~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

米倉涼子のCHICAGO


ミュージカル「シカゴ」と言えば、オペラ座の怪人ミス・サイゴンと並び、私が大・大・大好きな演目の一つ。
日本でブロードウェイ公演があったときに見たのが確か最初で、その後は映画版にもハマり映画館で2〜3回鑑賞しDVDももちろん買い…
おととしロンドン旅行に行った時にも、現地で見てきましたよ。
(その時の記事はコチラ



そのくらい大好きなシカゴなんだけど、ちょうど今年もまた、ブロードウェイからやって来ると言う。
私同様、ミュージカル好きなダンナの情報。
そして今回はなんと、日本人女優の米倉涼子ロキシーを演じると!



彼女がニューヨークでシカゴに出たというニュースには心底驚いたけれど、その彼女を生で見られるんだ〜
見に行きたいな〜
と思ってたら、ダンナが夜な夜なチケットサイトをチェック。まだいい席が残ってたから、2枚予約したよ!と。
そーですかそーですか、大黒柱様がチケット取ってくれるんだったら喜んで♪
ということで、行って参りました。米倉涼子のCHICAGO in 赤坂ACTシアター

むかーし、初めてシカゴを見たのも同じシアターだったなぁ…
と思って赤坂駅に着いてみたら、なんだかすっかり様変わりしていてびっくり!
地下鉄駅から直結の素敵な通路があって、大きなビルにつながっていて。
ACTシアターも、昔は簡易的な感じがしたけれど、建て直したのかな。しっかりしたシアターに様変わりしていた。
TBSの夏のイベントもちょうど行われていて、なんだかとても賑やかな赤坂…。

さてシアター内に入ってみると、まず目に入ったのが大きくて豪華な花輪のかずかず。
良く見ると、橋田壽賀子とか桜井翔とか、有名人の名前がズラリ。壁を埋め尽くす花たちはすべて、米倉涼子さん宛てです。
そうなんだ、初演は金曜日。で、今日は日曜日。まだ生花たちはいい香りを漂わせながら、生き生きと飾られていたのです。
ミュージカル見る前に、すごくキレイな花たちを愛でさせてもらって、かなり得した気分。これ、来週ならもう撤去されているだろうなぁ、さすがに…
(と思ったら、1週間後に行ったダンナも、花輪を見たよ〜とのこと。生花ってエアコン効いてると長持ちするのねぇ)



席はほぼ満席。
定刻通りに音楽が鳴り始め、ワクワクするファーストシーンが始まると、もうそこからは完全にシカゴの世界にトリップ…
全体のダンス美を裸眼でみつつ、時にはオペラグラスで役者さんたちの細かい表情を楽しみ…
音楽も場面も、もう完全に頭に入っているから、日本語字幕なんて見ずに、目の前の役者さんたちに集中です♪



そして米倉涼子ロキシー



良かった。すっごく良かった!
まずその圧倒的なスタイルの良さ、手足の長さ、ダンスのうまさは本当に素晴らしい。
存在感は、本場ブロードウェイの役者さんたちに全くひけをとってません。
フォッシー独特の振付、肩の動き、手首の動きも完全にマスターしてましたねぇ。違和感ナッシング。素晴らしいです。



そして英語のセリフ。これがまた上手でびっくり!
すっごくすっごく頑張っていました。ここまで到達するのがどれだけ大変なことか…
まさに、想像を絶するほどの努力を、彼女はしたんだろうなぁ。
アメリカ人に聞かせても、全く恥ずかしくないレベルと思われる、流れるような英語を聞かせてくれましたよ〜
お見事です。



一つだけ惜しい点が、歌かなぁ〜
他の役者さんとからみながらの歌はまだ良いのだけれど、ソロで歌うシーンが2つくらいあってね。しかも2曲目はボーイズをはべらせて華やかに魅せる長いシーンなんだけれども、これは…涼子ちゃん頑張って〜〜〜と応援したくなるような。
そんなシーンでした。



でもでも、ほんと、総合的には本当に素晴らしい米倉涼子ロキシーでした。


私の中での米倉涼子ちゃんと言えば、CanCam(キャンキャン)という女性ファッション誌のモデルさんをしていたイメージしかなくてねぇ。
大学時代や社会人をはじめたばかりのころ、よく雑誌で見ていたモデルさんの一人、なんだよねぇ。私にとっては。
(その頃は長谷川理恵とか藤原紀香が同じくキャンキャンのモデルとして登場していたなぁ〜)



だからね、そんな彼女が、歌って踊ってしかも英語でセリフを!しかもあのシカゴに出る!っていうのはもうギャップが大きいこと大きいこと。
同じ女性として、こんなにビッグに成長した米倉さんを見ることは、とても嬉しく、誇らしいことでした。
って、親戚のおばちゃんでもイトコでもなんでもないんだけれども(笑)
でもそんな気持ちで。とっても楽しく爽やかにシカゴ鑑賞を終えたのでした。



個人的には、ママ・モートンが最高でした。イメージ通りだし、歌がすっごくうまいし。
彼女とヴィルマ・ケリーが歌うデュエット「Class」は鳥肌ものでしたねぇ…



あまり書くとネタバレになるので、このあたりにしておきましょうかね。



なんたって今夜はダンナが見に行く日です。
そうなの、私たち、二人でデート鑑賞じゃなくってね。1週おきに一人ずつ別々に見に行くの。
残った方は、コイ&アレックス担当(笑)



ひとり鑑賞はそれはそれで楽しくて。
上演後、チケット半券提示でビールが200円オフという優待割引狙いで(笑)ベルギービールの店に入ったら、隣に同じくおひとりさまの女性がいてね。
彼女もやっぱりシカゴ帰りで。思わずシカゴ話で盛り上がった次第。
和歌山から米倉涼子見たさに上京し、明日とんぼ帰りするという若い彼女。ひょんなことから楽しいベルギービールナイトをご一緒出来て、嬉しかったわん。



というわけで、シカゴ通の方もそうでない方も、日本人女性がブロードウェイのキャストと共演しているという貴重な舞台。見て損はありませんぞ。
外国人の中にたった一人の日本人。その苦労がどれだけのものか、多少なりとも想像が出来るだけに、本当に彼女の頑張りには感動を覚えました。
今後の舞台も頑張ってね〜涼子ちゃん♪



最後にオマケ写真をふたつ。
私のお気に入りCDのジャケットに写っている、若い頃の米倉涼子ちゃんを。


これね、Can Cam selects for FRIENDSというタイトルの、キャンキャンが構成した英語ポップスのコンピレーションでね。ShaniceのI Love Your SmileとかSwing Out SisterのBREAKOUTとか、いい曲が入ってるのよ〜
なんと97年にリリースされてるので、もう15年前のものだわ〜。びっくり。
モデルさんたち、可愛いのぅ…