれども、なんだか聞いているといろんなことを想像してしまった。
葉加瀬氏のバイオリンとのコラボも素晴らしい。こんなふうに、ゲストアーティストと葉加瀬氏のバイオリンが絡みながら、コンサートが進んでいくようだ。
続いて出てきたのはなんだかDJのようなお兄さん。クレバと言う人であった。聞いたことも見たこともない人だけれども、声はとても良かったし、盛り上げる気質も良かった。
途中は少し会場内を散歩し、屋台をひやかしたりしてまた位置に戻った。
その後、ソルト&シュガーが始まった。こちらも初めてだったけれどどうやら佐藤竹善さんのグループらしい。この二人もまた歌がうまい!ペアの塩谷哲と言う人は、私が好きだったフュージョングループ:カシオペアの人らしい。これは隣の夫に聞いた話だ。
その次が矢野顕子さん。出てきてピアノに座っておもむろに弾き初めて歌いだした。この人の歌もかなり個性的で独特な感じ。「ラーメン食べたい」も歌っていた。思わずラーメン食べたくなった。そんな気にさせる歌のチカラって実はすごいと思う。帰りは駅前でラーメンを食べようと言う話になった。ここで葉加瀬氏がまた出てきて、アッコさんのCDは全部持ってます!と言っていた。バイオリンとのコラボの曲もとても良かった。「Prayer」、祈る人と言う曲らしい。矢野顕子は坂本龍一の奥さんだったっけと言う話になり、気になってググって調べたら2006年に離婚していた。坂本美優のお母さんであることは間違いない。そして坂本龍一も確かがんだったよね…という話に発展する。もうなんでも話題はがんに向かってゆく。
何曲も続けて聞いていると、とても暑くなってきた。私は奥のトイレのある小屋に移動して休んでいた。潮風が建物を通り抜けて、ちょっと楽な感じ。
そうこうしているうちに、次のさだまさしの歌声が聞こえてきた。なのでまた急いで戻った。さだまさしがまたとても良かった。トークがとても面白いし歌も聞かせる感じ。なんといっても「北の国から」をアカペラで歌ってくれたのが、もうとにかく素晴らしかった。途中みんなで大合唱したけれど、私もかなり本気歌いした。今日の出演者たちはみんな歌がうまいなぁ。さすが葉加瀬氏が選んだ人たちだと思う。
次に出てきたのが、先ほどDJを進めていたクレバである。どうやらソロのラッパーのようだ。全然知ってる曲は無いのだけれども、声がとてもいいし、聞いていて気持ちが良い。サングラスをかけて出てきたけれど、途中で外したらめちゃめちゃかっこよくてびっくりした。そしてとても人気がある。アラフォーの女性たちが立ち上がって盛り上がっていた様子には驚いた。クレバは一体何者なのだろうか。帰りの電車の中で調べたら、KREVA とは、KICK THE CAN CREWのボーカルらしい。そうだったのね!とても人気があるのもうなずける。
クレバに続いて登場したのがラッツ&スターの鈴木雅之である。まさに、絵に描いたような鈴木雅之であった。スリーピースのスーツ姿で登場した。時は猛暑の真夏である。そのことを自分でネタにしていた。鈴木雅之もまた歌がとてもうまかった。当然ですが。
ここで驚いたのは、葉加瀬氏のみならずゴスペラーズがステージに登場したことである。正確に言うと、ラッツ&スターでゴスペラッツと言うらしい。今日は酒井さんとリーダーの二人が出てきた。ちなみに私たち夫婦はかなりのゴスペラーズ好きである。コンサートに行くレベル。
「め組のひと」を歌ってその後は「ランナウェイ」も歌った。もう昭和歌謡の骨頂タイムである。そしてその後にはさだまさしも出てきて、3·11を記念して作ったという歌が出てきた。美しい曲であった。それより何より最も印象的であったのは、最後に「夢で逢えたら」をみんなで歌ったことだ。この曲は大滝詠一作曲の美しいメロディーであり、大滝ファンの夫が隣でほとんど泣きそうになりながら喜んでいた。そんな彼を見て、なんだかわたしは幸せになった。
そしてついに、私がとても楽しみにしていた槇原敬之の登場である。実は鈴木雅之の後にわたしは屋台にかき氷を買いに行っており、作ってもらっている途中にもうマッキーが歌い始めていた。「もうショーが始まったから急いで作れ!」と屋台のボスが若造に言っていた。ありがとうボス。わたしのソワソワが伝わっていたね。
私はかき氷を待ちながらもマッキーの歌を口ずさんでいた。「もう恋なんてしないなんて」が1曲目であった。そして急いで席に戻り、オペラグラスでマッキーの顔を見たら相変わらずの感じで年を重ねたマッキーであった(笑)。あのヒゲはどうしたことであろうか。それでも歌はやはりマッキーの歌声である。なんと2曲目には大好きな「遠く遠く」を歌ってくれた。これには私は思わず涙が出た。とても思い入れのある曲であるから。
そして続いて葉加瀬氏が登場した。コラボの曲は「どんなときも」。50歳になるマッキーには高温がちょっと厳しいかな~と思ったのと、さすがにこの曲は古いかな…と思ったが、みんなで歌えたのでまぁよかっただろうか。これも本気歌いをした。マッキーの曲はどれもフルに歌えるから、かなり喉が疲れる。でも歌いたいのだ、みんなと一緒に。
最後が「世界に一つだけの花」であった。改めて歌ってみると本当に歌詞が素晴らしい曲だな。これにも涙が出た。隣の席にいた小学生の女の子もしっかり歌っていたので驚いた。世代を超えて歌われるこの曲は、本当にすばらしいと思った。しかしマッキーと葉加瀬氏のツーショットはお世辞にも「美しい」とは言い難いなぁ。「歌に見た目は関係ない」と言うことを、強く私に教えてくれた2人である。
さぁそして!いよいよ待ちに待ったクライズラーアンドカンパニーの登場である。俺はこのために来たんだ!と夫が今日一番の楽しみにしていたが、それとは裏腹に会場の盛り上がりのなさにはちょっと驚いた。先ほどまでスタンディングしていたマッキーのファンたちが一様に座り始めたのである。会場はいったん、仕切りなおされ、落ち着いた感じに。
1曲目は「ビーナスラブ」と言うオリジナルの曲であった。何かのニュースのテーマソングであっただろうか。クライズラーの曲は、いつも名前が分からなくなる。かっこいいベース弾きの長身の男の人も健在であった。名前は竹下さんと言うらしい。ポマードで髪を固めた七三がお似合いの斉藤さんと言うキーボードの人も健在であった。彼らのコンサートに行ったのは3年位前であろうか。今日はバンドとして、その時以来の復活らしい。だからこそ夫の感動も大きいのだ。
次の曲は「恋は魔術師」である。ここで出てきたのがまたKREVAである。意外と彼のDJが曲に合っていてとても良かった。そしてビバルディの「春」ドヴォルザークの「新世界」があり、サン・サーンスの「水族館」もあった。往年のクライズラー節、炸裂である。
そしていよいよフィナーレは「情熱大陸」。ゲスト総出の豪華な一曲となった…。
しかし…葉加瀬太郎フェスなのに、エトピリカとかさ、葉加瀬太郎オリジナル曲がこの「情熱大陸」しかないって、ちょっとびっくりだったわよ!もうちょっと聞きたかったよ!
来年はどんなゲストが登場するのかな。彼と同じ世代を生きるアラフィフにはたまらない内容の大人の夏フェスになること、間違いなし!とだけは言えるでしょう。楽しいよ~♪
国家資格キャリアコンサルタントを受ける方にぜひおすすめしたいアレコレ
私を合格に導いてくれたもの。
それは、養成講座で指導してくださった先生方と、共に学んできた10人の同期の仲間たち。この10人と一緒にいた時間は、養成講座の12日間 合計106時間(プラス飲み会数回・笑)だけなのですが、実習の中でお互いにたくさん自己開示し、同じ思いでゴールを目指し、励ましあい、時に涙し…。本当に素晴らしいかけがえのない仲間となりました。
私の通っていた講座(テクノファ)は、とても小さいけれどアットホームで圧倒的に先生方の質が高くて。だってテーマごとに先生が違うんですよ。しかも、その道の第一人者と言っても過言ではない素晴らしい講師陣です。
たとえば、キャリコン受験者の必読書の一つである
新版 キャリアの心理学―キャリア支援への発達的アプローチ の著者、渡辺三枝子先生とか。
【新品】【本】産業カウンセリング辞典 日本産業カウンセリング学会/監修 松原達哉/編集 木村周/編集 桐村晋次/編集 平木典子/編集 楡木満生/編集 小沢康司/編集の著者、小澤康司先生とか。
筑波大学の教授で、
働くひとの心理学―働くこと、キャリアを発達させること、そして生涯発達すること
の著者、岡田昌毅先生とか…
何といっても、1泊2日の究極の「自己理解合宿」(これは私が勝手に名付けましたが)、CDW(キャリア・デベロップメント・ワークショップ)が講座に組み込まれています。
この経験は本当に大きかったなぁ…。
そのワークショップの一部を、以下の記事で書きましたが
本当にこれはおすすめです。
もし、これから試験にチャレンジしてみよう、養成講座で学んでみようと思う方がいらしたら、この養成講座を心からおすすめいたします。(川崎駅徒歩7分ほど:なお、講座は土日連続なので、富山など遠方から参加される受講生さんもいらっしゃいますよ~)
ご興味ある方、紹介制度がありますので(笑)、コメント欄からお知らせください(コメント非公開ですのでご安心ください!)。ちょっと良いことがあるかも知れません。
この養成講座の先生方に加え、大変お世話になったのが、ウェブ上で様々な試験対策講座や動画、ノウハウをお伝えしてくださった先生方です。豊富な現場実践を積まれたこれらの先生方からは、養成講座では得られなかった多くの気づき・実践を教えていただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
・まんだむてれお さん
Youtubeがとても役に立ちました!キャリア理論の解説とか、カウンセリング事例とか。時折はさみこまれる「キャバクラ」ネタがさりげなく面白くて(笑)ものすごくわかりやすいです。
・キャリ魂太郎 さん
メルマガ、ブログ、そしてYoutubeと多方面でお世話になりました。時に辛口な本音のトーク、びしびし響きました。
・原田 政樹 さん
「みんなで合格☆キャリアコンサルタント」
という学習サイトの運営者様です。このサイトは本当に素晴らしいです。これなしには合格できなかったかも…。
・津田 裕子 さん
「キャリコン シーオー」というサイトを関西で運営されています。短いYoutube動画での解説がわかりやすく、同じ女性として学ばせていただく点が多かったです。
すべて無料で利用させていただいたのですが(スミマセン)、本気で最短合格を目指す方は、有料コースでみっちり学ばれると良いと思います。私は、養成講座も終盤に差し掛かったころにこれらのサイトを知ったので、遅まきながら…の感がありました。もっと早く知っていればもっと良かったのに、と思ったので、これからの皆さんにお伝えした次第です。
最後にもう一つ、強烈にオススメしたい本があります。
キャリコンを目指す方のみならず、就活生・新入社員などの若い方、転職や企業で悩むサラリーマン、子育てと仕事の両立で悩む女性…すべての働く人に読んでいただきたい一冊。しかもめちゃくちゃ面白くて、思わず声を出して笑ってしまう一冊です。
好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則 [ 楠木建 ]
ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件 (Hitotsubashi business review books) [ 楠木建 ]
こちらの本が有名ですが、好きなようにしてくださいは最高に好きです、私。
働く人のさまざまな悩み相談を受け、「好きなようにしてください」と回答する…というシンプルな話なのですが、その相談事例がもう、あるある!!なのです。で、回答の根拠がまた実にハッキリスッキリ、爽快で気持ちいい。
昭和歌謡の要素もふんだんにちりばめられ(チヨとキャリー、ひばりとテレサ等々)、思い出すだけで爆笑なのですが。内容はとってもキャリコン向けです。楠木先生のようなスタンスで、相談業務にあたりたい…と私は思います。好き、ってすべての原動力だと思うから。
詳しくはぜひ、本を読んでみてくださいね~。