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サルヴァドールから日本への引っ越し


実家に帰って来て、やっと、やっと、少しばかり時間の余裕が出来ております。(これを書いているのは8月1日)
日本への引っ越しまでの1か月、そして日本に引っ越して来てからの1か月。本当に毎日が目まぐるしく過ぎてゆき、記録しておきたいこともたくさん発生していたのだけれども、いかんせん書く暇がありませんで。
このままだと、例年の日本滞在記が立ち消えしているように(笑)、引っ越し記も記憶の彼方に消えてしまう〜
サルヴァドールから日本への引っ越しなんて、きっともう人生で2度と経験しないことだろうから、やっぱり書いておかないとモッタイナイ!



と言うことで、しばし、引っ越し騒動を振り返っておきたいと思います。
長文覚悟で。お付き合いくださいませ。



最初に言っておきたいのは、何と言っても、今まで経験した引っ越しの中で一番大変だった!ということ…
人の引っ越し、モノの引っ越し、そして、犬の引っ越し…
もう2度とやりたくない!ってくらい、大変でしたわ。


まずはこのうち、モノの引っ越しについて。
流れとしては、こんな感じ。
日本からブラジルに来るときに利用したのと同じ、会社指定の引っ越し業者さんが、なんとサンパウロから見積もりに来てくれる。
サルヴァドールには支店がないからね)
→事前に自分たちで荷造りするためのダンボール箱をサンパウロから送ってもらう
(これがまた。何度も催促しないと送ってくれなくてねぇ…)
→当日、サンパウロから作業員が我が家にやってくる。全員で必死に荷詰めするも、5時過ぎても終わらず…
→まさかの引っ越し二日目に突入。必死で正午に終わらせる。
(だって見積もり時には「荷物が少ないから、1日で余裕で終わります」って言われてたんだよ〜 だからもう予定が入ってるんだよぅ…)



ほんとにねぇ。
さすがブラジルの引っ越しだわ、という感じでした。
まずは見積もりの甘さ。
一日で終わるって言ってたのよー。作業員6人で一気にやりますから大丈夫、って。



そしてダンボール到着の遅れ。
こちらとしても、日々、様々な用事をこなしながらの引っ越し準備です。早めにダンボールを確保して、早目に荷詰めしていきたいよね。
だけど、それがかなり遅れた…



で、当日。
作業員6人で一気に、って言ってたのに!
来たのは作業員3人プラス指揮官1人。まぁ、この指揮官も作業員同様、一生懸命荷詰めをしてくれたけどさ。
引っ越しにおける6人と4人の差は大きいよ。
話が違うよ〜〜〜



それでも終えなきゃならないのが引っ越し。
だから私たち夫婦も必死で箱詰め作業をした。額に汗して。いや、もう、サルヴァドール暑いよ。まだ真夏じゃないぶん暑さのピークではないけど、それでも30℃レベルの暑さ。
そんな中での、ほとんど無言の作業ですよ。きつかった…



さらには、箱詰め作業をしようにも、ダンボール箱が足りなくて詰められない!という、およそ引っ越しにおいては信じがたい事態も発生。
というのは、ダンボール箱を積んだ引っ越しトラックが、渋滞にはまったんだか途中で事故ったんだかで、予定より到着が数時間おくれていたのだ。
まぁ、ブラジルですもの。いろいろあるさね。そりゃわかる。
けど、時間的にお尻が決まってることだからさ。焦るよね。おじさんたち、サンパウロまで帰らなきゃならないんだし。次の引っ越しもあるらしいし。




サンパウロから来た作業員のおじさんたちは一生懸命やってくれてたけど、なんせ、手が遅い。
そして、詰め残しがやたらと多い。
たとえば、食器棚の一部を丸ごと詰め忘れているとか。
逆に、「これは箱詰めしないで、残してね」と指示しておいた、友達に返却するための本とかDVDとかを船便荷物に入れてしまうし…
そしてそれがどの箱に入れてしまったか覚えてないって言うしーーー(涙)



恐ろしいことに、私たちの寝室兼書斎部屋には、作業員および指揮官のおじさんの誰一人として一度も足を踏み入れてないんですよ。
一部屋ぶん全部、私たちにおまかせ状態。
この箱には何が入っているかを書きだした荷物リストも、確か、日本を出るときは業者のおじさんが作成してくれてた気がしたけど、それをしている様子は見られない。
オソロシイ…
でも、私たちも荷詰めに必死で、リスト書きに費やす時間もない。



あれ?これって、一応、おまかせパックってやつじゃなかったのか???
おまかせパックってさ、私たちは指示出しするだけで、荷詰めは作業員の人たちが全部やってくれるもんじゃないの…?
その定義は定かではないが、まあとにかく、私たちは過去最大の労働量を捧げた次第です。
ま・じ・で・つ・か・れ・た…。



まさかの引っ越し2日目は、なんとしても正午までに終えなければ。
コイの学校での行事が控えているから。
ということで、必死に頑張って、なんとか終えた。けど、上記のとおり、引っ越しリストは未完成のままだし、なんかもう最後はやっつけ仕事みたいな感じで、全体的に「だいじょうぶか???」という空気満載の荷出し完了…



そして引っ越しリスト問題だけど、
なんと、私たちが日本に帰国して10日ほど経った頃、メールで引っ越し会社からリストが送られて来た…。
一応、箱ごとの内容品リストがあって、それぞれの補償用金額を入れろ、というものであった。
ん、ということは、一度サルヴァドールで詰めた箱をサンパウロで一度開封し、内容を確認し、リストを作成したのだな…。
そうとしか考えられない。だって、引っ越し業者が全く見ていない、私たちだけで詰め込み作業したものに関しても、リストが上がっていたもの!
なんと手間のかかる作業よ…
っていうか、い、いいのでしょうか、そういう流れで…


これだけでもう、サルヴァドールを出てから2週間近く経っているわけです。
一般的に、ブラジルから日本への引っ越し船便は、到着まで3か月かかると言われています。
これはたぶん、最短で3か月、なのでしょう。
ウチのような地方都市→日本の場合、3か月どころか、一体どれだけかかることか。



そんなわけで、荷物が到着するまでは「だいじょうぶか???」状態が続いているわけで。
まだまだ「引っ越し落ち着きました〜快適ライフです〜」とは言えない、横浜新生活。



そういえば、1か月で届くと言われていた航空便ですが。
これもまた、全く音沙汰がありません。
ちなみに、ブラジルを経った日が6月22日。軽く1か月経過した8月1日現在、ぜーんぜん、届いてませーん。
ブラジルの税関のストとか何とか、いろんな要因があっての遅れだろうけども、
待つ身としては、辛いわぁ〜



冬用の羽毛布団が入っているので、お願いですから、冬が来る前に届いてください…。



(そういえば、引っ越しの写真、一枚も撮ってない…。当時は、あまりに忙しすぎて疲弊しすぎてて、写真どころではなかったのだー)