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おしりカメラを恐れるな(事前準備編)~これ読んだ40歳以上は絶対受けて!大腸内視鏡検査~

胃カメラに対して、「おしりカメラ」という言葉って聞かないですよね。

 

一応念のためグーグル先生に聞いてみても、おしりカメラっていう単語は出てきません…

もっともっとポピュラーになっていいと思うんですけどね、おしりカメラ。

いや、ポピュラーにならなきゃダメです。人生100年時代のニッポン、これからますます、大腸がん患者は増えるんですから。予防の一環として、絶対必要です、おしりカメラ。

 

さて私が言うところのおしりカメラとは、正式には「下部消化管内視鏡検査」またの名を「大腸内視鏡検査」と言います。

胃カメラは皆さんイメージしやすいと思いますが(口とか鼻からカメラ入れて上部消化管:食道・胃・十二指腸を観察しますね)、大腸を見るためのカメラは、大腸に近い穴、つまりお尻の穴:肛門から入れて、下部消化管:大腸や小腸の一部を観察するわけです。だから、おしりカメラと呼びたいのです。

 

私も正直、おしりカメラなんてものがあることは知りませんでした。恥ずかしながら。

 

その存在を知ったのは、去年の秋に、会社の健康診断でピロリ菌が見つかった時にやったみなとみらいにあるクリニックにて。そこは胃内視鏡大腸内視鏡の二つを売りにしているクリニックだったので、二つのパンフレットが置いてありました。へ~おしりからカメラ入れる検査があるのか~へぇ~何を調べるんだろう??? くらいの反応。その時はね。

 

それで今年の夏。

自分がおしりカメラをすることになっちゃいましてね。

 

やはり会社の健康診断で、今年は便潜血検査で陽性が出まして。要精密検査・D判定がついちゃったんですよ。そうなると大腸内視鏡検査をやりなさい、という話になるんです。すぐに私は胃カメラでお世話になったクリニックにすぐさま電話し、かくかくしかじかで検査を受けたいと申し出ると…

 

まずは初診が必要ですと?

検査が予約可能なのは1か月後とな!!!

そんなに先なの!

そんなにおしりカメラ人気なの???

 

もう、すぐにでもお願いしたい気マンマンだったので、1か月後…というのは拍子抜けでしたが。実はこの検査は、事前の準備がもろもろ少々やっかいなところがありまして、綿密なスケジューリングが必要なんですよ。

 

ということで、

ここからは具体的な手順をお伝えしていきますね。あくまで私の場合ですが。

(詳細な手順は、ご自身が受ける病院の規定を確認・遵守くださいませ)

 

1.病院に電話し、初診の予約を入れる

※いきなり検査はしてくれません。まずは初診で先生と一回お話をします。

 

2.初診にて、検査を受けたい理由を述べる。そして検査日を予約する。

※理由は「ちょっとお腹の調子が…」「家族がかかってて…」「気になる出血が…」などなど?

※理由によっては保険適用になり、検査費用が変わるのですよ。

※私の場合は検診の要精密検査だったので、6000円くらいでした。定価は2万ちょっとらしい。クリニックにもよりますが。

 

3.検査3日前くらいから食事に気を付ける:消化しにくいもの(海藻、キノコ類、ナッツ類、繊維質の多い野菜など)をとらない。ゴマとかキウイの種などにも注意。生キウイサワーとかは避けよう。お酒はまだギリギリ飲んでも大丈夫。(飲みすぎはだめよ)

※慎重な方は3日前から制限されるとよいかと。基本的には前日さえ徹底すれば良いと思われます。

 

4.検査前日は徹底した食事制限をする:病院で売っている前日食事セット(私のところは

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エニマクリン eコロン)または病院から指定された食事(おかゆ、すうどん…)のみを3食。アルコール、コーヒーもNG。

 

5.検査当日は朝から絶食。そのかわりに朝から約2リットルの下剤を飲み、腸洗浄をする

※ここについては次回詳しく書きます

 

6.検査の時は公共交通機関でいく。その日はクルマも自転車も運転しちゃだめ

 

7.検査当日はなんだかんだと朝から夕方までかかるので、その日は仕事をお休みする

 

…と、まあ、こんな具合ですので、飲み会が入っている週とか、車の運転予定がある日とか、大事な商談がある日などには検査を入れてはいけないのであります。

 

そうすると結構、スケジュール帳とにらめっこしつつ、綿密に検査日を決めなければなりません。私も飲み会の計画と週末の予定をよくよく確認し、かつ、病院の空いている日、かつ自分が休めそうな日…の一致点を探す、ということになります。

 

なので、検査日を予約する時には、1週間先以降の検査希望日をいくつか候補として頭に入れておくと良いでしょう。

 

う~ん、こうやって書き出してみると、胃カメラよりもずいぶん準備事項が多くて確かにハードル高い感じがしますなぁ…

でもそんなハードルに負けてはいけません!

この程度のハードルを越えられないようでは、大腸がんの早期発見など出来ないのですから…(経験者は語る)

 

(次回:検査当日編 に続きます。明日公開予定)