~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

ヒースロー発、リスボン経由でサルヴァドールへ


ついにサルヴァドールへ戻る日がやって来ました…。なんかすでにスペインでの日々が遠い昔のことのようなんですけど…。



出発は11時25分、ヒースローの第一ターミナルです。
そういえばヒースローって、ターミナルが5つくらいあるんですって?巨大ですのぅ。
それこそ間違えたら大変!



空港までの移動は、荷物が大量かつこまごま(スーツケースはリモワ一つ、あとはバックパックとか大きめボストンバックが複数…行きはリモワに潜ませておいたもの)。
なので、もう、ホテルからタクシーに乗っちゃいました。
日曜日の朝と言うこともあり、道路もすいてて、ラクに空港に到着〜



いつもはドキドキする荷物の超過重量。でも今回はバッチリよ。どれも絶対32キロ以下だから。ふふふ。
身軽になったところで、いざ、免税店巡り♪
ここでの目的はBody Shop。空港の免税店で買うのが一番安いわよ〜、との情報を頂いていたのだ。



がっ!
なんと、ターミナル1にはボディショップは入ってないんですって。残念。
仕方ない…。



気を取り直して、なんとなくフラフラとお店を見ていたら、とあるバッグにビビっと来てしまった。
これよ!私が求めていたバッグは!
旅行の際の細長い航空券とかパスポートとかの紙類が折り曲げずに入って、なおかつ、子供っぽくなくカジュアルすぎず、どんな服装にもマッチして、薄くて小さいショルダーバッグ。
今使っているのは、日本でセールで買ったレスポのもの。これ、大きさとか使い勝手は抜群なんだけど、デザインがもろカジュアルでポップなのよね。もうちょっと落ち着いたオトナな感じのショルダー、ないかしら…
手頃であることはもちろん必須条件。



そしたら、出会ってしまった。これは出会いだ、まさに。
Radley:ラドレーというロンドンのブランドだそうです。何がツボって、マスコットがテリア犬なの〜〜〜♪
色も、最近のマイブームな紫があって。
これこそ、出会い…



さらに、可愛いお財布も手頃な値段で買えちゃう。上質なのにお手頃。素晴らしいぞロンドン!




免税価格と言うことで、街中で買うよりもお得なようだし。こういうのを衝動買いと言うのですが、出会ってしまったから仕方ないのです。
大事にするよ〜。



そうこうしているうちに、もう搭乗時刻が迫っていた。
出国審査は特に並ぶこともなくスムーズ。
ただ、手荷物検査がなかなか厳しいのね、ロンドンって。ダンナいわく、ヒースローは世界一厳しいとか???
靴までは脱がされなかったけど(あ、ブーツの人はもれなく脱がされてましたが)。



そして乗りこんだTAP機。定刻で出発です。
周りには、私たちと同じように、リスボン経由でブラジルに戻るブラジル人も結構いました。コイの隣に座ってた若い女性二人組は、リスボン発ベロ・オリゾンチ行きのTAPに乗るんですって。
それにしても飛行時間2時間の間、休むことなくこのお姉さんたちとポル語で生き生きと会話していたコイ…アナタって一体…。
英語となるとシャイだけど、ポル語だと生き生きするんだからもう。いいんだか悪いんだか…。



乗り換えのリスボンでは、また行きと同じハロッズカフェで食事しよう!と張り切っていた。
そして入国審査場の前に来たら、係員に「乗り継ぎの人はコチラ〜」と促され、入国審査なしで通れるゲートの方に向かってしまった。これが失敗でねぇ。
そちらから入ってしまうと、免税店・飲食店エリアの大半を占める部分に、入れないのだ。
どういうことかと言うと、免税店・飲食店エリアの中に「出国審査場」があり、そこを抜けた先が、今わたしたちがいる「搭乗口エリア」なのだ。
出国審査場を逆戻りすることは出来ない。むむむ…



でもまだ時間はたっぷりあるし(と言っても2時間程度だったんだけど)、ハロッズでやっぱり食べたい!
その思いが強かったので(どこまでも食いしん坊家族)、来た道を逆戻りし、また「入国審査場」まで戻ったのであった。で、いったんポルトガルに入国し、いったん1階の到着エリアに入り、すぐに2階に上がって再び手荷物検査を受け、やっとのことでハロッズカフェのある免税店エリアへ…
なんともしちめんどくさい手順を踏んでしまった。ハロッズカフェのために!



と、言うわけで、リスボン空港で乗り継ぎがあり、かつ、乗り継ぎ時間が豊富にあり、免税店やハロッズカフェに行きたいと言う方は、係員の「乗り継ぎはコチラ」の声を無視して、ポルトガル人やポルトガルに入国したい旅行者に混じって、入国審査場に向かって下さい。
もちろんそれをやると移動距離も時間も手続きも増えるので大変なんですけどね。
シンプルに直接搭乗口エリアに行った場合も、数軒のショップと簡単なカフェはあるので、そこまでハロッズカフェにこだわらない人は、おとなしく係員に従いましょう。



で、念願のハロッズカフェ(笑)
この日の日替わりメニューは、嬉しいことに、Arroz do Pato(アローシュ・ド・パト:鴨ご飯)。これ、美味しいのよ〜。ポルトガルの名物料理の一つでね。
頑張ってここまで移動してきたかいがあったよ…。



せっかくだから、とハロッズショップにも立ち寄り、私が29ポンドで買ったイヤーベアの価格調査をしたところ…確か49ユーロであった。
円換算すると、ロンドンが3770円、ポルトガルが5200円。やっぱり本場の方が安いのねぇ!



免税店では食品コーナーで少し購入。美味しそうな生ハムのパックと、スペインの発泡ワイン、カヴァを1本。こういう美味しいものが、ブラジルで買うよりずっとずっとずーーっと安いのが嬉しい。
ほっといたらワインを3本も4本も買いそうだったので、ガマンガマンと立ち去った…。



あっという間に乗り継ぎ時間は過ぎ去り、またも定刻でTAP157便サルヴァドール直行便は出発。ほぼ満席だ。すごい。
夕方の4時半に乗って、時差も手伝って、サルヴァドール到着は夜の9時15分。5時間で到着しちゃったよ〜
ええ、実質8時間なんですけどね。



時間帯が時間帯なので、そう眠くもならず、私はほとんどずっと起きてました。
免税品のカタログを穴があくほど見つめたり(笑)
持って行ってたノートパソコンに写真を取り込んで整理したり、ブログを書いたり。有効に時間を活用しましたよん。



8時間のフライトなんて、本当にあっという間に思える。ヨーロッパは近い。
そして、休暇の時間を、ものすごく有効にフルに使える時間帯で直行便が飛んでいるから、もう、サルヴァドールからの海外旅行はヨーロッパで決まり!
…と夫婦揃って心底思ってしまうくらい、今回のヨーロッパ旅行は良かった。



食べ物はすべて大満足だった。入ったお店全部が全部美味しかった。いつも下調べしてからレストランに入るけど、ここまでアタリが多い旅もなかなかないよ。
買い物も想像以上に楽しめた。もう、しばらくサルヴァドールで買い物はしないぞ。というか、ブラジルで買い物したくなくなるなぁ、日本とかヨーロッパで買い物を満喫しちゃうと…
そして男性陣もサッカー観戦をフルに楽しめて大満足。
各地で友達と楽しい時間を共に過ごせたことも、普段サルヴァドールで日本語に飢えている私たちにとっては、本当に嬉しく、かけがえのないひと時だった。
いろんなお楽しみがぎゅぎゅっと詰まった、本当にいい旅でした…



ブラジルに来てからの旅行は、自然満喫系もしくはリゾート滞在系の旅が多く、今回のような都市型旅行は本当に久しぶりだった。
やっぱ旅は雄大な自然に囲まれるのがいいよね♪子どもものびのびできるしね♪
なんて思ってた私たちだけど、バルセロナもロンドンも…つまり都市型の旅もすっごくいい。思ったより、子どもたちが楽しんでいたのも印象的だったなぁ。
(なにせ現在発展中のサルヴァドールに暮らしてるもんだからさ、都市型公共交通…二階建てバスとか地下鉄とか…を見て乗って、それだけでも楽しくてしょうがない我が息子たちよ)



そう、たぶんね、日本からヨーロッパ旅行するのと、サルヴァドールからヨーロッパ旅行するのでは、感動の度合いがかなり違うと思うのよ。
一般的な旅の感動(風景がステキとか食べ物が美味しいとか)に加え、
サルヴァドールからだと、
「あぁなんて洗練されたサービス♪→サルヴァドールでは対価に見合うサービスがなかなか受けられないからね」
「犬が多いのに道路に全然落し物がないなんて!→サルヴァドールの道は下を見ながらじゃないと歩けないよ」
「服をたくさん着ることって、なんてオシャレなの!→ほぼ半裸状態の常夏暮らしなもので重ね着が新鮮」
「へぇ、高額紙幣(せいぜい5000円ですが)を出しても、快くおつりを出してもらえるんだ→サルヴァドールでは嫌な顔される、もしくは、おつり自体がないことが多い」
…と言った、日々の生活に直結するささいな感動がたっぷり味わえますからね。ふふ。



だからやっぱり、旅はやめられません。
体力がある限り。
食欲がある限り。
健康である限り… どんどん自分の足でいろんな土地を踏み、空気を吸い、感動を得たい、と思う。
行き先はいくらでもあるからね。