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泣けるポイント満載だった、夏の葉加瀬太郎フェスin葛西臨海公園

この夏、葉加瀬太郎氏がプロデュースする、ご本人の生誕50周年記念フェス、

葉加瀬太郎サマーフェス'18 – 〜50thanks evolution〜」に行ってまいりました。とても楽しい夏の一日だったので、次回は皆さまもぜひ♪

ってことで、長めのレポートです。

 

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午後からゆっくり家を出て、電車で葛西臨海公園まで移動した。ラッキーにもずっと座って移動することができた。到着したのは2時半ごろ。1番暑い時間帯だ。駅から歩いて10分ほどで公園のエリアに入った。指定されたエリアで1人1枚の敷物に座って観るスタイル。思ったよりぎゅうぎゅうづめでもなくて、なかなか悪く無い。大人のピクニックみたいで愉快な気分♪

 

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ほどなくして葉加瀬太郎氏本人がステージに登場。最初の演目、STARDUST REVUEの紹介が始まった。電車の中でSTARDUST REVUEの曲を予習してきた。だからこそ、最初の音が流れた時はかなり感動的だった。ボーカルはしわがれた声に聞こえたけど、歌い出すとそれがまた味があって素敵だ。歌がとてもうまいと思った。「木蓮の涙」と言う歌は本当に泣ける。愛する人を亡くした歌なんだけれども、なんだか聞いているといろんなことを想像してしまった。

 

葉加瀬氏のバイオリンとのコラボも素晴らしい。こんなふうに、ゲストアーティストと葉加瀬氏のバイオリンが絡みながら、コンサートが進んでいくようだ。

 

続いて出てきたのはなんだかDJのようなお兄さん。クレバと言う人であった。聞いたことも見たこともない人だけれども、声はとても良かったし、盛り上げる気質も良かった。

 

途中は少し会場内を散歩し、屋台をひやかしたりしてまた位置に戻った。

 

その後、ソルト&シュガーが始まった。こちらも初めてだったけれどどうやら佐藤竹善さんのグループらしい。この二人もまた歌がうまい!ペアの塩谷哲と言う人は、私が好きだったフュージョングループ:カシオペアの人らしい。これは隣の夫に聞いた話だ。

 

その次が矢野顕子さん。出てきてピアノに座っておもむろに弾き初めて歌いだした。この人の歌もかなり個性的で独特な感じ。「ラーメン食べたい」も歌っていた。思わずラーメン食べたくなった。そんな気にさせる歌のチカラって実はすごいと思う。帰りは駅前でラーメンを食べようと言う話になった。ここで葉加瀬氏がまた出てきて、アッコさんのCDは全部持ってます!と言っていた。バイオリンとのコラボの曲もとても良かった。「Prayer」、祈る人と言う曲らしい。矢野顕子坂本龍一の奥さんだったっけと言う話になり、気になってググって調べたら2006年に離婚していた。坂本美優のお母さんであることは間違いない。そして坂本龍一も確かがんだったよね…という話に発展する。もうなんでも話題はがんに向かってゆく。

 

何曲も続けて聞いていると、とても暑くなってきた。私は奥のトイレのある小屋に移動して休んでいた。潮風が建物を通り抜けて、ちょっと楽な感じ。

 

そうこうしているうちに、次のさだまさしの歌声が聞こえてきた。なのでまた急いで戻った。さだまさしがまたとても良かった。トークがとても面白いし歌も聞かせる感じ。なんといっても「北の国から」をアカペラで歌ってくれたのが、もうとにかく素晴らしかった。途中みんなで大合唱したけれど、私もかなり本気歌いした。今日の出演者たちはみんな歌がうまいなぁ。さすが葉加瀬氏が選んだ人たちだと思う。

 

次に出てきたのが、先ほどDJを進めていたクレバである。どうやらソロのラッパーのようだ。全然知ってる曲は無いのだけれども、声がとてもいいし、聞いていて気持ちが良い。サングラスをかけて出てきたけれど、途中で外したらめちゃめちゃかっこよくてびっくりした。そしてとても人気がある。アラフォーの女性たちが立ち上がって盛り上がっていた様子には驚いた。クレバは一体何者なのだろうか。帰りの電車の中で調べたら、KREVA とは、KICK THE CAN CREWのボーカルらしい。そうだったのね!とても人気があるのもうなずける。

 

クレバに続いて登場したのがラッツ&スターの鈴木雅之である。まさに、絵に描いたような鈴木雅之であった。スリーピースのスーツ姿で登場した。時は猛暑の真夏である。そのことを自分でネタにしていた。鈴木雅之もまた歌がとてもうまかった。当然ですが。

 

ここで驚いたのは、葉加瀬氏のみならずゴスペラーズがステージに登場したことである。正確に言うと、ラッツ&スターゴスペラッツと言うらしい。今日は酒井さんとリーダーの二人が出てきた。ちなみに私たち夫婦はかなりのゴスペラーズ好きである。コンサートに行くレベル。

 

「め組のひと」を歌ってその後は「ランナウェイ」も歌った。もう昭和歌謡の骨頂タイムである。そしてその後にはさだまさしも出てきて、3·11を記念して作ったという歌が出てきた。美しい曲であった。それより何より最も印象的であったのは、最後に「夢で逢えたら」をみんなで歌ったことだ。この曲は大滝詠一作曲の美しいメロディーであり、大滝ファンの夫が隣でほとんど泣きそうになりながら喜んでいた。そんな彼を見て、なんだかわたしは幸せになった。

 

そしてついに、私がとても楽しみにしていた槇原敬之の登場である。実は鈴木雅之の後にわたしは屋台にかき氷を買いに行っており、作ってもらっている途中にもうマッキーが歌い始めていた。「もうショーが始まったから急いで作れ!」と屋台のボスが若造に言っていた。ありがとうボス。わたしのソワソワが伝わっていたね。

 

私はかき氷を待ちながらもマッキーの歌を口ずさんでいた。「もう恋なんてしないなんて」が1曲目であった。そして急いで席に戻り、オペラグラスでマッキーの顔を見たら相変わらずの感じで年を重ねたマッキーであった(笑)。あのヒゲはどうしたことであろうか。それでも歌はやはりマッキーの歌声である。なんと2曲目には大好きな「遠く遠く」を歌ってくれた。これには私は思わず涙が出た。とても思い入れのある曲であるから。

 

そして続いて葉加瀬氏が登場した。コラボの曲は「どんなときも」。50歳になるマッキーには高温がちょっと厳しいかな~と思ったのと、さすがにこの曲は古いかな…と思ったが、みんなで歌えたのでまぁよかっただろうか。これも本気歌いをした。マッキーの曲はどれもフルに歌えるから、かなり喉が疲れる。でも歌いたいのだ、みんなと一緒に。

 

最後が「世界に一つだけの花」であった。改めて歌ってみると本当に歌詞が素晴らしい曲だな。これにも涙が出た。隣の席にいた小学生の女の子もしっかり歌っていたので驚いた。世代を超えて歌われるこの曲は、本当にすばらしいと思った。しかしマッキーと葉加瀬氏のツーショットはお世辞にも「美しい」とは言い難いなぁ。「歌に見た目は関係ない」と言うことを、強く私に教えてくれた2人である。

 

さぁそして!いよいよ待ちに待ったクライズラーアンドカンパニーの登場である。俺はこのために来たんだ!と夫が今日一番の楽しみにしていたが、それとは裏腹に会場の盛り上がりのなさにはちょっと驚いた。先ほどまでスタンディングしていたマッキーのファンたちが一様に座り始めたのである。会場はいったん、仕切りなおされ、落ち着いた感じに。

 

1曲目は「ビーナスラブ」と言うオリジナルの曲であった。何かのニュースのテーマソングであっただろうか。クライズラーの曲は、いつも名前が分からなくなる。かっこいいベース弾きの長身の男の人も健在であった。名前は竹下さんと言うらしい。ポマードで髪を固めた七三がお似合いの斉藤さんと言うキーボードの人も健在であった。彼らのコンサートに行ったのは3年位前であろうか。今日はバンドとして、その時以来の復活らしい。だからこそ夫の感動も大きいのだ。

 

次の曲は「恋は魔術師」である。ここで出てきたのがまたKREVAである。意外と彼のDJが曲に合っていてとても良かった。そしてビバルディの「春」ドヴォルザークの「新世界」があり、サン・サーンスの「水族館」もあった。往年のクライズラー節、炸裂である。

 

そしていよいよフィナーレは「情熱大陸」。ゲスト総出の豪華な一曲となった…。

 

しかし…葉加瀬太郎フェスなのに、エトピリカとかさ、葉加瀬太郎オリジナル曲がこの「情熱大陸」しかないって、ちょっとびっくりだったわよ!もうちょっと聞きたかったよ!

 

来年はどんなゲストが登場するのかな。彼と同じ世代を生きるアラフィフにはたまらない内容の大人の夏フェスになること、間違いなし!とだけは言えるでしょう。楽しいよ~♪