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よかったねリオでオリンピック開催決定!


午前中ずっと外出していて、なんだかどっと疲れて午後一番で家に帰ってテレビをつけたら、何やら騒がしくてリオがお祭り騒ぎになっていて…
間もなくオリンピック開催が決まるかも!という時間帯だったのだ、ちょうど。


決まるかどうかわからない状態で、これだけの人がコパカバーナ海岸に集まり、黄色と緑のブラジルカラーに身を包み、カルナヴァルばりに大騒ぎしていて。
決まるかどうかわからないのに、よくぞここまで!さすがブラジル人!と思ってみてたんだけど…
この盛り上がり。国民みんなが、リオで、南米初のオリンピックが開催されることを、本当に本当に待ち望んでいる盛り上がり。
これが一番なのかな、と思った。やっぱり、歓迎の気持ちを持たせたらブラジル人は世界一だと思う。


多くの移民を受け入れてきて、移民によって成り立ち、ある意味世界各地に親戚がいるっていうのがブラジル人だから。
どこの国からお客さんが来ても、とにかく明るく受け入れてくれる。それこそがブラジル人だから。


オリンピックを開催するに当たり、精神的な面だけで言うと、ブラジルは文句なしに世界一の国だと個人的には思いますです。はい。
そこにホテルの数がどうとか、競技場の規模がどうとか、治安とか都市交通とか言われると、もう…すみませんまだまだ至らない国で、と言うしかないんだけども。
でも、そんなことは、この先いくらでもどうにでもなると思うのよ。
ないものは作ればいい。モノはいくらでも作れるでしょ。


けれど。
この、ブラジル人気質というのは、ここでしか培うことが出来ないと思うから。
たとえ東京に決まっても、日本人気質を、ブラジル人並みに「オールウェルカム状態」にすることは無理でしょう。


ポルトガル語では、acolhedor(アコリェドール)と言う。辞書には「もてなす人」って書いてある。
これが一番のブラジル人気質だと、私はこの国に4年間住んでみて思ったんだ。
2016年、リオにやって来る選手たちや関係者や観光客のだれもが、このブラジル人気質に触れることになる。自然体で外国人を受け入れられる、そんなブラジル人をみんな実感すると思う。
それってすごくいいなぁ、と。
人は宝です。ええ。


ブラジルが大きく成長するための、大きなチャンスを与えてもらえたね。
少なからずブラジル国民は自信と責任を持ち、2016年に向かって進んで行くと思う。
その歩みのペースはたぶんゆっくりで、ギリギリまで動かないことも多くて、みんなをひやひやさせること間違いなしだけど(笑)、やる時はやるよブラジルは。
きっとものすごいオリンピックを見せてくれるよ。


ほめついでにもう一つ。4都市のプロモーションビデオを見比べても、リオのが私は好きだったなぁ。シカゴのも良かったけど、東京は実写が少なくてなんか淋しくて、マドリッドのは画面がちゃかちゃかしすぎて目が疲れた(年のせい?)。
リオはテンポよく、いい感じで街と人々を伝えてた気がする。華やかだなぁ、あの街は、いつ見ても。素敵。
ブラジル人気質に触れてもらえること、そして、世界でも有数の美しいあのリオの街を見てもらえること…その2点において、本当に今回はリオに決まって良かったと思うわけです。

…と、いいことばかり書きましたかね。

でも今日はおめでたいから。私も今日はブラジル人とともに浮かれさせて下さい♪
開会式で1万人サンバとか、絶対あるだろうな(笑)


最後に動画を一つ。リオの紹介ビデオ、イベッチも登場する2分強のロングバージョンでお楽しみください。