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松田聖子 アルバムの名曲を語るシリーズその3:櫻の園(1999年アルバム「永遠の少女」より)

櫻の園

作詞:松本隆/作曲:大村雅朗

1999年12月18日リリースの32thアルバム「永遠の少女」収録

 

小さい頃の夢は「聖子ちゃんになること♪」だった私が、大きな聖子愛を持って聖子ソングを語るシリーズ。

 

この「櫻の園」は、99年の曲なので、私にとっては新しめの聖子ソング。そして、去年まで知らない曲だったんですよね…。

 

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作曲した大村雅朗さんの追悼番組を見て、この曲の誕生エピソードを知りましてね…

大村さんについては以下の記事に詳しく書いています。

calorina.hatenablog.com

 

 

聖子ちゃんと同郷で、聖子ちゃんより少し年上のお兄ちゃん的存在だった大村さん。

プライベートで悩みがあった時も相談できるほど、聖子ちゃんにとって頼れる存在であり、素晴らしい作曲家・編曲家だった大村さんは、若干46歳で急逝されました。

 

そして、亡くなって数年経って見つかった楽譜、最後に作曲された遺作というのがこの曲だそうです。

大村さんの美しいメロディーに、松本隆さんが詞を付けました。

これを誰に歌わせよう?となったときに、やっぱり聖子だろう、と松本さんが言って。

そしてレコーディング当日まで、誰の作品かを聖子ちゃんには知らせていなかった。

 

で、メロディが流れて歌いだそうとした聖子ちゃんは、気付いてしまうんですね。これが大村さんの曲だと…

そしてレコーディング中に号泣したと…(涙)

 

そんなエピソードが、番組の中で描かれていて。もう、それだけで、涙ですよね。

歌詞がね、また、大村さんに捧げる歌詞になっててね…。聖子ちゃんじゃないですけど、ほんとに、情景を、気持ちを想像すると、泣けて泣けて歌えなくなる曲です。

 

はかなく咲いて散る桜の花を、美しい言葉で歌い上げていますが、

そこここに、大村さんの思い出が詰まっていますよね。

 

♪散り急いだ無数の花が空を覆うの 木の下で振り向くあなたの幻 もう一度会いたい

 

♪あなたにだけ 囁くように歌ってあげる 肩に置く優しい両手の重みを 今もふと感じる

 

大切な人を亡くした経験がある人には、もう、響きまくってどうしようもない切ない曲です。

 

私は毎年、桜の花が散り行く様子を見るたびにこの曲を思い出し、

一年に一度は歌わずにいられません。そして、涙せずにはいられません…

 

こちら、カロリーナが歌ってみた音源です。よろしければお聞きください♪

 

#Pokekara で『#櫻の園』を歌ってみたよ!聴いてみてね!私のIDは961262239。再生ページURL:https://u.pokekara.com/mv/1378616367964299264

 

原曲はこちら。

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