大御所ジルベルト・ジルのクラシックなコンサート♪
芸術の秋…なのでしょうか。
当地サルヴァドールでは、先月あたりからビッグアーティストのコンサートが相次いでおります。
この間あったのは、大物アーティストChico Buarque(シコ・ブアルキ)のショウ。でもチケットはすでに売り切れで、行けなかったの。残念。
以前サンパウロで彼のショウに行った時の印象はかなりイマイチだったので、今度はリベンジで!と思って楽しみにしていたんだけど。娯楽の少ないサルヴァドールですから、こういうイベントごとはすぐに売り切れるのね〜
そして先日、金曜の夜に行われたのが、やはり大物アーティストでブラジルの文化大臣も務めた経験を持つGilberto Gil御大のショウ。御年70歳になられたんだそうで、それを記念してという意味もある今回のコンサート。とっても素晴らしかったのです、これが。
まず素敵なのが、Orquestra Sinfônica da Bahia (Osba)、オズバの愛称で知られるバイーア交響楽団とのコラボレーションだと言うこと。バイオリンやチェロの調べとともに、バイーア音楽ならではの軽快なパーカッションが入ったり、カポエイラでおなじみのビリンバウが入ったり…
もうそれだけで聴いてて楽しくて大満足!
そこに乗っかるジルベルト・ジルの歌声が、温かくて華やかで優しくて…
いつもの元気ハツラツ、北島サブちゃん似のノリノリおじさん!(すいません、私の印象ってこうなの…)、というテイストももちろん含みつつ、この日はとても柔らかく、きれいな、心地よい歌を聞かせてくれました。
あまりに心地よくて眠気が襲ってきて大変でしたが(笑)
会場はほぼ満席で、拍手の音も響き渡る素敵な音響環境で、本当に大満足のショウでした。
金曜・土曜の二日間の開催だったけど、二日目はチケット完売って言ってましたよ。
これは行って大正解。
それにしても70歳とは思えぬパフォーマンスです。お元気すぎる!
ギタリストとしてご自身の息子さんも参加していて、全体的にほのぼのとした、ハートウォーミングなステージでしたよ。